IELTS9.0満点講師による英検ライティング添削

英語長文を正確に速く読むために意識すること

皆さんこんにちは!
日々英語を教えている中で、いつも心から願うことがあります。
それは「主語と述語動詞を見つけること」です。
先々苦労しないために「主語と述語」は最低見つけられるようになって欲しい、いやそうならなければなりません。
今日はなぜ「主語と述語動詞を意識する」にこだわっているのか、書いていこうと思います

英語専門塾 ステューディアス

成田市囲護台・香取市佐原で個別レッスンやってます

子ども達に英語を使える未来を提供することが使命です。

頑張ること、頑張り切ることを伝えています。

英語と日本語の文法構造は大きく異なります。
英語は「主語-述語-目的語」の順で構成されることが多いのに対し、日本語は「主語-目的語-述語」の順序です。
日本語の語順パターンは体に染み込んでいる一方、英語の語順パターンはまだ慣れていなません。

なので、最低限英文を読む際には、まず文の主語と述語(動詞)を探すことが先決です。

例:
「The cat sat on the mat.」(猫がマットの上に座った。)
この文では、最初に「The cat」(猫が)という主語と「sat」(座った)という述語に注目します。

理由2:複雑な文構造でも正確に読めるようになる

簡単な英文だったら、並んでいる単語から文全体の意味を想像することはできるかも知れません。
でもそのやり方だと、少しレベルが高くなっただけで読めなくなってしまいます。

実際、新しく入ってきた子は、単語から「なんとなく」で英語を読んでいることが多々あります。

別に彼らが悪いのではありません。
読み方を知らないので、仕方が無いのです。

この「なんとなく読んでいる」から「確信を持ってい読める」状態に持っていくのが私の仕事です。

教えるべきことはたくさんありますが、いきなり多くの事を伝えても子ども達はいったい何が重要なのか?が分からなくなってしまいます。

ですので、まずは「主語と述語」を意識して英文を読むように指導していきます。

最初は意識して「主語と述語」を探す
でも無意識に探せるようになるまで練習する
意識→無意識になるまで練習することでこそ、力が付いてきます。

理由3:先々英語を読む時にはいつでも役に立つから

この主語と述語を意識する!は大学入試の問題でも役に立ちます。

有名英語講師の西きょうじ先生の著書に「ポレポレ」とうものがあります。
この参考書の最初の例題も、この「主語と述語」について書かれています。
今まで英語が読めない子が「主語と述語」探しからつまづいているのを知ってのことだと思います。

主語と述語が分かったら、補語や目的語を探して、英文全体の意味を把握します。

この英文の主語と述語はこれ!この述語動詞の後ろには目的語が来ているはずだ!

こんな風に、自分で仮定して、その仮定が正しいかを確認しながら読み進めていくことで、力が付いていきます。

ネイティブだって、自分が思っていた主語と述語が違っていて文の意味が通らないって気付いた時には、また最初から読み返すそうです。

ネイティブですらそうなのですから、私たち日本人はどれが主語でどれが述語を見極めることで、論理的に英文を読むことができます。


もちろん、大学入試以降でも、英語の論文を読まなきゃならない!とか英字新聞をカフェで読んでみたい!という時、英語を正確に読むためには、必須の力です。

私もたくさん練習したんです

私は外資に転職して英語をやり直しました。
当時何をしていたかと言うと・・・。

まぁお決まりの英会話スクールに通っていたんです。
でも英会話ができるほど英語のフレーズも知らないので、効果はでませんでした。

そこで英会話を辞めて、今塾でやっているようなトレーニングに切り替えました。
そこから少しずつ英語が出来るようになっていきました。

その1つに「品詞分解」があります。

短い英文をノートに書いて、その英文に含まれる単語が文の中でどんな役割になっているのかを書いていきました。

例えばこんな感じです

I bought a book in the department store.

主語:I(代名詞)
述語動詞:bought (動詞、過去形)
目的語:a book(名詞)
修飾語:in the department(前置詞句)

SVOの第3文型

こうやることで、文の構造を意識出来るようになり、もっと続けると意識しなくても文の構造がわかるようになりました。
私も効果を体験しているので、いずれは塾でも展開していきたいと思っています。

当塾でやっていること

当塾では長文読解のトレーニングとして、課題文の和訳をしてもらっています。
ちょっと時間がかかってしまうのですが、それでもやっているのには理由があります。

1つは、日本語にすることで「なんとなく分かった」状態を生徒本人に自覚させるためです。
よくあるのは、「なんとなく書いてあることは分かったけど、よく意味が分からない」という状態です。

その状態から、ペンを動かして自分なりの日本語訳を作ってもらいます。

そうすることで、生徒の思考を可視化できるので、私も「どこの理解が間違っているのか?」をつかめやすくなり、ピンポイントで解説して、正しい理解、正しい読み方を説明できるようになり、レッスンをより意味のあるものにすることができます。

数回やると、主語と述語を意識した読み方になります。(数回で変わってくるのを考えると、どれだけみんな読み方が分かっていないかが分かります)

その後、正しく意味が取れたら今度はオリジナルのテキストで英語の語順のまま英語を理解する練習をしてもらいます。
本当は、この後に「原文復元法」も取り入れたいのですが、そこまでやると時間切れになってしまって、今のところできていません。

体験参加が増えてきました→ありがとうございます

ここ最近、体験レッスンが増えてきています。
体験レッスンされた方は全員入塾されているので、ありがたいことに残席もわずか1です。
引き続きお問い合わせ頂けるようなら、曜日を増やすなり考えなければならないと思っています。


先日体験して下さった中学生の話を少しだけ書いてみます。

中学に入って初めての定期テストで点数が悪かったそうです。
本人からの「英語が分からない」のSOSを聞いたお母さんが当塾に問い合わせてくださいました。

体験レッスンの日取りを決めて、いざ体験日。
すぐに「これではテストで良い点数はとれないであろう」と感じました。

お母さんに素直に現状をお伝えしました。

まだ始まったばかりで、個々から頑張ればまだ大丈夫です!この状態が中三だったら厳しいけど、まだ学習項目も少ないから、追いつけますよ


でも、本人がやらなければ、できるようになりません。
とも加えました。

確かに今はできない。
でも目は腐っていません。輝いていました。

英語ができるようになりたい!
言葉少なげですが、表情や目からその熱い想いは伝わってきました


体験から数日後、入塾のお申込みを頂きました。(体験後は私から連絡することはありません)
さぁ、今の気持ちを忘れずに、ここから頑張って行こう!


成田市囲護台・香取市佐原でレッスンを行っています。
同じように「英語が分からない」とSOSを出しているご家庭は、お気軽にお問い合わせください。

体験レッスン