IELTS9.0満点講師による英検ライティング添削

「英語が嫌いが増えて成績が2極化」という記事を読んで

皆さんこんにちは。
たまたま見つけた記事「英語嫌いが増えて成績が二極化 小中の英語教育の連携問題に具体的な解決策なし」というものがあったので、紹介しながら私の感想を加えていこうと思います。

元記事のリンクはこちらです↓
https://news.yahoo.co.jp/articles/d0363561960e93fea3f3da1e72fbeb1e6524ec1e

英語専門塾 ステューディアス

成田市囲護台・香取市佐原で個別レッスンやってます

子ども達に英語を使える未来を提供することが使命です。

頑張ること、頑張り切ることを伝えています。

この記事のポイントを抜き出していきます。

  • 小学校での英語必修化が3年続いていますが、英語の力が向上するどころか、英語嫌いの生徒が増えている
  • 小学校で英語力が定着しない中、中学校の教科書は小学校で学んだことを前提にした授業が行われている
  • 覚えるべき単語数や文法事項が増加しているが、授業時間は変わらずの週4コマ(教科書のページ数もゆとり教育時代の1.6~2倍)
  • テストの平均点は下がり、分布は真ん中がいない「ふたこぶラクダ」のようになっている

大まかにポイントを抜き出しました。
特に、記事の中にあった中学一年生が書いたというこの感想に心が痛みます。

一生懸命勉強したのに、テストの点がひどくて涙が出てきました。読めないし、書けない。意味が全然わからない。理解できている子を見ると、どうして自分だけ、と考えてしまいます

https://news.yahoo.co.jp/articles/d0363561960e93fea3f3da1e72fbeb1e6524ec1e?page=2

記事に対するコメント

この記事にはコメント欄があって、そこにも生の声が寄せられていました。
気になったものを引用していきます。

小学校の英語は、導入当初は「英語に慣れ親しむだけ」とされ、「書くとか覚えることにはならない」と言われてました。
ところがその数年後には簡単な英単語を書いて覚えるようになり、教科化になってからはいきなりハードルが上がり、覚える文型とか単語数が激増。4年生ぐらいから一部の英語好きと英語嫌い多数に分かれ始め、小学校卒業時には英語アレルギーを量産してしまっています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d0363561960e93fea3f3da1e72fbeb1e6524ec1e/comments

↑書いて覚えるところまでやっていれば、まだ中学生になった時のギャップが少ないかも知れませんが、「覚える」のが苦手な子には英語嫌いになりそうです。まぁ、覚えるべきことを覚えないと遅かれ早かれ英語嫌いになりそうな気もしますが。

親戚の子が今中2ですが、定期テストの分布を見ると、ラクダのコブのように二つ山ができていて、確かに二極化をしています。
テストも選択問題は少なく、とにかく記述ばかりでできない子はお手上げ状態ではないかと思います。

↑ここですね。
テストで書かせる問題が増えています。
高校入試もその傾向なので、自然と定期テストでも書かせる傾向になっているのだと思います

この二極化が現在進行形で本当にひどい。
公立中でも中1の時点ですでに英検4、5級(少数はそれ以上)を取得している生徒が少なからずいる一方で
文法はおろか、dogやteacherといったスペルが書けない生徒が同じクラスにいる。

↑できる子とできない子の2極化は平均的に英語ができる子が減っているとも言えます。
もちろん中学から本格的に英語を学んでも追いつくことはできますが、心理的には結構苦しいかも知れません。

うちの小学校は、英語のノートすらないです。中1になったときに、そこからスタートしてくれればいいのですが、実際は、単語が書けるものとして始まるので大変苦労しました。

「漢字と同じように英単語も覚えるもの」と最初から指導してしまうのも手ですね。

私自身の感想

英語が得意な子と苦手な子がはっきり分かれている状況はすでに塾業界では叫ばれていました。
私も記事にしています。

小学校で習った単語数は700語弱になっていて、この700語を知っていることが前提の教科書。
中一の教科書の最初にあるウォーミングアップではCanを使った文章が当たり前のように出てきます。

私が中学生だった時は、横並びで中学から英語を学び始めたのですが、今では中学に入った段階で差が付いてしまっています。

例の中一の感想「どうして自分だけ」そんな状況を想像すると、英語教育に携わっている人間は責任を感じ悲しくなってしまいます。

中学でも単語数は増えて、文法事項も高校から降りてきています。
更に英語発信力を上げられるようにアクテビティーもあり、教科書のページ数も大幅増。

中学英語の方針がこういう状況ですので、1つの対応策としては「先取り学習が挙げられます。
小学校のうちに中学英語の先取りを進めておいて、自信と余裕がある状態で授業を受けれるようにしておく、そうすることが1つの対処かと思います。

話しは少し変わりますが、私の長男は来年小学校です。
聞くところによると、他の幼稚園のお子さんは日記を書いたり、手紙をやりとしているそうです。
小学校入学ですら、日本語の先取りをしているのですから、英語だって先取りが一般化していくと思います。

英語を苦手な子も多いですが、英語を通して自ら学ぶ姿勢を身に付け、将来に渡って武器になる英語を習得して欲しいと思っています。
もしも成田市囲護台・香取市佐原にて英語レッスンを行っています。
英語にお困りのご家庭はいつでもご遠慮なくお問い合わせください。

その他の地域のお住まいの方でもオンラインで受講できますので、お気軽にお問い合わせください。

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