皆さんこんにちは!
先日総進さん主催の令和6年度入試結果報告会に参加させて頂きました。
千葉駅近くのホテルで、会場には250人くらいだと思いますけど、県内の塾関係者が集まっていました。
千葉会場の他に柏でも行っています。塾関係者ってこんなに多いんですね・・・。
今日は報告会の中から、ブログとして公開できる内容を記事にしていきます。
成田市囲護台・香取市佐原で個別レッスンやってます
頑張ること、頑張り切ることを伝えています。
令和6年度の入試で変わった点
令和6年度の千葉県立高校の入試で大きな変化と言えば、「マークシート導入」です。
令和5年度の採点ミスによる不合格者が問題になったために、導入された対策です。
マークシートの導入によってどんな変化が起きたのでしょうか?
マークシートと言っても、マーク式と記述式の併用なので、全てが選択問題になった訳ではありません。
でも選択問題が増加したのは間違いありません。
選択問題の割合 | 国 | 数 | 英 | 理 | 社 |
---|---|---|---|---|---|
令和5年度 | 33% | 12% | 55% | 42% | 63% |
令和6年度 | 55% | 15% | 72% | 61% | 75% |
選択問題が増加し、記述問題が減少したことにより、難易度が下がってくる可能性は高いです。
地域差が顕著に
学区別の志願倍率を見ると、第1学区(千葉市)では1.21倍ですが、第5学区(香取地区)では0.91倍と、地域差が見られます。
倍率が1倍を切る学区は、募集人員の削減が少子化のペースについていけてないとも考えられます。
例えば第5学区は、1920人の募集人員に対して、志願者数は1752人です。
学区 | 倍率 |
---|---|
1学区 (千葉市) | 1.21倍 |
2学区 (船橋・市川・松戸・習志野・八千代) | 1.21倍 |
3学区 (柏・流山・野田・我孫子・鎌ヶ谷) | 1.15倍 |
4学区 (佐倉・成田・四街道・八街・印西・白井・富里・印旛郡) | 1.12倍 |
5学区 (香取・香取郡・銚子・旭・匝瑳) | 0.91倍 |
6学区 (東金・山武・大網白里・山武郡) | 0.86倍 |
7学区 (茂原・長生郡・勝浦・いすみ) | 0.90倍 |
8学区 (館山・鴨川・南房総・安房郡) | 0.79倍 |
9学区 (木更津・君津・袖ヶ浦・富津・市原) | 1.02倍 |
全体 | 1.12倍 |
大学進学実績も倍率の高い学区の方が良い傾向にあります。
なので、できれば、第一、第二、第三学区の高校に行きたいなぁと思っても、自分の住む場所の通学範囲内で高校を選ばなければなりません。
こればっかりはしょうがないですが、できる事もあります。
それは、自分でカリキュラムを作成して、それに沿って先取をすることです。
私も有名どころの中高一貫生を教えていますが、そのスピードは驚異的です。
そのスピード知っているので、逆に言うと、そのスピードを再現してしまえば、地域差で自分の限界を決めてしまうこともありません。
ザ・セルフ中高一貫的なものです。
その位の進度でいつまでにどこまで進んでおくべきかなど、ご相談いただければお答えします。
受験生・受験生の親になった方へ
新年度になり、受験生になった中学生、また受験生の親になった保護者の方もいらっしゃると思います。
親の心配をよそに、現実に気付かない我が子にイライラしている保護者様もいるかも知れません。
いくら言っても聞かない、「なんとかなる」と思っている
これは脳の仕組みが原因かもしれません。
私たちの脳には何千年、何万年の進化の過程で刻み込まれた思考の癖があるそうです。
その思考の癖に「楽観視バイアス」「正常性バイアス」というものがあります。
根拠もなく「そのうちよくなる」と考えてしまう傾向
異常な状態にも関わらず、それを正常だと認識することで強いストレスを感じないようにする傾向
「なんとかなるさっ」「まだまだ大丈夫」
そんな風に考えていて、1ヵ月たち、2カ月たち、気付けば来月入試!
ヤバいどうしよう!
と思った時には、もう手遅れに。
こんな受験生、毎年何万、何十万人もいると思います。
それも脳の癖が招いたこと。こんな脳の癖があることを事前に知っておくべきですよね。
ということで、受験生には分かりやすくA4にまとめて、配布しようと思います。
初めて受験生の親になった保護者の方の不安も大きいと思います。
中3生の親御さんには、こちらから連絡する頻度も増えていきます。もちろん何かあればいつでも些細な事でもご連絡して欲しいと思っています。我が子のために遠慮は不要です。
塾生や保護者様に提供できる情報の質を上げるために、今回のような入試報告会にも参加しています。
教科を教えるだけではなく、精神的なサポートも含めて、希望する進路を勝ち取り、最終的には幸せな人生を歩んで欲しいといつも願っています。
今日は以上です。