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英検SCBTとは?─仕組み・メリット/デメリット・向いている人を総まとめ

皆さんこんにちは。成田市の英語専門塾ステューディアスです。

先日のニュースで英検S-CBTでの受験者が増加傾向にあると報道されていました。
英検S-CBTは「なぜ選ばれているのか?」「従来型と何が違うのか?」…
まずは結論からお伝えします!

S-CBTの全体像
  • 毎週実施 × 最大3回 受験でチャンスを逃さない
  • 1日完結・PCでの録音方式 だから面接ストレスゼロ
  • CSEスコア がそのまま大学出願に使え、合格証書も従来型と同等


当塾でもS-CBTで受験する生徒が増えてきています。
この記事を読めば、更に「従来型と何が違うの?」「結果はいつ届く?」「タイピングと手書きはどっちが有利?」などの疑問や自分がS-CBTに向いているのか、従来型が向いているのかが分かると思います。

それでは行きましょう!

英語専門塾 ステューディアス

成田市囲護台にある英語専門塾代表

子ども達に英語を使える未来を提供することが使命です。

頑張ること、頑張り切ることを伝えています。

S‑CBTの根本的な仕組みや、従来型とどこが違うのかを整理します。初めての方でも全体像がつかめます。

そもそもS‑CBTとは?

英検S‑CBTは、公益財団法人日本英語検定協会が2018年度にスタートさせたコンピュータを使った受験方式です。
試験会場に設置されたPCを用い、Speaking→Listening→Reading→Writingの順に一日で終わる英検です。

従来型と同じ問題形式を保ちつつ“面接官なし・マークシートなし”を実現した試験とも言えます。
なので、

  • 面接で知らない人の前で英語を話すのが怖い!
  • マークシートに慣れていない(マウス入力したい)

という方に打ってつけの試験になっています。

実施級と受験可能回数

2025年現在の実施級は準1級・2級・準2級プラス・準2級・3級です。
1級・4級・5級は対象外なので注意してください。

さらに2025年度からは試験回数が「同一検定期間内で同一級を最大3回」に増えました。
同一検定期間というのは

  • 4月~7月:第一回検定期間
  • 8月~11月:第二回検定期間
  • 12月~3月:第三回検定期間

のように分類されています。
同一検定期間内に、同じ級を3回も受験できるので、どうしても合格したい級がある場合は、「1回目で弱点を把握 → 2回目で修正 → 3回目で最高スコアを狙う」という戦略もありと言えばありです。(受験料がかかりすぎますが・・・。)

試験日程・会場

試験は原則として毎週土日に、全国82エリアのテストセンターで実施されています(2025年4月時点)。
複数日程から選べるので、部活などと重なりにくいと思います。
実際塾生も部活を考慮して、S-CBTでの受験を計画している子もいます。

検定料(2025年度)

費用面のポイントや、従来型と比べた場合の金額感も具体的に解説します。

受験級S-CBT 検定料(税込)従来型 検定料(税込)
本会場
従来型 検定料(税込)
準会場
準1級10,600円10,500円
2級9,700円9,100円6,900円
準2級プラス9,300円8,700円6,400円
準2級9,100円8,500円6,100円
3級7,800円6,900円5,000円

「S-CBT=高い」というイメージが先行しますが、従来型でも学校などで受ける準会場での受験の場合は、2級で+2,800円となり、やはりS-CBTは高いなぁという印象です。

とは言え、「どうしても英検合格が必要」「英検合格で受験校が決まる」という場合は金額は置いておいて、Max3回のチャンスを生かすシチュエーションもあると思います。

2‑5 成績発表スケジュール

結果通知のスピードや、合格証書の受け取り時期を押さえておきましょう。

項目日程(目安)
Web合否発表試験日から3週間後の木曜日約25~31日後に公式サイトにて発表
成績表郵送Web公開から約2週間後

従来型と比較すると1日で全ての試験を行うこともあり、合格発表までの日数が少ないです。

以下の記事でS-CBTの合格発表スケジュールをまとめています↓

【受験日別発表日一覧あり】英検S-CBTの結果発表はいつ?何時?

S‑CBT 6つのメリット

ここではS‑CBTならではの強みや便利さ、従来型と比べて有利な点をまとめます。どんな人にとって有益か、具体的な例も交えて解説します。

  1. 日程自由度◎
    毎週実施×3回受験可で“滑り止め”を確保しやすい
  2. 1日完結
    リスニング、スピーキング、ライティング、リーディングの4技能を一日で評価されるので、二次試験までの待機期間ゼロ
  3. ヘッドセット+クリック操作でストレス減
    リスニングの音質がクリア、マークシートの塗り残しなし
  4. 画面に向かって話す
    PCに向かって録音する方式なので、面接官との相性問題がありません。聞き取りづらい時は「もう一度聞く」ボタンで再生できるので、「Excuse me」とか「Could you say that again?」とかを言わなくて済み、安心です。
    相性問題がゼロなのが良いですね!
  5. 得点開示が速い
    結果が25〜31日後に公開されるため、次回受験までに弱点補強が可能
  6. 4技能CSEスコアを必ず取得
    従来型は一次試験に合格しないとスピーキングを受験できず総合CSEが算出されませんが、S‑CBTは全受験者が4技能受験するため不合格でも総合&技能別CSEスコアが手に入る。CSEスコアを提出する大学入試(総合型選抜・外検利用)で大きなアドバンテージになります。

S‑CBT 4つのデメリット

一方で、S‑CBTならではの注意点や不便さも存在します。受験前に知っておきたいデメリットや対策についてまとめました。

  • 会場定員が少ない
    希望日時が取れないリスク。公開初日に申し込むのが鉄則。
  • 周囲の声が気になる
    Speaking中は全員が同時録音。パーテーションはあるものの、隣の発話が聞こえることも。
  • PCタイピングに慣れが必要
    2級・準1級は120語程度をタイピングを選択した場合は、両手入力が遅いと致命的。
    心配なら手書きを選ぼう!
  • 検定料がやや高い
    受験級によって+5〜10%。家計との相談が必要になります。

子を持つ父親の私としては検定料の高さ、会場までの交通手段などがネックかなぁと思います。

🗣️ 保護者の声

面接が苦手な息子でもPCに向かってなら堂々と発音でき、S-CBTで準1級合格一発合格。夏以降は他教科に時間を回せました!
— 高3男子の母

模試感覚で受験→3か月で準2級に合格できました!
— 中2女子の父

英検対策ガイド【5級〜準1級対応】|レベル別の違いと勉強のコツを解説

まとめ:S-CBT と従来型の違いを比較

今までのまとめとして、一目で比較できる表にまとめました。

項目S-CBT従来型(紙)
実施頻度毎週(土日中心)年3回固定
受験回数/検定期間最大3回/級1回/級
所要日数1日(4技能)1次(リーディング・リスニング・ライティング)
+2次(面接)の 2日
スピーキング録音方式(相性リスクなし)面接官と対面
結果通知25日後(目安)約40日後
受験料(2級)9,700円9,100円(本会場)
6,900円(準会場)
公式スコアCSEスコア付与(大学出願OK)CSEスコア付与
(※1次に通過しないと4技能分のCSEスコアが出ません)
その他キーボード入力・手書き併用可マークシート+面接カード

英検S‑CBTは、上記の通り、従来型の試験にはない特徴があります。
この特徴を考慮すると、以下のような方はS-CBTを考慮してみる価値はあると思います。

  • 共通テスト英語の外部検定利用を検討している高2・高3
  • 部活引退前にスコア確定を目指す中高生
  • 高校受験・大学受験で有利になるために、加点を狙っている受験生
  • 人前の面接が苦手で録音式の方が話しやすい受験生

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今日は以上です。
英検をペースメーカーにどんどん英語力をつけて行きましょう!