皆さんこんにちは。
先日のニュースで英検S-CBTでの受験者が増加傾向にあるそうです。
S-CBTには従来型とは違うメリットも多く認知度が上がっているからだと思います。
当塾でもS-CBTで受験する生徒が増えてきています。
そこで一度S-CBTって何なのか?どんなメリットがあるのか?デメリットは?などなどまとめてます。
この記事を読めば、「従来型と何が違うの?」「結果はいつ届く?」「タイピングと手書きはどっちが有利?」などの疑問や自分がS-CBTに向いているのか、従来型が向いているのかが分かると思います。
それでは行きましょう!

成田市囲護台にある英語専門塾代表
頑張ること、頑張り切ることを伝えています。
英検S‑CBTの基礎知識
S‑CBTの根本的な仕組みや、従来型とどこが違うのかを整理します。初めての方でも全体像がつかめます。
英検S‑CBTは、公益財団法人日本英語検定協会が2018年度にスタートさせたコンピュータを使った受験方式です。
試験会場に設置されたPCを用い、Speaking→Listening→Reading→Writingの順に一日で終わる英検です。
従来型と同じ問題形式を保ちつつ“面接官なし・マークシートなし”を実現した試験とも言えます。
なので、
- 面接で知らない人の前で英語を話すのが怖い!
- マークシートに慣れていない(マウス入力したい)
という方に打ってつけの試験になっています。
2025年現在の実施級は準1級・2級・準2級プラス・準2級・3級です。
1級・4級・5級は対象外なので注意してください。
さらに2025年度からは試験回数が「同一検定期間内で同一級を最大3回」に増えました。
同一検定期間というのは
- 4月~7月:第一回検定期間
- 8月~11月:第二回検定期間
- 12月~3月:第三回検定期間
のように分類されています。
同一検定期間内に、同じ級を3回も受験出るので、どうしても合格したい級がある場合は、「1回目で弱点を把握 → 2回目で修正 → 3回目で最高スコアを狙う」という戦略もありと言えばありです。(受験料がかかりすぎますが・・・。)
試験は原則として毎週土日に、全国82エリアのテストセンターで実施されています(2025年4月時点)。
複数日程から選べるので、部活などと重なりにくいと思います。
実際塾生も部活を考慮して、S-CBTでの受験を計画している子もいます。
費用面のポイントや、従来型と比べた場合の金額感も具体的に解説します。
受験級 | S-CBT 検定料(税込) | 従来型 検定料(税込) 本会場 | 従来型 検定料(税込) 準会場 |
---|---|---|---|
準1級 | 10,600円 | 10,500円 | ー |
2級 | 9,700円 | 9,100円 | 6,900円 |
準2級プラス | 9,300円 | 8,700円 | 6,400円 |
準2級 | 9,100円 | 8,500円 | 6,100円 |
3級 | 7,800円 | 6,900円 | 5,000円 |
「S-CBT=高い」というイメージが先行しますが、従来型でも学校などで受ける準会場での受験の場合は、2級で+2,800円となり、やはりS-CBTは高いなぁという印象です。
とは言え、「どうしても英検合格が必要」「英検合格で受験校が決まる」という場合は金額は置いておいて、Max3回のチャンスを生かすシチュエーションもあると思います。
結果通知のスピードや、合格証書の受け取り時期を押さえておきましょう。
項目 | 日程(目安) |
---|---|
Web合否発表 | 試験日から3週間後の木曜日約25~31日後に公式サイトにて発表 |
成績表郵送 | Web公開から約2週間後 |
従来型と比較すると1日で全ての試験を行うこともあり、合格発表までの日数が少ないです。
以下の記事でS-CBTの合格発表スケジュールをまとめています↓

S‑CBT 6つのメリット
ここではS‑CBTならではの強みや便利さ、従来型と比べて有利な点をまとめます。どんな人にとって有益か、具体的な例も交えて解説します。
- 日程自由度◎
毎週実施×3回受験可で“滑り止め”を確保しやすい - 1日完結
リスニング、スピーキング、ライティング、リーディングの4技能を一日で評価されるので、二次試験までの待機期間ゼロ - ヘッドセット+クリック操作でストレス減
リスニングの音質がクリア、マークシートの塗り残しなし - 画面に向かって話す
知らない人と二人っきりで英語で話す従来型と異なり、PC上で録音しながらスピーキングが行われます。聞き取れない場合も「もう一度聞いてやり直す」をクリックすればいいので、「Excuse me」とか「Could you say that again?」とかを言わなくて済みます。相性問題がゼロなのが良いですね! - 得点開示が速い
結果が早いので次の回の対策にすぐ活かせる - 4技能CSEスコアを必ず取得
従来型は一次試験に合格しないとスピーキングを受験できず総合CSEが算出されませんが、S‑CBTは全受験者が4技能受験するため不合格でも総合&技能別CSEスコアが手に入る。CSEスコアを提出する大学入試(総合型選抜・外検利用)で大きなアドバンテージになります。
S‑CBT 4つのデメリット
一方で、S‑CBTならではの注意点や不便さも存在します。受験前に知っておきたいデメリットや対策についてまとめました。
- 会場定員が少ない
希望日時が取れないリスク。公開初日に申し込むのが鉄則。 - 周囲の声が気になる
Speaking中は全員が同時録音。パーテーションはあるものの、隣の発話が聞こえることも。 - PCタイピングに慣れが必要
2級・準1級は120語程度をタイピングするため、両手入力が遅いと致命的。
でも手書きもOKなので、大きなデメリットではない - 検定料がやや高い
受験級によって+5〜10%。家計との相談が必要。
子を持つ父親の私としては検定料の高さ、会場までの交通手段などがネックかなぁと思います。
こんな人におすすめ
英検S‑CBTは、従来型の試験ではカバーしきれないさまざまなニーズに応えられるのが大きな特長です。
この章では、どんな人がS‑CBTを選ぶとメリットが大きいのか、実際のケースを例に挙げながら解説します。
自分やお子様に合っているか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
- 共通テスト英語の外部検定利用を検討している高2・高3
- 部活引退前にスコア確定を目指す中高生
- 帰国前後で短期合格を狙う帰国子女
- 人前の面接が苦手で録音式の方が話しやすい受験生
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今日は以上です。
英検をペースメーカーにどんどん英語力をつけて行きましょう!