2020年に小学校、2021年に中学校の英語は大きく変わりました。教科書も変わり内容も増えました。
「小学校の英語は半分お遊び。でも中学校になると急に授業になる。ここで(当塾です)英語をやっていなかったら、授業の違いにビックリして、英語が出来なくなっていたかも知れない」
これは当塾に小学5年生から通っている生徒が話していた内容です。
ちなみに中3になった彼は英検準2級に一発合格し、希望する高校(都内)にすでに合格しています。(県立私立の前に合格をもらっているので、滑り止めの受験料とか入学金とかかからずお得♪)
成田市囲護台・香取市佐原で個別レッスンやってます
頑張ること、頑張り切ることを伝えています。
残念ながら教科書が変わったことで、苦労している生徒も実際増えてしまっているらしいです。
中3の受験間際でもう何をやっても間に合わない。どうすればいいのか分からない。
そんな状況を避けるために何をすべきなのか、私なりに書いていきます。
それでは行きましょう!
今日もよろしくお願いします。
どう変わったか?
今さらかも知れませんが、小学英語、中学英語がどう変わったのかをまとめていきます。
文部科学省の出しているこちらの資料が大変分かりやすいです。
まずは小学英語からです。
大きな変更点は以下の2点になります。
- 教科化
- 単語数の増加
小学3年・4年で外国語の授業として英語が始まります。
3年生・4年生はまだ「活動型」で、「聞くこと」「話すこと」を中心にして、英語に慣れることを目標にしています。
しかし、小学5年・6年生になると、英語が「教科型」となり、成績が付くようになります。
授業数も35コマから70コマに増えます。(週に2回英語の授業があるペースです)
小学5・6年生では「教科」となり、「聞くこと」「話すこと」に加えて「読むこと」「書くこと」が加わってきます。
とは言え、通っている子どもたちの話をきくと、「読むこと」「書くこと」よりも「聞くこと」「話すこと」が圧倒的に多い印象です。
従来は年間35コマ(週に一度のペース)でしたが、コマ数が増え、習得する内容も増えています。
例えば単語数です
単語数は小学校の間で600~700語を習得することになっています。
600~700語すでに習った状況で中学では英語の授業が進みます。
ちょっと恐ろしいですね~。
600~700語、意味が分かって、書けるようになっている状態を目指すことになっています。
ただし、現実は「書くこと」よりも「聞くこと」「話すこと」に比重が置かれているようで、「書けない状態」で中学に進んでいくのが子の方が普通のように感じます。
続いて中学英語の変更点です。
こちらも大きく2点になります。
- 文法事項の追加
- 単語数の増加
今までは高校でやっていた文法事項が中学校に降りてきています。
- 原形不定詞
- 仮定法
- 現在完了進行形
これら3つが加わって、学習範囲が広がりました。
覚えること多くなって、少し難易度も上がっています。
原形不定詞やっかいですね。
仮定法は普通のifの文との違い、現在完了進行形は現在完了 継続用法と何が違うのか?きちんと説明できる先生は少ないかも知れません。
最初にきちんと教わらないまま気付いた時には頭の中がこんがらがってしまって苦手意識に変わっていたなんて不幸は避けたいものです。
小学校段階では600~700語が習得目標でしたが、それに加えて、新たに1600語~1800語習得が目標となりました。
中学卒業段階で、2200語~2500語習得することになります。
めちゃくちゃ多いです!!!
ちなみに、一応オールイングリッシュで授業はやることになっていますが、そんな授業やっているという話は生徒からは聞きません(爆)
「できる子」「できない子」に2極化
学校での英語改革から2年が経ち、見えてきたものがあります。
それは「できる子」「できない子」がはっきりと分かれてきていることです。
普通は平均点を中心に、少しずつ人数が減ってきますが、今の英語は高得点のグループとそうでないグループが分かれるいびつな分布になっています。
できる子はいつも90点。
できない子はいつも30点、20点以下
特に中学校に入って1回目の英語のテストは、今までだったら超簡単で平均点も80点が相場でした。
今では1回目の試験の平均点も50点程度に落ちているようです。
なぜこんな状況になっているのでしょうか?
理由は2つあります
- 小学英語が定着していない
- 難化している
小学英語では600語~700語の単語が習得目標でした。
この600~700語は小学校では書く練習、単語テストはしないようです。
ですから、書けない!
なんとか書いても間違ってしまう!
こんな生徒がすごい増えているために、中学校の試験で点が取れない子が量産されています。
それもそうですよね。
小学校では「聞く」「話す」が重視されていて、「書くこと」に時間を割けられていないと思います。
それが中学校に入って1ヵ月後、2か月後の試験で急に「書くこと」を試されるのですから、そのギャップに驚いてしまう子も多いでしょう。
そして、文法的な解説は小学校ではされていないので、急に文法を解説されても、????の連続になってしまうと思います。
この記事の冒頭で書いた当塾に通っている生徒の話しもこういう背景があったんです。
これは高校受験を見越しての対応なのかも知れませんが、定期テストも難化傾向です。
「正しいスペルで単語が書ける」のはもちろんの事、自分の意見を英語で書く問題も出てきます。
従来の文法問題も学習した上で、自分の意見を英語で書くトレーニングもしていく必要があります。
ちなみに、大学入試の共通テストは文章量が多くて大変ですが、高校入試も長文化しています。
長文を高速で読むためには英語の語順で読む力を養っておけば対応できます。
こちらの記事で少し触れています↓
小学英語と中学英語は全然違う!
まぁ英語ですから違いはないのですが(笑)、小学英語で楽しく英語と触れ合っていたのとは違い、中学英語では人が変わったかのように容赦なく、覚える量が増えていきます。
単語も文法も習うスピードは変わります。順位もでます。
その変化に対応できないと、英語ができないグループに入ってしまうかもしれません。
英語は積み上げ式ですので、一度分からなくなると取り戻すのが難しいです。
小学英語では楽しかった英語が中学になって嫌いになってしまう。
そんなことにならないように、小学生のうちから正しい方法で英語を学んで、英語を得意科目にして、余った時間は他の教科に回すようにしたほうが、有利です。
ステューディアスではこうやっています
当塾では英検1級を持つ講師が小学生・中学生を対象に個別指導で対応していきます。
ただし、開始から数か月はグループで英語をシャワーのように浴びるレッスンを行っています。
容赦のないスピードの英文をガンガン聞いていきますので、慣れるまではちょっと大変です。
ですが、1ヵ月もすればかなり聞き取りが出来るようになって楽しめるようになります。
読むこと、書くことも行います。
生徒たちを常に観察して慣れてきたころを見計らって文法的な解説も含んでいきます。
この段階では英語に慣れる事を主眼としていますが、実はこの時にやった大量の英語浴びせが後々になってもリスニングで効果があるように感じています。
こちらにまとめています
こちらのグループレッスンは3ヵ月~半年で修了できる子がほとんどです。
それ以降は、個別指導になり、子どもの理解度に合わせてレッスンを行っていきます。
適時英検を受験されて、上達を実感されることも良いと思います。
よく中3の受験生になってから頑張ろうとする生徒もいますが、「1・2年の復習+中3の難しい内容」を覚えていかなければならないので、今までの2倍以上英語に時間を費やせないと厳しいです。
きつい言い方かもしれませんが、現実は中3になってからだと手遅れです。
英語専門塾ステューディアスでは、将来英語が使える人材育成を念頭に、目先の定期テスト対策・英検対策・受験対策を行っています。
成田市囲護台・香取市佐原でレッスンを行っています。
英語をきちんと学びたいご家庭はお気軽にLINEでもメールでも構いませんのでお問い合わせください。
「お金払っているだけの価値はある」
そう言われる塾です。(←あるご家庭に言われた嬉しい言葉です。いつもありがとうございます。)