皆さんこんにちは!
先日都内の高校に決まったご家庭とお話ししました。
志望校が決まると、今度は新しい生活に向けての準備で大忙しです。
さて、今日は誰もが苦しむ単語暗記について書いてみます。
単語を覚えられない私は最近Chat GPTを活用するようになりました。
生徒さんにも試したらとても好評なので、レッスンでも活用したいと思っています。
成田市囲護台・香取市佐原で個別レッスンやってます
頑張ること、頑張り切ることを伝えています。
Chat GPTに記憶の引っ掛かりを作ってもらう
一度見ただけで覚えてしまう単語もあれば、何度見ても覚えられない単語もあります。
何度見ても覚えられないと「自分は記憶力の無いダメな奴なんだ」と考えてしまいがちですが、そういう完璧思考は失敗の元です。(単語帳の隅から隅まで覚えようとするのも挫折の元)
覚えられない単語は、語源を使ったり、語呂合わせを使ったり、画像を使ったりして、脳に単語の引っ掛かりを作るのがおススメです。
今までは、単語を一つ一つ調べて、語源を知り、画像検索で単語のイメージを作っていました。
ここにきて、AIが進み、Chat GPTに語源的な解説や語呂合わせも簡単に作れるようになったので、それをリストにして、生徒さんに渡すことも増えてきました。
例えばこんな感じです。
encourage (励ます)
接頭辞「en-」
この接頭辞は、「~にする」や「~の中に」という意味を持ちます。単語にこの接頭辞が付くと、何らかの状態や行動を引き起こすというニュアンスが加わります。
語根「courage」
「courage」は「勇気」という意味です。この語根は、困難や危険に直面しても恐れずに行動する心の強さを表します。
意味
したがって、「encourage」は「勇気を与える」という意味になりますが、広い意味では「人を励ます」「人に勇気や自信を与える」「ある行動を促す」という意味で使用されます。
類似の単語例
Encouragement (名詞): 励まし、奨励。動詞「encourage」から派生した名詞です。
Encouraging (形容詞): 励ましになる、前向きな影響を与える。「encourage」の現在分詞形で、形容詞として使われます。
暗記のための語呂合わせ
「エンカレー食べて勇気出る!」
このフレーズは、「encourage」が「勇気を出させる」ことを面白く覚える手助けをします。カレーを食べることが、元気や勇気をもらうことに例えられています
include:含む
「include」の語源を分析すると、ラテン語の「includere」から来ています。これは、「in-」(内部に)と「-cludere」(閉じる)の二つの部分に分けることができ、文字通りには「内に閉じ込める」という意味になります。この動詞は、何かを一つの範囲やグループの内部に入れることを指すように進化しました。現代英語で「include」は、「含める」「取り入れる」という意味で広く使われています。
接頭辞「in-」: この場合、「内部に」という意味を持ちます。
語根「-clud」(-cludereの形で現れる): 「閉じる」「閉める」という意味があります。
例
他の「-clud」を含む単語には以下のようなものがあります:
exclude(排除する): 「ex-」は「外へ」を意味し、「外に閉め出す」という意味合いがあります。
conclude(結論づける): 「con-」は「共に」を意味し、「一緒に閉じる」という形で、「終わりにする」や「決める」という意味になります。
preclude(妨げる): 「pre-」は「前に」を意味し、「事前に閉じ出す」という形で、「防ぐ」や「妨げる」という意味になります。
語呂合わせは邪道?
中には語呂合わせなんか邪道だ!
語呂で覚えても、使い物にならない!
と考える方もいるかも知れません。
確かに語呂合わせで覚えるだけでは使える単語力には程遠いかも知れません。
ですが一方で、どうしても覚えられない単語を頭に残すために語呂合わせだって使わないのは損です。
一旦語呂合わせで覚えても、その後別の英文で見かけた時に「あ~あの単語だな。こんな文脈でも使われるんだ」と記憶を引っ張り出すことが出来れば、勝ちです。
もちろん、その後は音読で自分の口を動かして発音することで、その単語の意味と音をつなげていきましょう!
思い出すことにも集中
覚えたかどうかをチェックすることは脳から記憶を引き出そうとする訳で、「え~となんだっけ?」っと思い出そうとすればするほど、更に記憶を定着させてくれます。
また、単語帳では思い出せるのに、長文の中に出てきた場合は、単語を思い出せないってパターンもあります。
なので、単語帳とは別の英文、例えば英検の大問1のような語彙問題などで思い出す練習を組み合わせた方が良いと思います。
単語帳で覚えて、他の素材で突然その単語に出会う。
「いや~この単語見たことあるんだけど、何だっけ~」を繰り返していくうちに、その単語と仲良くなり、「またお会いしましたね~この単語」の状態になります。
個人的には覚えようとするより、思い出そうとする方が楽です。
必死に覚えたのに、数日後見たら忘れていて、また一から覚え直すのと、覚えた翌日にもう一度記憶を再確認するのとでは、翌日に記憶を再確認する方が圧倒的に楽でした。
積極的に思い出そうとすることが、記憶の定着を促します。
単語テストなり、一問一答などで記憶を強化しましょう!
いつやるのが良い?
単語を覚えるタイミングとして良いとされるのが、寝る前です。
脳は寝ている間に頭の中の情報を整理すると言われているため、寝る直前に覚えたものは記憶の鮮度が新しいので、整理された時に脳に残りやすいそうです。
例えば、朝何を食べたかは日中の出来事で記憶の山に埋もれてしまい、整理しようにも掘り出すのが大変で、脳も放置というイメージです。
寝る前に5分、起きた後に思い出すために5分単語暗記に使うのがおススメ
アプリで効率化
スマホのアプリを使うのも暗記を効率化してくれます。
Ankiやクイズレットなどを使って単語を暗記すると、忘却曲線に合わせて出題してくれます。
ちなみにこんな記事↑を書いておいて、変ですが、Ankiは有料アプリなので、塾生には別のアプリを使ってもらうこともあります。
さいごに
覚えるためには、何度も何度も繰り返すことが王道です。
少しずつ少しずつ色を重ねるように覚えて、また別の部分を薄く何度も色を重ねて、覚える
この繰り返しです。
その過程で語呂合わせだろうとなんだろうと使ってしまえば良いんです。
使った者勝ちです。
脳に引っ掛かりができたら、あとは別の文脈でその単語に触れることで、徐々にその単語が自分の物になります。
暗記できない!
頭が悪い!
なんて悲観的になる必要はないのです。
真面目な人ほど悲観的になりますが、100個中10個覚えられた、今度は20個覚えられた・・・と少しずつ積み上げれば良いだけです。
完璧を求めて挫折しないように、私も生徒たちに目配せしています。
今日は以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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