皆さん、こんにちは!
成田で英語を学生さんに教えるようになって数年が立ち、最初は英検4級とか3級から始めた塾生さんも、準1級に挑戦できるレベルに成長してきました。
おそらく、今回の英検では合格を勝ち取る子も出てくると思います。(まだ1次試験の合格発表の前ですが、すでに2次試験の練習をスタートさせています)
準1級って、ただのテクニックや単語を覚えるだけでは太刀打ちできない、「本物の英語力」が試される試験ですよね。
2級までなら「なんとなく」で通用していた部分も、準1級になると通用しなくなります。
語彙レベルは7,500〜9,000語、長文の内容も社会問題や科学的なテーマが中心。さらに、新形式では要約問題も加わり、総合的な英語力が問われるようになりました。
今日は、私が普段どんなふうに準1級の指導をしているのか、その「中身」を少しお話ししたいと思います。
結局のところ、魔法のような近道はなくて、地道なトレーニングの積み重ねなんですよね←これがこのブログの結論になります。
▼準1級の全体像を知りたい方はこちら
英検準1級 一発合格ガイド
1. 語彙力アップには「Anki」が最強
まず準1級でぶつかる壁といえば、「単語」です。
「パス単」を買ったものの、眺めているだけで眠くなる…なんて生徒さんは多いのではないでしょうか?
ちなみに、単語帳は今はパス単よりExがおすすめです。
2024年度のリニューアルで語彙問題は18問(単純語彙14問、熟語4問)と語彙問題の数自体は変更されましたが、その重要性は全く変わっていません。むしろ、問題数が減った分、一問一問の重みが増しています。
18問中13問以上の正解が合格の目安です。約72%という高い正答率が求められます。
でも、ただ単語帳を開いて「見る→覚える」を繰り返すだけでは、記憶に定着しないんですよね。
Ankiで「忘れる前に復習」を自動化
私の塾では、記憶定着アプリの「Anki」をフル活用して、語彙を叩き込んでいます。
Ankiのすごいところは、忘れかけたタイミングで自動的に復習させてくれるところ。
これが「分散学習」という科学的に証明された記憶法で、長期記憶に定着させる最強の方法なんです。
ただ単語は意味を覚えるだけじゃなくて、どんな使われ方をするかも知らないと役に立たないので、例文を必ず音読しましょう!
そこまで意識して、自分の言葉として使えるレベルまで持っていきます。
単語テスト
毎回のレッスンでは、単語テストを実施しています。
私が横でチェックしているので、何度も間違える単語には暗記のとっかかりになるような語源などの解説を加えます。
「知っている」だけじゃなくて「使える」状態になって初めて、長文読解やライティングで役立つ語彙になるんです。
▼時間が足りない方はこちらをチェック
英検準1級の時間配分【新形式対応】時間が足りない!を防ぐ90分の使い方
2. 読解力は「精読」で自分のものにする
長文読解、なんとなく読んでいませんか?
準1級の長文は、論理展開もしっかりしているし、内容もアカデミックです。
環境問題、テクノロジーの発展、歴史的背景、文化の比較…など、多岐にわたるテーマが出題されます。
力がないと「単語一つ一つはわかるんだけど、結局何が言いたいのか分からない」となってしまうことも多いんです。
精読で「一文一文を完全理解」する
ここでは「精読」を徹底的にやります。
過去問を使っているので、時間を計測して問題を解いてもらいますが、問題の正解不正解以上に、英文の隅々まで理解することを重視しています。
一文一文の構造を正確にとらえて、筆者が何を言いたいのかを掴む。そして、それを「自分のものにする」まで読み込むトレーニングです。
具体的には:
- 主語述語の構造や修飾関係を正確に把握
- ディスコースマーカー(however, therefore, in additionなど)で論理の流れを追う
- 筆者の主張(claim)と根拠(evidence)を区別する
- パラグラフごとの要点を日本語でまとめる
「なんとなく読めた」で終わらせず、完全に理解できるまで噛み砕く。
これが結局、一番の近道なんです。
精読→音読→速読へ
精読で理解した英文は、次に音読でスムーズに読めるようにします。
そして最後に、速読トレーニングで時間内に読み切る力をつける。
この3段階を踏むことで、「正確に」「速く」読めるようになります。
時間配分で悩んでいる方も多いですよね。長文を正確に読めるようになることで、結果的に時間短縮にもつながります。
▼音読と習慣化についてはこちらも参考に
毎日の習慣化
3. リスニングにも「読む力」が必要!?
「えっ、リスニングなのに読む力?」って思いますよね。
でも、準1級のリスニングって、問題の先読みが勝負を分けるんです。
準1級のリスニングは以下の3つのパートで構成されています:
- Part 1:会話の内容一致選択(12問)
- Part 2:文の内容一致選択(12問)
- Part 3:Real-Life形式の内容一致選択(5問)
特にPart 3のReal-Life形式は、日常生活の様々な場面(空港、病院、大学など)が設定されており、事前に与えられるシチュエーション(状況説明)と質問文を素早く読み取る必要があります。
音声が流れる前のわずか10〜15秒の間に、選択肢を読んで「何が問われるか」を予測する必要があります。
これ、速く正確に読む力(読解力)がないとできないことなんです。
先読みができると:
- 「どこに注意して聞けばいいか」が分かる
- 音声を聞きながら消去法で選択肢を絞れる
- 聞き逃しても、論理的に正解を推測できる
逆に、先読みができないと音声に振り回されて、結局何も分からない…という状態になります。
音読で音声処理能力を上げる
リスニングのトレーニングとしては、Part 2を中心に毎日10〜15分の音読を推奨しています。
もちろん音源を使って音読して、意味理解も加えます。
音のリンキング、消失など音源を完コピできるように練習するからこそ、聞き取れる音を増やせます。
これを続けると、英語の音声処理スピードが格段に上がります。
4. 要約問題は「添削」あるのみ!
新しく始まった要約問題、苦戦している人も多いはず。
これこそ、「なんとなく」では絶対に解けません。
要約は「理解力」と「構成力」の両方が必要
要約問題では、120〜150語程度の英文を読んで、60〜70語の英文でまとめる必要があります。
しかも、原文をそのままコピペするのではなく、自分の言葉(パラフレーズ)で書くことが求められます。
つまり、
添削に次ぐ添削で「書く力」を磨く
だから私の指導では、「書いてもらったものを私が添削して、書き直して、また添削して…」を何度も繰り返します。
最初はうまく書けなくても、何度もフィードバックを受けることで:
- どこが筆者の主張なのか見抜けるようになる
- 不要な情報を削れるようになる
- 自然な英語表現が身につく
自分の書いた英文がどう直されるのか、それを見るのが一番の勉強になるんですよね。
▼要約問題の難しさと対策のコツはこちら
【要約のコツ5選付き】英検準1級の要約問題は何が難しいのか?その対策は?
ちなみに、2級で要約問題満点を取った生徒さんもいます。添削の積み重ねが結果につながった事例です。
▼2級の要約指導事例
祝 満点!英検2級要約問題で満点を取った塾生とやったこと
すべてがつながっている「英語の総合力」
こうやって書き出してみると、
- 語彙
- 精読
- リスニングの先読み
- 要約
これら全部がつながっているのが分かりますよね。
語彙がないと精読できない。
精読できないと、リスニングの先読みもできない。
読解力がないと、要約も書けない。
つまり、どれか一つだけ対策してもダメで、すべてをバランスよく鍛えることが準1級合格のカギなんです。
「英語は積み上げ」だからこそ、基礎を大切に
私が塾の指導で一番大切にしているのは、**「英語は積み上げ教科」**という考え方です。
2級までの基礎がしっかりしていないと、準1級の学習は砂上の楼閣になります。
逆に、基礎からしっかり積み上げていけば、準1級という高い壁も必ず越えられます。
テクニックに頼らず、正しい方法で日々努力すること。
これが遠回りに見えて、実は一番の近道なんです。
さぁて、一緒に頑張ろう!
「自分一人じゃ心が折れそう…」
「何から手をつけていいか分からない…」
そんな方、一緒にトレーニングしませんか?
私は「伴走者」として、一人ひとりの課題に寄り添いながら、最適なトレーニングを提案します。
正しい努力は、絶対に裏切りませんよ!
準1級合格は、ゴールではなくスタートです。
ここで身につけた英語力は、大学受験でも、その先の人生でも必ず役立ちます。
一緒に、本物の英語力を身につけましょう!
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