皆さんこんにちは!
2024年度英検第一回が開始されました。
塾生たちも続々と受験して、感触などの報告を受けています。
今回はリニューアル後の英検なので、自分も気になっていますが、今のところ事前のサンプル問題と大きな傾向の違いはないようなので、一安心です。
話題が英検から変わりますが、先日千葉県高校入試の平均点が発表されました。
今日は公表されたデータを見ていきたいと思います。
成田市囲護台にある英語専門塾代表
頑張ること、頑張り切ることを伝えています。
私の英語平均点の予想
実際に私も解いてみました。
昨年度(2023年度)よりもかなり簡単になった印象で、私の予想は60点近辺でした
以前書いたスクショです↓
この予想はどうだったのでしょうか?
公表された結果
公表された英語の平均点は「56.4点」でした!
前回の47.6点から8.8点もUPしました!
56.4点、さすがに60点には届きませんでしたが、私の予想も少しだけかすった感じですかね?
2023年度の英語では正答率が0.5%の問題もあり、受験生は苦しんだと思いますが、今回最低でも正答率7.2%でした。
この位の平均点、正答率だと「やってみるかぁ」「やればできるかも」と気持ちになってくれるんじゃないかと思います。
そういう意味でも受験はメンタルも重要。「やっぱ駄目かも」がエネルギーになって頑張れる子もいますが、そこで心が折れてしまう子もいます。
ちなみに、受験期終盤に英語は十分できるようになって、他の教科を勉強したいから「次回だけ塾休みます」という子もいます。
でも、そんな家庭も辞めることはしません。
英語指導以外のメンタルのサポートの部分が大きいからだと(勝手に)思っています。
一覧でまとめておきます
年度 | 国語 | 社会 | 数学 | 理科 | 英語 | 5教科得点合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
2024年度 平均点 | 50.4 | 57.5 | 51.9 | 59.1 | 56.4 | 275.3 |
2023年度 平均点 | 47.9 | 54.5 | 47.0 | 60.7 | 47.6 | 257.7 |
なぜこの結果になったのか?勝手に考察
自分が考えるに、一番大きな影響は「マークシート」の導入だと思います。
マークシートである以上、選択問題が増えるので、「わからーん、勘で4番だ!」で当たる問題もあったかもしれません。
記述式問題もありますが、問題数が減っています。
解答用紙を見てもらえれば分かりやすいです。
【2023年度】
英単語を書かせる問題や記述問題がパッと見ただけでも分かりますね。
【2024年度】
英単語や記述問題が減っていますね。
記述問題は4題→3題に減少し、英単語を書く問題も8題→3題に減少しました。
長文読解の総文字数は大きく変わっていないので、この選択問題の増加が平均点の上昇につながったと考えています
得点分布は以下のようになっています↓
普通は平均点付近で山の頂上が来るような正規分布になりますが、英語はいつもそのようにはなっておらず、平均点付近で下がり、小さな山がふたつ見えます。
いわゆる「得意な子」「不得意な子」の2極化です。
しかも問題の難易度が下がったため、80点代・90点代の比率も高いです。
できる子はしっかり得点できた問題ですが、できなかった子にとっては、点の取りこぼしが多かったはずです。
めっちゃ使える正答率!これを勉強に利用しよう!
今回、公表されたデータを見て「これ使える!」と思った勉強法があります。
それは正答率を基準に苦手分野を潰していく方法です。
千葉県のホームページには各問題の正答率が載っています↓
https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/shidou/press/2024/koukou/documents/r6kekkagaiyou4.pdf
以下は英語のデータですが、5教科全て公開されています。
これを是非勉強に利用して欲しいと思います。
主に中3の受験生向けになりますが、どう利用するのか説明します。
受験勉強が本格化する夏休みのまとめとして、一度過去問を解いてみましょう!
「敵を知る!」ためです。
どんな問題が出るのか?
どの位のレベルなのか?
これを確認しましょう。
人によっては過去問は1月や2月の受験直前にやるかも知れませんが、直前期にやってもしもボロボロだったら、精神的なダメージを食らいませんかね?
それよりも半年前の8月に一度やってみて、自分の実力のギャップを知って、2月の本番までの6カ月でそのギャップを埋めればOKと考えてください。
もちろんまだ習っていない部分もあるので、できる範囲でOKです
既習範囲ですでに習っている部分で、正答率50%を超えているものを間違っていたら、その分野をやり直しましょう。
夏休み~9月までに正答率50%を中心に苦手を潰してください。
正答率50%を超えているものを落としているのは、致命的な失点になるので、まずはそこを集中して取り組んで、次に正答率40%の問題、次に30%の問題・・・と言うように、徐々にできる範囲の幅を広げて、理解を深めていきましょう。
幅×深さ=最強
になるイメージです。
さいごに
結論として、私の予想は外れのような当たりのような、かすった感じです。
来年の入試がどうなるのか?簡単になるのか?難しくなるのか?
そんなことを考えても、分かりません。
やれるのは、目の前の問題を解いて、「この問題が本番で出たら正解できる」ように、徹底理解することです。
とにかく、私としては頑張る生徒を応援したい気持ちです。そんな気持ちで、今日も明日もレッスンを続けていきます。
今日は以上です!
最後までお読みいただきありがとうございました!