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2026年度 千葉県高校入試の変更点|倍率・無償化・ネット出願を解説

皆さん、こんにちは!
先日、総進図書さん主催の塾向け入試結果報告会があり、参加させて頂きました。
会場はこんな感じでした↓


この記事ではその内容を一部、特に今年度受験を向けるご家庭向けに書いていきます。

ちなみに昨年も参加させていただきました。
👉「入試結果報告会」に参加して分かったこと

それでは今日もよろしくお願いします。

英語専門塾 ステューディアス

成田市囲護台にある英語専門塾代表

子ども達に英語を使える未来を提供することが使命です。

頑張ること、頑張り切ることを伝えています。

まずは今年2月に行われた公立高校の入試分析です。

令和7年度公立高校入試結果のポイント
  • 全体の倍率
  • 選択問題の増加

こんなにたくさんの分析結果がもらえました。塾生の情報提供にも役立っていて、本当に助かります

全体の倍率

今回一番倍率が高かった普通科は東葛高校の2.05倍でした。

学区によって倍率が大きく異なります。学区ごとの倍率を見てもらうと分かりやすいです。

学区実質倍率
千葉県全体1.20倍
1学区
千葉市
1.22倍
2学区
船橋・市川・松戸・習志野・八千代
1.25倍
3学区
柏・流山・野田・我孫子・鎌ヶ谷
1.15倍
4学区
佐倉・成田・四街道・八街・印西・白井・富里・印旛郡
1.12倍
5学区
香取・香取郡・銚子・旭・匝瑳
0.88倍
6学区
東金・山武・大網白里・山武郡
0.89倍
7学区
茂原・長生郡・勝浦・いずみ・夷隅郡
0.95倍
8学区
館山・鴨川・南房総・安房群
0.76倍
9学区
木更津・君津・袖ヶ浦・富津・市原
1.02倍

都市部の倍率が高い状態が続いています。

選択問題の増加

各教科の難易度などは省きますが、1点だけお伝えします。
昨年度から導入されたマークシートの影響です。
選択問題がとても多くなっています。
どのくらい多いのかというと、理科で36問中26問、社会で32問中26問、英語は32問中23問が選択問題です。

英語は英作文があるので、上位層に入り込むためには英作文の攻略が必須です!

令和8年度入試の注意点

続いて、令和8年度(2026年度入学者試験)の変更点や注意点を3つ書いてきます

令和8年度入試の注意点
  • 全校インターネット出願
  • 私立高校授業料無償化
  • 調査書の記載事項変更

全校インタネット出願

今までも一部の高校への出願はインタネット経由で行われていました。
今年度から一部だけではなく、全部の公立校がインターネット出願となります。

ネットなら、便利だね!

って思いますが、高校入試は人生を左右するものなので、万が一正しく出願されていなかったら・・・大変です。
そんなことが無いように、中学校が入力に誤りがないか審査するそうです。

担任の先生によっては細かく一字一句チェックするかも知れません。

そうすると、生徒側(家庭側)にどんな要求がくるかと想像すると・・・。

早く志望校決めて、入力を終わらせてほしいなぁ~~~(直前で入力されても、全部チェックできないからよろしくね)

という、「早く志望校決めろ!プレッシャー」が来るかも知れません。
あくまでも予想です。
でも焦るととんでもない決断をするのが人間です。
なので、年内中には公立の志望校は決めておきましょう!

私立高校授業料無償化

2026年度から所得制限が撤廃され、私立高校に通う全員が45万7千円の授業料支援金を受けられます。
今まで私立はちょっとと思っていたご家庭もこの授業料の実質無償化のため、私立も候補に上がってくると思います。

やっぱり環境も良いだろうし、キレイだし、新しいだろうし、授業料負担が減るなら私立!

というご家庭も多いのではないでしょうか?

授業料無償化が先行していた東京都や大阪府はどんな感じかと言うと、私立に多くの生徒が流れています。
伝統校の寝屋川高校が定員割れした、いわゆる「寝屋川ショック」という事態も起きました。

寝屋川ショックとは

「異常事態です」大阪公立2番手校で、まさかの倍率1倍割れ 寝屋川ショックに広がる波紋
地域の進学校として根強い人気を誇ってきた寝屋川高の1倍割れにはSNS上でも「まじか」「あまりに衝撃的」といったコメントが相次ぎ、さながら〝寝屋川ショック〟ともいえる波紋が広がっている。
府では、国の就学支援金制度に独自で上乗せして所得制限を撤廃し、私立を含めた高校授業料無償化を令和6年度から段階的に実施。学費負担の軽減に加え、府内の私立は合格発表が2月中にあり、早めに進路を決めたい要望から私立志向が強まっている。

寝屋川高校の進学実績を見ると、京大を筆頭に国公立大学へ毎年100人前後進学させている、まさに進学校です。
成田地区で言えば、佐倉高校のレベルにあります。
さすがに佐倉高校が定員割れなんて・・・。今は想像できませんが・・・、少なからず影響はあるんじゃないかと思います。

ということで、少し話がそれましたが、私立高校への人気は強まり、公立の倍率は下がる傾向にあるかも知れません。

調査書の記載事項変更

調査書、別名「内申書」の記載事項が減ります

削除される記載事項
  • 総合的な学習の時間の記録
  • 出欠の記録
  • 行動の記録(第3学年)
  • 総合所見

かなりバッサリ減らされ、結果残るのは以下の項目です

  • 教科の学習の記録
  • 特別活動の記録(学級活動、生徒会活動、学校行事)
  • 部活動の記録
  • 特記事項

新しい調査書のフォームはまだ公開されていませんが、この項目だけだと今までの半分のスペースで済むんじゃないかってくらい、減ります。
特に目立った活動をしていなかったり、部活をやっていなかったりすると、書くことがない・・・。なんてこともありそうです。

なので、英検に合格して調査書に書いてもらいましょう!(あからさまな宣伝です)
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さいごに

さて、今4月です。
もう4月です。
受験生にとって0学期が終わってしまいした。
0学期についてはこちら
受験0学期の成功=受験の成功!効果的な勉強戦略とは?

こんな感じで、すぐに夏休みが来て、年を越して、気付けば受験当日です。

受験当日の朝、「オレ(わたし)ここまでよく頑張れたなぁ」って思って欲しいです。
間違っても「もっと頑張れたのに・・・」という「頑張り切れなかった後悔」だけは絶対して欲しくないのです。

受験の、あの独特の重圧感、雰囲気は親御さんの時と変わりません。
そんな重圧に立ち向かうお子さんを一緒にサポートしていきましょう!

今日は以上です!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!