皆さんこんにちは!
英検5級は、初めて英検を受ける小学生や中学生にぴったりの入門級です。
とはいえ、「簡単」と油断して準備不足のまま受験すると、思わぬ落とし穴も……。
このページでは、英検5級に”一発合格“するために必要な勉強法や教材、スケジュールの立て方まで、わかりやすく解説します。
保護者の方にも役立つアドバイスをまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。
それでは行きましょう!

成田市囲護台にある英語専門塾代表
頑張ること、頑張り切ることを伝えています。
英検5級ってどんな試験?
まずは、英検5級がどんな試験なのかを知っておきましょう。試験の形式やレベル感を把握することで、無駄のない準備ができます。
英検5級の試験は、主にリーディングとリスニング能力を評価します。
- 対象レベル
中学初級程度(中1の教科書レベル) - 試験形式
筆記(リーディング)+リスニング(音声のみ) - 合格点
おおよそ正答率60%前後(CSEスコア制) - 試験時間
約40分(筆記25分+リスニング15分)
「読む」「聞く」の2技能を中心に、基本的な語彙・表現・文法が理解できていれば十分に合格可能です。
試験 | 内容 | 時間 |
---|---|---|
リーディング | 短文空所補充 会話文空所補充 語句整序 | 25分 |
リスニング | 会話の応答選択 内容一致選択 イラスト一致選択 | 約20分 |
スピーキング | 画面に表示された短文(20語程度)の音読 パッセージに関する質問(1〜2語程度で回答) 自分自身への簡単な質問(例:What food do you like?) | 約3分 ※合否には影響しない。 |
スピーキングは録音形式で自宅受験可能。合否には影響しませんが、「英語を話す練習」として非常に良い経験になりますよ!
一発合格するための3つの力
試験に出る内容がわかったら、次は「どんな力があれば合格できるのか?」を明確にしておきましょう。
英検5級では、特に次の3つの力が重要です。
- よく出る単語と表現を押さえる語彙力
→ 目安は600〜700語。家・学校・あいさつ・数字・曜日など身近な語彙が中心。 - 短い英文を正しく読める読解力
→ 簡単な疑問文・肯定文の理解。文法はbe動詞、一般動詞、疑問詞、助動詞canなどが中心。 - ゆっくり話される英語を聞き取るリスニング力
→ 会話文が中心。相手の質問に対する適切な返答を選ぶ問題が多い。
合格点とCSEスコアの目安
英検5級は、リーディング・リスニングを合わせたCSEスコアが419点以上で合格となります(満点850点)。
合格目安:50問中30問(正答率60%前後)を目指しましょう
単に「何問合ってたら合格」ではなく、難易度を考慮したスコアで合否判定するための数字です。
もしもその回がめちゃくちゃ難しかくて、正答数に達していなくて不合格だと理不尽ですよね。
逆にその回がめちゃくちゃ簡単だったら、「あの試験ならだれでも受かるよ」なんて思われたくないですよね。
なので、テスト問題の難易度が毎回少し違っても、常に公平な基準で英語力を測ることができると言われています。
出題範囲と覚えるべき単語・文法
英検5級に必要な単語数は約600語と言われています。
必要な文法範囲はこちらの通りです↓
スキル | 必要な内容 |
---|---|
語彙力 | 基礎単語600語 |
文法知識 | be動詞・一般動詞の文(肯定文・否定文・疑問文) 疑問詞(What, Who, Where, When, How など) 命令文 代名詞(I, me, my, mine など) 形容詞・副詞の基本的な使い方 前置詞(in, on, at など) 名詞の複数形 |
小学生が英単語600語覚えたり、文法を学んだりするのは急には高いハードルかも知れません。
そこで効果的な勉強法をお伝えします!
英検5級に一発合格するための勉強法
小学生にとっての英語学習は「楽しく・分かりやすく・習慣的に」がカギです。以下は、より実践的で効果的な勉強法を目的別に紹介します。
「語彙力」とは、特定の言語で理解し使用できる単語の数を指します。
英検5級では約600語の単語が出題される範囲で、基礎的な語彙の理解が求められます。
語彙力を効果的に強化する方法としては、日々の反復学習が鉄則です。
単語カードやアプリを使いながら、常に新しい単語を覚える習慣をつけられるように、単語カードやアプリをお勧めします。
手法 | 効果 |
---|---|
単語カード | 持ち運びが便利で場所を選ばず学習可 |
アプリ | ゲーム感覚で楽しく学習できる |
語彙力の向上は、英語力に直結しますし、リーディングとリスニングで役立つことは間違いありません。
ちなみに当塾では学習アプリ「クイズレット」を利用しています!
「文法」は、言語を正しく使用するためには必須です。
英検5級では、be動詞や現在進行形、助動詞canなどが主要な出題範囲です。
基本的な文法事項とはいえ、この部分の理解がおろそかだと、今後ずっと英語に苦しむことになります。
文法知識の習得をご家庭でやる場合は、参考書やドリルを使った勉強がメインになります。
具体的には、例文を多く書き写したり、文法問題集を解くことが推奨されます。
手法 | 効果 |
---|---|
参考書の読み込み | 理論的な理解を深める |
問題集の活用 | 実践的な応用力を養成 |
例文の書き写し | 記憶に定着させる |
文法を理解することで、正しい文章作成や会話が可能になり、英語全般のスキル向上に繋がります。
「主語」や「述語動詞」を意識させて、日本語と英語の違いを知ることが第一歩です。
私もそうしています。
「リスニング力」とは、聞こえてくる音声を正しく理解し、意味を把握する能力のことです。
つまり、「音を英語として聞き取る力」と「聞こえた英語から意味を把握する力」の2つが必要です。
英検5級のリスニング問題は、日常会話や簡単な文章が中心です。
英検のリスニング対策には、過去問を繰り返し聞くのが効果的です。
- 試しに過去問を解いてみる
- 聞き取れなかった部分を再確認する
- スクリプトを見ながら音声を使って音読する
- 毎日5分で良いので、続ける
リスニング力を高めることで、英検5級試験だけでなく、その後の英語学習全般がスムーズになりますよ~。
合格のための勉強法ステップ(目安:2ヶ月〜)
ここからは、英検5級に一発合格するための勉強の進め方を具体的にご紹介します。
英検5級に合格するためには、具体的な学習計画が重要です。
とは言え、まだ学習習慣がついていない場合は、計画倒れになる可能性もあります。
なので、最初のうちは無理のない範囲で、毎日少しでも英語に触れることを目標にしてください。
例えば、こんな感じでも十分です。
- 1日15~30分の学習時間でOK
👉英語初心者:毎日20分×8週間=20時間
👉少し慣れている子:毎日15分×8週間=14時間 - 「単語5個覚える」「1問解く」など小さな目標設定を
- 親子でクイズ形式にして単語暗記チェックする
- 朝食前・夕食後など「学習ルーティン」を決める
- ごほうびシールやカレンダーでやる気を見える化
- 1日ごとのミッションに分けて「できた感」を味わう
2か月のモデルプランはこちら
- 語彙
基本単語に目を通す(20個/日) - 文法
アルファベット - リスニング
過去問のリスニングを解く
- 語彙
基本単語に目を通す(20個/日) - 文法
be動詞(am, is, are)一般動詞(play, like など) - リスニング
過去問のリスニング聞き込み
- 語彙
基本単語に目を通す(20個/日) - 文法
疑問詞(What, Where など) - リスニング
過去問のリスニングを解く
- 語彙
基本単語に目を通す(20個/日) - 文法
命令文・代名詞 - リスニング
過去問のリスニングを解く
- 語彙
基本単語に目を通す(20個/日) - 文法
形容詞・前置詞・複数形 - リスニング
過去問のリスニングを解く
- 総合演習
- 総合演習
- 毎日過去問で試験慣れする
これだけやれば、満点とはいかなくても、合格点に届くはずです。
おススメの教材
単語、文法などおススメの教材をご紹介します。全てアマゾンで購入できます
単語 | 『でる順パス単5級』 | 頻出単語が効率よく覚えられる |
文法 | 『英検5級をひとつひとつわかりやすく。』 | 初心者向け、丁寧な解説 |
総合問題 | 『英検5級集中ゼミ』 | 試験対策に特化、問題演習に最適 |
過去問 | 『英検5級 過去問』 | 最後の仕上げに。 |
英検5級に挑戦する意義
英検5級に挑戦することの意義はなんでしょうか?
私は以下の2点をここでは挙げます。
- 英語学習の確立
- 努力する力の養成
英検5級は英検の入り口の級で、英語学習の第一歩を確立するところにあります。
基礎的な文法事項や語彙力を身につけることで、将来の英語学習がよりスムーズに進む土台が築かれるためです。
単に過去問解いて、単語を覚えても勘の良い子は合格してしまいます。
そうではなく、きちんと基礎の文法を理解したうえで、過去問を解いて、問題に慣れるようにしてください。
過去問解きまくって受かった合格ときちんんと理解した文法を理解した上での合格は天と地の差があります。
例えば、小学校で英検5級に受かっても、実はbe動詞と一般動詞の使い分けに自信がない!なんてことになってしまいます。
合格・不合格が結果として出る英検はある意味、まだ小さい子ども達には残酷かもしれません。
合格なら素直に喜べますが、不合格からだって学べるものがあります。
中学、高校、大学、そして社会人になっても、合格・不合格が付きまとうものです。
そんな社会で時に不合格を言い渡されても、力強く生きていけるように、親がサポートできるうちにそばでサポートして、挑戦する力を養ってほしいと思います。
別に英検で不合格になっても、人格が否定されるわけではありません。
何度も何度も挑戦できる英検で、簡単に折れない心を作ってほしいと思います。
ちなみに、年度によって不合格でも無料で挑戦できるキャンペーンもあります。

STUDIOUSでのサポート内容
「自分だけで準備するのは不安……」「うちの子に合った進め方が知りたい」という方へ。STUDIOUSでは、お子さま一人ひとりに合わせた個別カリキュラムで、英検5級の一発合格をサポートしています。
STUDIOUSでは、英検5級合格に向けた「一発合格カリキュラム」を個別にご用意しています。
- 単語・文法の習得からスタートできるので、初めての英検でも安心
- リスニング・リーディング対策は専用プリントと音声指導で対応
- 模試演習や間違い直しまでフォロー
まとめ
英検5級は、はじめての英検として受ける方が多い試験です。最初の一歩だからこそ、確実に合格して「英語って楽しい!」という気持ちを育てたいですよね。
英検5級は、英語学習の「最初の成功体験」をつくる大事なステップです。しっかり準備すれば、初めての受験でも一発合格を狙えます。
保護者の方も、お子さまのスケジュールや学習習慣に合わせて、無理なく続けられるサポートを意識してみてくださいね。
次の級に向かうための“自信”を、この英検5級でぜひ手に入れましょう!
今日は以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。