IELTS9.0満点講師による英検ライティング添削

新中一向け:中学校での成績の付け方を知って、良い成績を取ろう!

皆さんこんにちは!
新中一生も授業が本格的に始まっています。
当塾でも新中一向けに、勉強法や高校入試について説明を行いました。

今日は新中一生向けに、良い成績を取る方法について書いていきます。

成績もルールに基づいて付けられます。(一部私情を挟む教師もいるかも知れませんが・・・。)
ですので、ルールを知った上で、力を入れるポイント、気を付けるポイントを事前に知っていることは、有利になります。


今日もどうぞ最後までお付き合いください~!
それでは行きましょう!

英語専門塾 ステューディアス

成田市囲護台・香取市佐原で個別レッスンやってます

子ども達に英語を使える未来を提供することが使命です。

頑張ること、頑張り切ることを伝えています。

最初に「良い成績」の定義について書いておきます。
ここでは「良い成績」を通知表で5とか4を取ることを意味していきます。
以前、相対評価と絶対評価についても書いているので、よろしければ参考にしてください↓

【内申点UPのポイント】相対評価?絶対評価?今の成績の付け方を理解しておこう

良い成績のための2つのポイント

通信簿の評定(1とか5のこと)はどうやって決めているのでしょうか?
評価の方法は学校や先生によって違う部分もあると思いますが、文科省や教育機関が公開されている内容をまとめてみました。
(当たらずとも遠からず)

現在3つの観点から評価され、その3つの観点の総合評価として評定がついています。

3つの観点
  • 知識及び技能
  • 思考力・判断力・表現力
  • 主体的に学習に取り組む態度

上記の3つの観点を別々にA, B, Cで評価して、A=3、B=2、C=1に変換して、評定にしています。
参考:https://www.kochinet.ed.jp/nankai-j/pdf_files/gakushu/R3_nankai_gakushuuhyouka_kijun_hyoutei.pdf


もう少し具体的な動画が文部科学省にありました。
参考:https://eigojoho.eiken.or.jp/education/1398/


例えば、前期に英語の教科書のProgram1~4まで進んだとします。

各プログラムの最後に確認テストを行ったり、定期テストなどを行うと思いますが、そのテストの結果を観点別に評価していきます。
ここではa, b, cの3段階で評価します。

Program1Program2Program3Program4定期テスト
知識及び技能abaab
思考力・判断力・表現力acbac
主体的に学習に取り組む態度abcac

次に、a=3, b=2, c=1と置き換えて数値化します。
平均値も出します。

Program1Program2Program3Program4定期テスト平均値
知識及び技能a
(=3)
b
(=2)
a
(=3)
a
(=3)
b
(=2)
2.6
思考力・判断力・表現力a
(=3)
c
(=1)
b
(=2)
a
(=3)
c
(=1)
2.0
主体的に学習に取り組む態度a
(=3)
b
(=2)
c
(=1)
a
(=3)
c
(=1)
2.0

その平均値からA,B,Cの評価を出します。
ABCの基準は以下の通りです。

平均値観点別平均値
2.5以上A
1.5以上~2.5未満B
1.5未満C
https://www.kochinet.ed.jp/nankai-j/pdf_files/gakushu/R3_nankai_gakushuuhyouka_kijun_hyoutei.pdf

「知識及び技能」の平均値が2.6ですので、この観点ではAがもらえます。
「思考力・判断力・表現力」の平均値は2ですので、Bがもらえます。
「主体的に学習に取り組む態度」での平均は2ですので、こちらもBがもらえます。

Program1Program2Program3Program4定期テスト平均値観点別評価
知識及び技能a
(=3)
b
(=2)
a
(=3)
a
(=3)
b
(=2)
2.6A
思考力・判断力・表現力a
(=3)
c
(=1)
b
(=2)
a
(=3)
c
(=1)
2B
主体的に学習に取り組む態度a
(=3)
b
(=2)
c
(=1)
a
(=3)
c
(=1)
2B

観点別評価で、A-B-Bとなりました。
これを5段階評価に変換します。
参考:https://www.kochinet.ed.jp/nankai-j/pdf_files/gakushu/R3_nankai_gakushuuhyouka_kijun_hyoutei.pdf

今回はA-B-Bは上記の③に該当するので、評定は3になります。

こんな感じで通信簿の評定が決まっています。
3つの観点別評価を満遍なくこなして、A-A-Aを取らないと、評定で5が取れないと言う訳です。

ではどうすれば、3つの観点でAを取ることが出来るのでしょうか?

それはもう簡単です。

5を取るためにやるべきこと
  • 「主体的に学習に取り組む態度」を上げるには意欲を見せつける
  • 「知識及び技能」「思考力・判断力・表現力」はテストの点数を上げる

この2つを説明していきます。

意欲を見せつける

観点別評価の「主体的に学習に取り組む態度」を上げるためのポイントを書いていきます。

文部科学省の資料を見ると、「粘り強い取組み」「自らの学習を調整しようとしているかどうか」かが評価されるそうです。

ちょっと分かりにくいので、言葉を私なりに言い換えると、「態度」と「計画性(試行錯誤)」とも言えると思います

態度

態度として先生にチェックされやすいのはどんなものでしょうか?

チェックされているポイント
  • 授業中
    先生の話をよく聞く
    無駄話をしない」「ふざけない
    寝ない
    手を上げる」(→「やる気あるな!」ってプラスポイント)
    グループ活動」で協力的な姿勢を示す
  • 提出物
    期限を守る!
    答えだけではなく、思考過程を残す(数学で言えば途中の計算式を残しておけば、やった証拠になる)
    忘れ物をしない!

ですね。まぁよく言われていることでやって当たり前の内容ではあります。

計画性(試行錯誤)

もう一つの「計画性(試行錯誤)」についても考えてみましょう。
毎回間違えてしまう問題があるとか、いつもテスト範囲が終わらないままテスト当日になってしまう。
そんなことを繰り返しては、成長できません。

ですので、「振り返り」を行って「どうすれば良かったのか?」を試行錯誤させる学校も増えてきているそうです。
学校によっては「フォーサイト」を使っているところもあります↓

自分で自分を評価する、「何が良くて何を改善すべきなのかを知る力」が文科省が言うところの「自らの学習を調整しようとしているかどうか」に値すると思います。

この力は長い目で見ると、社会人になってからも役立つ力です。

テストの点数を上げる

3つの観点のうち、「知識及び技能」と「思考力・判断力・表現力」はテストの点数で評価されます。
ですので、定期テスト、単元テストできちんと点数を取ることが必須です。

そのためにやることをまとめておきます。

テストの点数を上げるために
  • 学校のワークを完璧にして基礎力を付ける
  • 別の問題集も完ぺきにして応用力を付ける

学校のワークを完璧にして基礎力を付ける

学校で配られるワークがあると思います。
このワークを繰り返し解いて、完璧にします。
回数で言うと、最低3回はやってください。理想は5回です。

ちなみに塾生に聞いたことがあるのですが、とある480点とっている子は学校のワークを7回やっているそうです。
480点のために地道な努力を重ねているんですね。

学校の単元テストや定期テストは基礎的な問題も多いので、基礎をきっちりとやれば80点は取れると思います。

高得点取っている人は、努力している!

別の問題集も完ぺきにして応用力を付ける


でも残りの20点を取るためには、応用問題も解けるようにしておく必要があります。
応用問題に慣れるためには、学校のワーク以外にもうひとつ問題集をやった方が良いと思います。

本屋さんで売っている問題集でもいいですし、メルカリで売っているような塾専用の問題集でも良いと思います。
少しレベルの高い問題集に挑戦して、これも何度も解いて完璧にしましょう。

問題集を使うときの注意ポイント

問題集は何度も解いて完璧にするように書きましたが、注意点を書いておきます。

問題集を使うときの注意ポイント
  • インプットよりもアウトプットを増やす
  • 悩み過ぎない
  • 理解したらもう一度解く

インプットよりもアウトプット

新しいことを学ぶために、教科書や参考書の解説を読むことは大事です。これをインプットとここでは呼びます。
ただ、教科書や参考書を読んで分かったと思っても、実際に問題を解いてみると解けないことって予想以上に多いと思います。

ですので、ちゃんと理解しているか、間違った理解をしていないかを問題を解いて確認していくことが必要です。これをアウトプットと言っています。
特にこのアウトプットに重点を置きます。

インプット:アウトプットの比率は3:7が理想と言われています。

例えば参考書や教科書を3分読んだら、演習を7分やるような配分です。

こうやって「分かった気にならない」ようにするのと、正しく分かっていた部分は問題に正解することで知識がより定着していきます。

悩み過ぎない

私のレッスンでは「悩んでいいんだよ」「悩んだ分だけ力になるよ」って言っています。
でも、これはそばで教える人がいるからです。

一人でやっている時に1つの問題に20分も30分も悩んでいたら、ヒントをくれる人もいなくて、勉強が嫌になってしまいます。
時間も足りなくなってしまいます。

ですので、じっくり考えてノートにいろいろ書いて悩んで、それでも分からなかったら、答えと解説を読みましょう。

理解したらもう一度解く

答えと解説を読んだら、もう一度解いてみましょう。
これも解説を読んで「分かった気になっていないか?」「本当に理解できているか?」を確認するためです。

一つ一つの問題を大切にして、「テストにこの問題が出るかも知れない!」と思って、問題集を使い倒してください。

ボロボロになるまで使い込んだ問題集はあなたの戦友です!

さいごに

自分で書きながら、私自身の中学校時代とは評価方法が大きく異なるなぁって思っていました。
私の時は相対評価でしたので、クラスでずば抜けて勉強できる一人が5を総取りして、残りをみんなで分け合っていましたた。
今は絶対評価ですので、クラスに5が何人いても良いことになっています。

当塾の新中一には勉強の仕方と共に、高校入試の調査書についても説明しました。
実際に調査書を見せました。(公開されています)

中学に入学したばかりで、もう高校入試?と思われた方もいらっしゃるかも知れません。
千葉県の高校入試で使われる調査書には3年間の通信簿の評定が記載されるので、一年生でも気を抜けないのです。

中3になって「知らなかった!」とならないように、必ず説明しています。

こんな感じで、新中一生とのレッスンを開始しました。
少しずつ中学校に行く道にも慣れて、校舎にも先生にも慣れてきたころです。

学校の先生も少しずつ授業モードになっています。
学校の授業で困らないように、先取り学習を当塾では行っています。

塾での指導→学校での授業(塾の復習)→テスト前の再確認
この3段構えで力を付けていっています。

他にもお子さんによっては英検対策もやったりと個別でしかできない対応をしています。

成田市囲護台・香取市佐原にて英語専門塾をやっていますので、英語に今困っている、今後困りたくない、将来英語を使えるようになりたい、という方はお気軽にお問い合わせください。

体験レッスン

今日も最後までお読みいただきありがとうございました!