英検4級 一発合格ガイド|小学生・中学生向け勉強法と対策のコツ

こんにちは!
英検4級は、英語学習を始めたばかりの小学生・中学生が「次のステップ」に挑戦するのにちょうどよい級です。
5級よりも文法・語彙ともに少しレベルアップしており、しっかりとした準備が大切になります。

このページでは、英検4級に”一発合格“するために必要な勉強法や教材、スケジュールの立て方まで、実際の指導経験をもとにやさしく解説していきます。

保護者の方にも参考になるようなアドバイスもまとめていますので、どうぞ最後までご覧くださいね。

英語専門塾 ステューディアス

成田市囲護台にある英語専門塾代表

子ども達に英語を使える未来を提供することが使命です。

頑張ること、頑張り切ることを伝えています。

まずは、英検5級がどんな試験なのかを知っておきましょう。試験の形式やレベル感を把握することで、無駄のない準備ができます。

英検4級とは
  • 対象レベル
    中学中級程度(中1後半〜中2前半レベル)
  • 試験形式
    筆記(リーディング)+リスニング
  • 合格点
    おおよそ正答率60%前後(CSEスコア制)
  • 試験時間
    約50分(筆記35分+リスニング15分)

「読む」「聞く」の2技能を測る試験ですが、語彙・文法の難易度は5級より明らかに上がります。
内容一致問題や少し長めの会話文なども登場し、日常英会話レベルの理解が求められます。

一発合格するための3つの力

試験に出る内容がわかったら、次は「どんな力があれば合格できるのか?」を明確にしておきましょう。英検4級では、以下の3つの力がカギになります。

英検4級一発合格に必要な3つの力
  1. よく出る単語と表現を押さえる語彙力
    → 目安は800〜1000語。家・学校・あいさつ・趣味・曜日・日常動作など身近な語彙が中心です。
  2. 短い英文を正しく読める読解力
    → 簡単な疑問文・肯定文・過去形・進行形・助動詞など中1〜中2前半の文法を理解する力が求められます。
  3. ゆっくり話される英語を聞き取るリスニング力
    → 会話文や説明文の中から適切な応答や内容を選ぶ設問が多く出題されます。

合格点とCSEスコアの目安

英検4級は、リーディング・リスニングを合わせたCSEスコアが622点以上で合格となります(満点850点)。
合格目安:50問中30問(正答率60%前後)を目指しましょう

CSEスコアとは

テストの難易度に左右されず、公平にスコアを算出するための基準です。

出題範囲と覚えるべき単語・文法

英検4級の出題範囲は、5級に比べて語彙・文法ともに大きく広がります。
必要な語彙数の目安は約800〜1000語です。文法も中2前半レベルまでをカバーします。
必要な文法範囲はこちらの通りです↓

英検4級に一発合格するための勉強法

小学生〜中学生の学習者にとって、英検4級は「英語らしい文法」に一歩踏み込む段階です。以下では、一発合格に必要な3つの力を鍛える勉強法を紹介します。

語彙力強化のポイント

語彙力は、リーディングにもリスニングにも直結する「英語力の土台」です。毎日少しずつでも単語に触れることで、自然と文章の意味もとらえやすくなります。
すべての単語を完璧に覚える必要はありません。出題されやすい単語や日常的によく使う語を中心に、「重要語にしぼって確実に覚える」ことが大切です。

語彙力を伸ばす方法
  • 頻出単語を毎日少しずつ覚える
  • アプリや単語カードで反復学習
  • 似た意味・反対語などでグループ化して覚える

文法知識の習得法

英検4級では、中1から中2前半に習う文法がしっかり理解できていることが求められます。
「三単現」「過去形」「進行形」など、つまずきやすいポイントを中心に、丁寧に取り組むのが合格への近道です。

文法力を伸ばす方法
  • 中1〜中2前半の文法をざっと復習
  • 三単現や過去形など「つまずきやすい文法」を重点的に
  • 書き写しや音読で記憶に定着させる

リスニング対策

リスニングは苦手意識を持ちやすい分野ですが、慣れてしまえば一番点が取りやすいパートでもあります。
音声を繰り返し聞いて、耳を英語に慣らす習慣をつけていきましょう。

リスニング力を伸ばす方法
  1. 試しに過去問を解いてみる
  2. 聞き取れなかった部分を再確認する
  3. スクリプトを見ながら音声を使って音読する
  4. 毎日5分で良いので、続ける

合格のための勉強プラン(目安:3ヶ月)

「どうやって勉強を進めたらいいの?」と悩む方のために、ここでは12週間・3ヵ月ののモデルプランをご紹介します。
毎日20〜30分くらいの学習でも、しっかり続けていけば一発合格も十分に狙えます。

習慣化のコツ
  • 朝食前・夕食後など「学習ルーティン」を決める
  • ごほうびシールやカレンダーでやる気を見える化
  • 1日ごとのミッションに分けて「できた感」を味わう

3か月のモデルプランはこちら

1〜4週目
基礎固め期
  • 語彙
    単語に毎日触れる
    週60語ずつ(計240語)を日常の中で少しずつ覚える
  • 文法
    be動詞・一般動詞・進行形・三単現・疑問詞の復習
  • リスニング
    過去問のリスニングを解く→聞きこむ→聞いて意味が分かったら次へ
5〜8週目
応用力育成期
  • 語彙
    単語に毎日触れる
    週60語ずつ(計240語)を日常の中で少しずつ覚える
  • 文法
    過去形・助動詞can・命令文など応用文法を整理
  • リスニング
    過去問のリスニングを解く→聞きこむ→聞いて意味が分かったら次へ
9〜10週目
実践演習期
  • 語彙
    単語に毎日触れる
    週60語ずつ(計240語)を日常の中で少しずつ覚える
  • 文法
    頻出ミスの文法・語彙を集中的に復習
  • リスニング
    過去問のリスニングを解く→聞きこむ→聞いて意味が分かったら次へ
11〜12週目
仕上げと調整
  • 語彙
    前週の単語の復習+新出40語
  • 文法
    過去形(不規則動詞の導入含む)
  • リスニング
    過去問のリスニングを解く

英語の力は“毎日の小さな積み重ね”で伸びていきます。焦らず、コツコツと取り組んでいきましょう。

よくある失敗パターンと対策

失敗例原因対策のヒント
長文で意味がつかめない語彙不足 or 文構造の理解不足音読と精読を交互に行うのが効果的
リスニングで集中力が切れる英語を聞く時間が普段から少ないスクリプト付き音声を毎日5分でも聞く習慣をつける
単語を覚えてもすぐ忘れる一度覚えて満足してしまう翌日・数日後に繰り返しテスト形式で復習する
過去問を解いても伸びない解きっぱなしで直しをしていない間違えた問題を「なぜ間違えたか」まで振り返る習慣をつける
勉強のやる気が続かない目標や達成感が見えにくい1日ごとのミッションとごほうびで「できた感」を積み重ねる
小学生におすすめな英検チャレンジキャンペーン!英検5級に挑戦しよう!

おススメの教材

ここでは、英検4級対策におすすめの教材を厳選してご紹介します。
「何を使えばいいのか分からない…」という方のために、目的別にまとめました。
家庭学習でも無理なく進められるものを中心にピックアップしています。

単語でる順パス単4級頻出単語が効率よく覚えられる
文法英検4級をひとつひとつわかりやすく。中学生にも読みやすい文法解説
総合問題英検4級集中ゼミ演習量と解説のバランスが良い
過去問英検4級 過去問リスニングCD付きで本番対策に最適

STUDIOUSでのサポート内容

STUDIOUSでは、英検をペースメーカーにして、その過程で本物の英語力を身につけていくことを大切にしています。

「まずは英語の力をつけて、それが自然と結果(=合格)につながる」
──そんな考えのもと、お子さま一人ひとりに合った学び方を一緒に見つけていきます。

サポート内容
  • 英語の基本を丁寧に積み重ねる個別カリキュラム
  • リスニングやリーディングも反復で定着
  • 試験直前だけでなく、毎日の「ちいさな英語の努力」を積み重ねて実力アップ


👉 無料体験のお申し込みはこちら

5級をまだ受けていない方へ

英検4級は5級の内容を土台にして出題されます。 まだ英検5級を受けていない、あるいは自信がない方は、まずはこちらの記事で5級の対策を確認しておくと安心です。

英検5級 一発合格ガイド|初心者でも合格できる勉強法と準備のコツ

まとめ

英検4級は、英語学習をスタートさせたお子さまにとって「最初のチャレンジらしいチャレンジ」です。
5級と比べて内容もぐっと本格的になりますが、計画的に進めれば、一発合格は決して難しくありません。

保護者の方のちょっとした声かけや、「がんばってるね!」「よくできたね」のひと言が、大きな励みになります。

STUDIOUSでは、お子さま一人ひとりのペースに合わせて、英語が好きになる土台づくりをサポートしています。
一緒に、合格とその先の未来を目指しましょう!

今日は以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。