IELTS9.0満点講師による英検ライティング添削

自学力は中学生のうちに身に付けよう 

皆さんこんにちは!
先日、この春中学校を卒業して都内の高校に入学した卒業生が夏休みを利用して会いに来てくれました。

高校のこと、部活のこといろいろと話をして、充実した高校生活を送っている様子に私も一安心しました。

その一方で高校での勉強の難しさに驚いているようなので、相談に乗りました。

今日はこの辺について書いてい見ようと思います。

英語専門塾 ステューディアス

成田市囲護台・香取市佐原で個別レッスンやってます

子ども達に英語を使える未来を提供することが使命です。

頑張ること、頑張り切ることを伝えています。

今から半年くらい前の1月中旬、冬の寒い中に都内の高校に受験に行ったこの生徒は、無事に合格を勝ち取り、この春から都内で寮暮らしを始めました。

照れなが再会しましたが、親元を離れて急に成長したように感じました。

入学して4ヶ月、ちょっと茶色く染めた髪が中学校とは違う自由さを手に入れて充実している高校生の雰囲気を醸し出していました。

でも、実は会う前からお母様から

勉強で悩んでいるみたいなんです。ちょっと会って話し聞いてもらえませんか?親のLineは無視だし、ロクに会話もしてくれないので

という話を聞いていたので、一通りの雑談の後に勉強のことを聞いてみました。

いろいろと話しをする中で、ポツリと言いました。

進みも早いし難しくて分からない部分がある

希望の高校に受かるまでは中学校の内容をマスターすることに精一杯でしたが、高校の勉強の内容の濃さを知った今、中学の頃は「楽勝だったな」って苦笑いしていました。

英語は私のところでみっちり学習していましたので、全然ついていけるとのことでした。
ただ、数学が分からなくなりつつあり、このまま分からない部分が増えてしまうのでは?という恐怖を感じているようでした。

中学の間は数学も自分が見てきましたが、高校数学はレベルが違います。
中学の時のように教科書レベルの問題でも難しくて分からないものもあるでしょう。
それに行っている高校も全国から勉強の得意な子が集まる高校でもあるので、普通の高校とは違う順番で習っているようでした。

自学力がないと高校でついていけなくなる

高校に入学した後、勉強についていけなくなるパターンは意外と多いです。

1つは高校入試という目標が無くなってしまったこともあると思いますが、自分で考えて学ぶ訓練をしないまま高校入試を終えた層は結構危ないと思います。

中学の学習はテスト前に重点的に範囲を学べばそれなりに点数が取れましたが、高校からはそういう訳には行きませんので、自学力があるかないかで大きな差になります。

今回話しをした生徒の言葉で一番衝撃だったのは「何をやったら良いのか分からない」でした。
元々この生徒さんは自分で進んで勉強できるタイプだったので、ことさら驚きでした。

例えば、この子は分からない所があってもすぐに質問しないで、自分で考えて悩み抜いて自分なりの答えを出そうとしていました。
分からない問題があると、悩む前に「あ~わかんない」とすぐに質問する子もいますが、この子はトコトン挑戦していたんです。

それでも高校に入った途端、「何をやったら良いのかわらかない」状態になってしまいました。

私が思うに、この子は自学力が無い訳ではなく、親元を離れた新しい環境の中、勉強のペースの速さと高い難易度に「どうしよう」「どうしよう」という焦りが先行して、勉強に打ち込めなくなってしまったんだと思います。

今回いくつか勉強法についてアドバイスもしました。
お母様からのLineで「先生と話して、やるべきことが見えたようです。」とご連絡を頂いたので、一安心です。

焦って何をしたらよいか分からない状態から、霧が晴れたようにやるべきことが見えたのですから、あとは自分でコツコツと取り組んで行けば良いだけです。

ちなみにアドバイスの1つとして今年の夏期講習で使っている「学習管理表」を渡しました。

自学力を身に付けて、豊かな人生を

当塾は将来英語を使える人材になってもらうことを目指しています。
英語を頑張る過程で「努力すること」「努力できること」「頑張りきること」を経験して、成功体験を積んでもらいます。

もちろん中学生は高校入試がありますので、これに向けた指導もしていきますが、高校入試がゴールではありません。
英語学習を通して手に入れた成功体験を胸に、困難があっても乗り越えて、幸せな人生を歩んでもらうのがゴールです

特に少子高齢化や国際競争力の低下やAIの本格化など、親世代には想像できない世界を今の子ども達は生き抜いていくことになります。

だからこそ、自分で学び、困難にぶつかった時も解決方法を考え出せるように、今のうちから自学力を身に付けなければならないのです


塾の仕事は「教えること」ですが、それが過度になると口を開けた魚に餌を無理やり入れているような状態で、餌をくれる人がいなくなったら、自分で餌をとることができずに死んでしまいます。

もちろん分からない所は教えますが、生徒の頭を整理するように質問しながら教えていきます。

保護者の皆さんも「勉強やったの?」とか「宿題やりなさい!」なんて顔見るたびに言いたくはありませんよね。
それよりも自分で学べるようになって、自分で考えて動けるようになって欲しいと思っているのではないでしょうか?

そんな姿勢を中学の間に身に付けて、学ぶのが当たり前の人生を歩めるようにして上げたいと思っています。

当塾は中学生の自学力養成にますます力を入れます

今までも自学力を意識してきましたが、今後はより「自学力養成」に力を注いでいきたいと思っています。

集団塾ですと、解説→解答が一斉に進んで「悩む時間」が足りなかったりして、自分で考えることが不足しがちになってしまいますが、当塾は個別指導ですので、一人ひとりしっかり「悩む時間」「考える時間」を与えて、より深い理解へ導いていきます

オンライン自習室「みんがく」も新しい学習促進プログラムをテスト中です。
今のところ良い感触で、テスト的にやってくださっている生徒さんたちの勉強時間はかなり増えています。

更に一部の生徒さんではすでに実施していますが、学習管理なども少しずつ展開していこうと思います。
すぐには結果が現れるものではありませんが、少しずつ少しずつ改善を重ねて、生徒とそのご家庭にとって「通っていて良かった!」と思っていただけるように今日も頭を悩ませながら指導を進めていきます。

成田市囲護台・香取市佐原でレッスンを行っています。
ご興味がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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