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英検準1級 一発合格ガイド

皆さんこんにちは!

英検準1級は 大学上級~社会人レベル(CEFR B2) の実力を測る骨太な試験。合格できれば、大学入試の優遇や就活のアピールポイントなど“いいコトづくめ”です。

ただ 2024 年のリニューアルで 要約ライティング新設され、ちょっと対策しづらくなったのも事実。
「正しい順番」と「ムダのない勉強法」を知らないと、時間だけ溶けてしまいます。

そこでこのガイドでは、半年で “一発合格” を狙うためのプランをまとめました。
空き時間にサクッと読めるようにしたので、気になるところからつまみ食いして OK です!

それでは行きましょう!

英語専門塾 ステューディアス

成田市囲護台にある英語専門塾代表

子ども達に英語を使える未来を提供することが使命です。

頑張ること、頑張り切ることを伝えています。

まずは 試験の全体像と最新ルールを把握して、ムダ打ちしない学習ルートを決めましょう。

セクション時間 / 問題数ざっくり内容
リーディング90 分 / 31 問語句空所補充・長文読解
ライティング2 題要約 (60~70語) / 意見 (120~150 語)
リスニング約 30 分 / 29 問会話・説明文・講義風スピーチ
面接(二次)約 8 分イラスト描写 + Q&A×3
2024 年度の主な変更点
  • リーディングが 41→31 問 に減って、スピードより“読み解く力”重視へ。
  • ライティングに 要約問題 が追加。書く量は増えないけど、要約スキル必須!
  • リスニングと面接形式はほぼ据え置き。

英検準1級の合格ライン

次に どのくらい点を取れば勝ちか、ゴールを数字でチェックしましょう

一次試験(Reading・Listening・Writing)

判定総合満点合格点
一次合格ライン2250 (750×3)1792

二次試験(Speaking)

判定満点合格点
二次合格ライン750512

※ CSEスコアは個人では算出できないので、目安としては7割の正答できれば合格できます。
逆に言うと、苦手科目を 6 割以下で放置するとアウト!

他試験とのレベル比較

ここでは TOEIC や IELTS など他試験との対応を確認し、ご自身の現在地を把握します。

テスト準1級に相当するスコア帯コメント
TOEIC L&R740–820 点就職活動で「英語力あり」と判断されるゾーン。Listening 400+/Reading 380+ が目安です。
TOEFL iBT80–90 点海外大学の学部留学で求められる最低基準。アカデミック語彙が多く、長文読解対策が鍵。
IELTS Academic5.0–6.0オーバーオール 6.0 なら多くの大学が出願可。Writing Task 2 の論述力が準1級ライティングと親和性大。
ワンポイントアドバイス
  • TOEIC 800 以上をお持ちの方は、準1級では「語彙+記述+面接」にリソースを集中すると効率的です。
  • IELTS 5.5 から 6.0 へ伸び悩む場合、準1級ライティングの要約練習が Task 1 のリライト力向上に役立ちます。
  • 準1級合格後に 1 級 (CEFR C1) を目指すと、学術論文や専門討論にも対応できる英語力へステップアップ可能で

出題範囲と必要語彙

ここでは 必要語彙量と頻出テーマをコンパクトに整理し、学習の優先順位を把握しましょう。

語彙数の目安

  • 合格に必要な総語彙は 7,500〜9,000 語(2級+約 3,000 語)。
  • 語彙帳だけでなく、長文読解で “見る→覚える→使う” のサイクルを回すと定着が早まります。

頻出テーマと代表語

分野キーワード例
環境biodiversity / renewable energy
医療vaccination / pandemic
テクノロジーautomation / cybersecurity
社会income disparity / aging population

よく出る文法ポイント

  • 分詞構文・仮定法完了・倒置など、高校英文法の応用レベル。
  • 長文やライティングで実例を確認しながら運用練習を行いましょう。

覚えた単語は例文でアウトプット→音読で定着させると、面接でも即座に使える“生きた語彙”になります。

セクション別攻略

各技能について具体的な学習手順や得点アップのコツを詳しく解説します。苦手分野から先に読んでも問題ありませんので、必要な部分をピックアップしてご活用ください。

語彙強化

まずは 全セクションの土台を固めるフェーズです。ここで語彙と文法の基礎が甘いと、後の読解やライティングで得点が伸びません。

短期合格を狙うなら、この段階で“理解→暗記→運用”のサイクルを徹底しておきましょう。

  • コア義と派生語をセットで暗記。
  • 例文シャドーイング → 口頭作文でアウトプット。
  • 週 1 回の小テストで定着度を確認。

リーディングセクション

読解を攻略する鍵 は「質問タイプ別に読む深さを切り替える」ことです。全文を丁寧に精読しようとすると時間が足りません。

読解を解く順序のポイント
  1. 設問を先読みし、キーワードに下線を引く。
  2. 本文は“該当段落のみ精読”し、不要部分を読み飛ばす。

試験本番で最も多い失点要因は“時間切れ”です。
リーディング問題にかけられる時間はライティングを考えると、おおよそ45 分です。この限られた時間で全 31 問を解き切るには、あらかじめ自分用のタイムテーブルを設定し、秒単位で管理する意識が欠かせません。


時間配分のモデル例
タスク問題数推奨時間ポイント
短文空所補充1810 分品詞 → 文脈でテンポ良くウォームアップ
長文空所補充615 分段落トピックを先読みし、空所前後を精読
長文内容一致720 分質問キーワード → 本文サーチ読みで時短
合計3145 分
スコアを伸ばす練習法
  1. 週 1 回、公式過去問を 時間制限付き で解く。
  2. 解説を読んだら「どの段落で答えが取れたか」をノートに逆算メモ。
  3. 同テーマのニュース記事を多読し、背景知識を蓄積。

リスニング

音声情報を“意味単位”で捉える ことが重要です。

単語を一語ずつ追うのではなく、2〜4 語のチャンクをひと固まりとして聞き取り、「誰が・何を・どうした」を英語の語順のまま頭にイメージしてください。頭に絵を描くのです。
チャンク理解ができるようになると、速い音声でも内容を保持しやすく、メモはキーワードだけで済むため記憶負荷を大幅に下げられます。

  • 3 段階ディクテーション(書き取り→要約→同時通訳シャドー)。
  • 講義形式は「サインポスト語」をメモして流れを追う。

ライティング

ライティングは準1級で得点源にしたいパート です。
要約+意見の 2 題構成で、読解力・要約力・論理展開・語彙運用力が一度に問われます。ここを伸ばすと一次試験全体を底上げできるため、早い段階から「構成テンプレート」を固め、添削→改善のサイクルを回しましょう。

タスク文字数 構成テンプレ
要約60~70語(1) 主張 (2) 利点(3) 欠点
意見120~150 語(1) 導入 (2) 理由① (3) 理由② (4) 結論

学習のコツ
まずはテンプレを暗記→過去問 3 本を手書きで写経し、構成を体に覚え込ませる。

スピーキング

スピーキング(面接)は知識より“瞬発力と論理的話法”が鍵
練習を重ねることで、緊張しても安定したパフォーマンスが期待できます。イラスト描写と Q&A を通じて自分の意見を筋道立てて示せるかが評価ポイントです。

面接準備 3 か条
  1. 2 分ナレーションは 90‑100 秒で完了 を目安に。残りはフォローアップに備える。
  2. 質問対策は 想定 Q リスト 30 個 をノート化し、口頭で瞬発アウトプット。
  3. 録画→自己採点で「えー」「あー」がない状態を目指す

半年で仕上げる学習ロードマップ

準1級に一発合格するには、継続的な学習と段階的なステップアップが不可欠です。 この章では半年という期間を「基礎固め → 応用力の強化 → 実戦仕上げ」の3ステップに分けて、月別にやるべき内容を明確に整理しています。

1~2ヶ月目
語彙と文法の基礎固め+耳慣らし

中学〜高校文法を一気に総復習し、語彙帳と音読で“英語モード”を作る1か月。ここで土台を固めると後半の読解・記述が楽になります。

  • 語彙
    単語に毎日触れる
    パス単・キクタンから 300 語/週(例文音読付き)
  • 文法
    All‑in‑One Basic を 5 チャプター/週
  • リスニング
    Part1 を中心に1日10〜15分シャドーイング
3~4ヵ月目
読解演習スタート ― テーマ把握と速読

リーディング形式に慣れ、段落構造を取る“地図作り読解”を習得。語彙・音声は継続強化。

  • 語彙
    単語に毎日触れる
    1週あたり80語×4週(計320語、累計640語)
  • 長文
    速読速聴Core1900 文単などで長文読解1本/日
  • リスニング
    Part2 を中心に1日10〜15分シャドーイング
5ヵ月目
ライティング本格導入

一通りの基礎が身についてきたら、実戦形式の問題に取り組み始めます。演習後の復習とフィードバックも欠かさずに行いましょう。

  • 語彙
    単語に毎日触れる
    1週あたり80語×4週(計320語、累計960語)
  • 読解
    速読速聴Core1900 などで長文読解1本/日
  • リスニング
    Part2 を中心に1日10〜15分シャドーイング
  • ライティング
    要約問題 3 本/週(添削付き)
    意見エッセイ 2 本/週(添削付き)
6ヵ月目
模試形式で1次完成+面接対策開始

一次試験対策の仕上げとして、過去問や予想問題を解く。二次試験に向けて面接練習を始める

  • 語彙
    総復習
  • ライティング
    週2本練習+添削・書き直し
  • 過去問・総合問題
    筆記・リスニング・ライティングを本番形式で練習
  • 面接練習
    模擬面接週2回ペースで実施

6か月の積み重ねで、自信をもって試験本番に臨める実力がしっかりついてきます。

よくある失敗パターンと対策

試験準備で多くの学習者が陥りやすい7つのポイントを、原因と対策とともにまとめました。

失敗例対策
単語暗記のみで長文が読めない語義+例文+背景知識をセットで運用し、長文内で遭遇→定着のサイクルを回す
添削なしでライティング提出講師添削の二重チェックで論理・語法ミスを同時に修正
面接対策を後回し週 2 回録画→自己分析→改善。スピーキング用語彙ストックも同時強化
語彙帳に頼りすぎてリスニングが伸びない1 日 5 分のニュースシャドーイングで音と意味の結び付けを強化
音読だけでディクテーションをしない月 2 本の音声をディクテーションし、弱音節やリエゾンを可視化して補強
模試を解くだけで復習しないエラーノートを作成し、週 1 回再テスト→ミス原因を分類して再発防止

おすすめ教材

どの教材を選ぶかで学習効率が大きく変わります。 ここでは実際の合格者が使い、指導現場でも効果が確認できた“鉄板”の書籍だけを厳選しました。基礎からアウトプットまで漏れなくカバーできます。

STUDIOOUS のサポート

独学に不安がある方は、塾のサポートを活用して“最短距離”で合格を狙いましょう。
英検準1級は出題範囲が広く、得点源となるライティング・スピーキングでは“自己流”の限界を感じる方も多くいます。STUDIOUSでは語彙習得から面接対策まで、一人ひとりに合わせたサポートを用意しています。特に「学習の優先順位がわからない」「時間はあるけど迷って進めない」という受験者には効果的です。

  • 語彙力アップのために毎回の単語テスト
  • 直読直解による速読指導
  • ライティングの書き方指導と添削
  • 面接練習+フィードバック(論理+発話)

他級ガイドへのリンク

ステップアップや基礎固めに役立つ、他級向けのガイドも用意しています。
現在のレベルに応じて適切な級から始めることで、無理なく英語力を伸ばすことができます。複数級を併読して全体像を把握するのも効果的です。

まとめ

英語は単なる教科ではなく、世界を広げる「道具」であり「武器」です。だからこそ私は、生徒の皆さんに“合格その先”の世界まで見据えて取り組んでほしいと願っています。準1級の学習を通して、語彙や構文だけでなく、「伝える力」や「考えをまとめる力」も確実に伸びていきます。

STUDIOUS では、努力の積み重ねが成果に結びつくよう、一人ひとりに寄り添いながら指導しています。英語に自信が持てない方も、ぜひ一歩を踏み出してみてください。

本ガイドが皆さんの学習の道しるべとなり、英語を“自分の強み”として使いこなせる未来につながることを願っています。

ご相談や体験レッスンもお気軽にどうぞ!

今日は以上です!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!