皆さん、こんにちは
2月20日、千葉県高校入試の英数国が行われました。
県の発表によると3万4089人の受験者がいたそうです。
そのうち体調不良で389人が欠席とのこと。
この記事では英語の入試問題について書いていきます。
個人的には去年よりも難易度が下がり、平均点も大きく上がるように思います。
それでは行きましょう!
成田市囲護台・香取市佐原で個別レッスンやってます
頑張ること、頑張り切ることを伝えています。
まずはリスニングからスタートです。
大問1~4までがリスニング問題です。
それぞれどんな問題だったかまとめていきます。
大問1
対話文を聞いて、最後のやり取りとして適するものを選ぶ形式でした。
No.3が場面を想像しないと回答できない問題なので、難しかったかもしれません。
大問2
大問2は対話文を聞いて、その会話についての質問が最後に流れます。
その質問の解答として適する図を選ぶ問題でした。
英文を聞き、イラスト内の情報と照らし合わせて、答えを選ぶ問題です。
先にイラストに目を通して、状況を理解しておかなければなりません。
No.2は冬休みに関する話だったので、個人的には春休みの話にして欲しかったです。(そしてもう少し女の子的なイラストにして欲しかったです。こういうのも時代背景でしょうかね)
大問3
大問3は会話文を聞いて、その後に会話に関する質問が流れます。
その質問の答えとして適切な選択肢を選ぶ問題でした。
大問2との違いはイラストか英文かの違いでした。
これも先回りして、選択肢を放送前に読めていたかどうかがポイントだったはずです。
大問4
大問4は新形式でした。
慌てた生徒さんもいるかも知れません。
むしろ拍子抜けだったかもしれません。
前年の大問4は正答率0.5%程度もあったと思いますが、今回は60%は行くんじゃないでしょうか。
放送される英文の要約が問題用紙に書かれています。
でも空欄が2か所あります。
その2ヵ所に適する英文を選択肢から選ぶ問題でした。
空欄①
growが聞き取れていれば、難なくクリアでしょうか。
空欄②
こちらは放送された英文にはない単語が答えになっているので、言い換えが必要で、難しかったかも知れません
まぁこれも個人的には夏休みの話じゃなくて、これから来る春休みの話にして欲しかったです。(しつこい)
全ての問いの英文は2度繰り返されるので、一度目で答えの目安を見つけて、2回目で確実に取りましょう
リーディング
大問5から問題9までがリーディングの問題です。
途中英作文も含まれます。
でも、英作文問題は減っています。
大問5
大問5は対話文を完成される問題でした。
(1)と(2)は適する形にして、文章を完成させるタイプ
(3)(4)(5)は並び替え問題でした。
よくある間違いを見越した問題ですので、やっている子は解ける、やっていない子は問題作成者の狙い通りに間違えてしまうかも知れません。
大問5の英単語数
98語
大問6
大問6はイラストを見て、イラスト内の空欄に適切な英文を10語程度で書く問題でした。
イラストを見れば、どんな会話になるか想像がつくと思います。
それを10語で英語で伝えられるかどうかが試されました。
ちなみに早稲田ではバクシーの作品↓を説明する(背景も含めて)がでました。激ムズ!(まったく高校入試とは関係ない・・・。)
大問7
大問7は長文を読んで、続く問いに答える問題でした。
(1)と(2)の二つの長文があります
大問7-(1)
とある市に住む二人がみなみ市について調査し、発表する内容です。
① 適するグラフを選ぶ問題。
本文のキーワードは「go up in 2010」と「slowly increading then」でした。
② 本文中の空欄に適する単語を選ぶ問題
the situationが何を指しているのかが読み取れていれば、難なくクリア
③プレゼンの後の質疑応答の場面で、質問に対する回答文の空欄に適する単語を書く問題でした。
②が解けた方はこちらも解けたと思います。(スペルミスしそうな単語ではありますけど・・・。)
④ 本文との内容一致問題でした。
こういう問題が出ると、もう一度問題文との照らし合わせに時間を消費されます。
事前に設問から読んでおけば、それを意識した解答ができると思います。
英語を読める前提で、情報をつかむ力が試されています。
共通テストの傾向を受けている印象です。
大問7(1)の英単語数
439語
大問7-(2 )
とあるイベントの告知(チラシ?)を読んで、設問に答える問題でした。(おぉようやく春をテーマにした英文だ)
① イベントの告知から情報を読み取って、会話文の空欄に適する英文を選ぶ問題。
Day1=Saturday
Day2=Sunday
Day1 onlyなイベント
これらの情報を拾っておけば、解けた問題ですが、チラシ内の英文全てに目を通さないと難しかったかも知れません
② チラシの内容に合うように空欄を埋める問題
TOEIC的な問題ですね。
これもチラシの最後まで読まないと答えられない問題でした。(勘のいい子は、その辺が狙われると察知していたかも知れません)
③ 内容一致問題
チラシとの内容一致問題です。
1000とか100という数字に惑わされてしまって間違った答えに誘導された生徒さんもいそうです。
大問7(2)の英単語数
170語
大問8
大問8も長文問題です。
ファストファッションに関するスピーチとそれに関する話し合いが英文の中心です。
SDGsの問題です。
この記事でもSDGsの予備知識を付けようと書いた気がします。
(1) 英文挿入問題でした。
短文を本文の位置に入れるとしたら、どこが一番適切か?を問う問題です。
キーワードのwaterを頼りに探せば、すぐに見つかったかと思います。
(2)英作文
話し合いの流れに合うように、10~15字で英作文する問題でした。
(3)(4)選択問題
話し合いの会話文の中に空欄があり、その空欄に適する語句を選ぶ問題でした。
(5)内容一致問題
これは消去法で選ぶのが手っ取り早かったかもしれません。
慎重な方は2300÷440を計算したのではないでしょうか?
計算しなくても「five years for one person」を頼りに解くことも可能ですね。
ちょっと変化球ですね。緊張でドキドキしている生徒さんは、この問題でパニックになったかも知れません。
大問8の英単語数
454語
大問9
対話文の中に空欄があるので、その空欄に適する英語を選ぶ問題でした。
会話の流れを追っていければ、解きやすかったと思います。
対話文に出てくる「No rain, No raibow」は好きなフレーズです。
大問9の英単語数
272語
単語数
リーディングパートの単語数を一つ一つ数えてみました。
まとめると以下のようになりました。
問題 | 単語数 |
---|---|
5 | 98 |
6 | 9 |
7-1 | 439 |
7-2 | 170 |
8 | 454 |
9 | 272 |
合計 1442語でした。
昨年が1461語でしたので、ほぼ同じですね(ひとつひとつ自分で数えているので、多少の誤差はあると思います)
まとめ
総じて、易化傾向で平均点は上がると予想します。
前回は50点を切っていましたが、今年は60点近くに戻るかも知れません。
簡単だったか、難しかったかは、どれだけ積み上げてきたかで変わります。
中2で準2級に合格した塾生は、受験前は英語の時間をほぼゼロにして、他教科に時間を使っていました。
それができるのも、早めに英語を仕上げたからです。
特に英数は積み上げなので、時間がかかる教科です。
だからこそ、英語と数学に強いと受験にも強くなって選択肢を増やすことができます。
受験は限られた時間との勝負です。
英語だけでも先に仕上げておけば、精神的にもかなり楽になると思います。
個別にその生徒の理解度に合わせながらも、ゴールに向けて最短で英語力を付けた人の勝ちです。
合格発表は3月4日の9時とのことです。
塾生の合格発表が気になるかと聞かれたら、気になります。
でも全く心配していません。
最後のレッスンで
「ぶっちぎってきます!」
「任せてください!」
と自信あふれる言葉を言える生徒たちです。
心配する必要は全くありません。
こうやってまた今年も生徒を送り出す時期になった訳で、寂しさと嬉しさが混ざった感情です。
今日は以上です!
次はあなたの番です。
一緒に頑張りましょう!