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英単語を効率的に覚える方法-2つ紹介します

英単語を覚える。
英語が出来るようになるには、避けて通れません。
でもみんなが苦手です。私も苦手です。もう苦手が当たり前。

それが英単語暗記です。

「やっと覚えられた!」と思ったのに、次の日には忘れている。

そんな絶望を感じさせてやる気を失わせるのが英単語暗記です。

でも英単語を知らないと、英語が読めません。リスニングもできません。
逆に英単語を覚えておけば、英語が出来るようになっていきます。(単語以外に基本文法は必要です)

だったらどうすれば、より短時間に効率的に英単語を覚えられるのか?

これについて今日は書いていきます!
英単語帳に何度も挫折した私が書いていきますので、同じように悩んでいる人の参考になれば嬉しいです!

それでは行きましょう!
今日もよろしくお願いします!

英語専門塾 ステューディアス

成田市囲護台・香取市佐原で個別レッスンやってます

子ども達に英語を使える未来を提供することが使命です。

頑張ること、頑張り切ることを伝えています。

単語の暗記の前に、記憶についての予備知識を付けておきましょう。
記憶には3つのタイプがあると言われています。
まずはここから理解して、効率的に英単語を覚える方法を理解していきましょう!
「覚える」にはいくつかの段階があります。

記憶の3つのタイプ
  • 感覚記憶
  • 短期記憶
  • 長期記憶

目に入ってきた物や聞こえたものを1秒くらい覚えていることを感覚記憶と呼んでいます。

1秒で忘れてしまう感覚記憶も、例えば電話番号を見て、スマホに打つ時のように、心の中で何度も繰り返していると、数十秒程度は記憶したままの状態を維持できます。

この数十秒程度覚えられる状態を短期記憶と呼んでいます。

短期記憶は数十秒と短くて、1分後には忘れてしまいます。
これでは暗記したとはなりません。

そこで、ずっと覚えたままにできる長期記憶にするためにはどうすればよいでしょうか?

これは接触回数を増やすのが一番です。

何度も見て、思い出すことで短期記憶→長期記憶になります。

繰り返しが必要な理由は、何度も同じものを見ると徐々に脳が「これは重要な情報だ!」と認識するからです。
この状況が長期記憶になります。

記憶のポイント

まとめると、記憶には「感覚記憶」「短期記憶」「長期記憶」の3段階があり、何度も繰り返し思い出すことで、「感覚記憶」が「短期記憶」へ、「短期記憶」は「長期記憶」となり、覚えた状態になります。

長期記憶にするためには反復、そして反復することで、脳が重要な情報だと認識させるのがポイントです。

それでは続いて、具体的な単語の覚え方を解説していきます。

単語帳を使う

英単語帳を買って語彙力を付けようとした場合の具体的なやり方を解説していきます。
何度も繰り返して長期記憶化するのがポイントです。
以下に順番に書いていきます↓

100個ずつに区切る!

例えば、2000単語載っている単語帳を1つ目の単語から2000個目の単語を順番に覚えようとすると、最後の2000個に到着した時には何日もたっていて、1つ目の単語は頭から消えています。
だから100個(50個でもOK)にして、回転を上げるようにします

知っている単語には印を付ける!

知っている単語と知らない単語を分けます。
たいていの単語帳にはチェックを入れるマークが単語の上とか横にあるので、そこにチェックを入れます。
もしもチェックマークが無ければ、単語に〇でも付けてください。
これは、知らない単語だけを集中的に繰り返すためにやる作業です。100個のうち、知っている単語が20個あれば、残りの80個の暗記に集中することができます。

英単語を発音して、日本語訳も読む

知らない単語を読んで、日本語も読みます。
もしも例文がついてるなら、その例文も読みます。

日本語訳を隠して英単語の意味を言う

日本語訳を赤シートとか紙で隠して、英語をみて瞬時に日本語訳が言えるかチェックしていきます。
思い出そうとすることも記憶の定着に繋がります。
ここで言えるようになったら、またチェックを入れたり、〇を付けたりします

繰り返し覚えていない単語を集中的に繰り返す

覚えていなかった単語はすぐに日本語訳が言えるように繰り返す。
最終的にすべてにチェックが付けば終わり

上記のStep3「英単語を見て発音して、日本語訳も読む」は覚えるためのインプットです。
逆にStep4の「日本語訳を隠して英単語の意味を言う」はアウトプットになります。

コロンビア大学の心理学者アーサー・ゲイツ博士の研究によるとインプットとアウトプットの割合は3:7が理想だと言われているので、アウトプット重視の学習スタイルを意識してください。

こうやって繰り返して、100個の英単語を覚えられたとします。
さて、次の日何個覚えているでしょうか・・・。

忘れるのが当たり前!だから忘れても凹まない

カナダのWATERLOO大学の研究によると、100%覚えたものも次の日には20%~50%しか覚えていないそうです。
さらに7日目には2~3%しか覚えていないそうです。英単語だと100個中2個か3個。

あんなに必死に覚えたのに、すぐ忘れる!
あ~オレ暗記力ないなぁ。駄目だ、やっぱり
とかって凹みたくなりますが、凹んだら相手の思うつぼです(相手って誰・・・)。

忘れて当然なように私たちの脳はできています。

しかも、この研究結果には続きがあります。
もしも、100%覚えた次の日にもう一度復習すると、初日にかかった時間よりも短時間(17%)で100%の記憶に戻せるそうです。
例えば、初日に100個覚えるのに30分かかっていたら、翌日5分の復習で100%の記憶に復活させることができます。

2~3%しか覚えていない7日後に復習だったら、また30分近く必要になります。
覚えられない苦痛をもう一度経験しなければなりません。

図に表すとこんな感じです↓
引用:https://uwaterloo.ca/campus-wellness/curve-forgetting

ポイント

誰でも忘れるように人間出来ている。
忘れた内容を翌日にもう一度復習して、100%暗記の状態にする

記憶のフックを作る

とは言っても、単語帳には覚えにくい単語も載っています。
何度やっても覚えられない単語って誰にでもあります。

そういう単語は、こじつけでも語呂合わせでも良いので、記憶のフックを作るようにします。
何かを手掛かりに思い出せるような記憶のフックです。

英単語の語呂をまとめているサイトもありますので、覚えにくい単語があったら、こちらを参考にしてください。
https://www.en-tango.com/

語呂も良いですが、もっと良いのが語源を活用することです。

語源?なにそれ?
と言う方に、語源の凄さをprivilegeを例にとって説明します。

語源の威力

privilegeは「特権」と言う意味
頭のpriviはprivateが語源
legeはlawが語源
private lawつまり、「個人に都合の良い法律→特権」と言う風にすると、覚えやすくなりますよね。

ちなみに上の解説は試験に出る英単語に載っています。

他にもネットで無料で使える語源辞典と言うものがあります。
私がよく見るものも紹介しておきます↓
https://tentan.jp/
https://www.etymonline.com/

英語の語源辞典はちょっと難しいですが、いつか挑戦できるように鍛錬を積んでいきましょう!

当塾のステューディアスという名前についても語源を交えて解説しています↓

塾名のステューディアスってどういう意味?

音読教材を使う

単語帳を使った場合、語彙数を増やすのに効率は良いのですが、なかなかその単語の使われ方とかイメージが作り上げられません。
例文のある単語帳もあって、その例文を読むことが素晴らしいですが、短い例文からは単語のイメージを膨らませることが難しいです。(想像力がある人は別ですかね・・・。)

そんな場合、音読を通して単語を覚える方法もあります。

注意点としては、音読が作業になって、意味理解のないまま読んでしまわないようにする点です。

意味の分からない英文を何度も読んでも、それは呪文を繰り返し唱えているのと同じです。
意味を理解しながら読むと、知らなかった単語の意味も頭に思い出しながら読んでいくことになります。

読むたびに思い出しますので、読んだ回数だけ脳から単語の意味を引き出すことになり、これが定着を促します
しかも前後関係があるので、単語のイメージも付きやすいくなりますし、どんな場面で使う単語なのかも知ることができます。

私個人の話をすると、単語帳での英単語暗記はいつも挫折してしまいますが、音読を多くやっていると、知らず知らず覚えてしまうので、こちらの方法で今まで英単語を覚えてきました。

英検1級を受ける時も英検1級用のパス単を買いましたが、結局長続きせず、音読教材を通して単語を覚えていきました。

効果的な音読方法についてはこちらをどうぞ↓

家でもできる英語力を爆上げする音読の仕方を解説します!

いつ覚えるのが良いのか?

脳は睡眠中に頭の中を整理するので、寝る前に覚えて、また起きたら復習すると覚えやすくなると言われています。
これはリヨン大学の研究でも確かめられたものです。

英単語に置き換えると、
100単語暗記睡眠起床してすぐ100単語の復習
という流れになりますね!

翌日に復習するのは先述の研究結果とも一致しますので、良いことばかりです。

覚えるのって結構きついですが、それに比べれば復習は楽です。
復習しないと、またあのきつい覚える作業をしなければならないので、復習した方が楽ですね!

さいごに

今日は英単語の暗記法について解説しました。
大きくは単語帳を使う方法と、音読しながら覚える方法の2つです。

単語帳は記憶の引っ掛かり(フック)を作るものです。
単語帳で覚えただけでは、どこかの英文に出てきたときに「あれ?なんだっけ?」って思うこともあると思います。
その度に「あれだけ頑張って覚えたのに、思い出せなかった。」と悲観的になると、暗記するのも諦めてしまいます。

思い出せなかった悔しさもありますが、覚えたけど思い出せなかったその単語に今日会えたと思うようにして下さい。
そうやって少しずつ単語数を増やしていきましょう。

よく言われますが、新しい単語も7回出会うと覚えられるそうです。
そうやって何度も会ううちに記憶に刻まれて、忘れなくなっていきます。

こんな地道な一歩一歩が道を作っていきます

英語力があなたの資産になっていきます。

私も英語には悩みました。でも外資で英語でプレゼンやったりできるレベルになりました。
英語を頑張りたい!英語に困っている・悩んでいるという方は、ぜひ私と一緒に頑張って行きましょう!

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今日も最後までお読みいただきありがとうございました!