皆さんこんにちは。
千葉県の公立高校入試が昨日ありました。
すでに問題が公表されています。
早速どんな内容なのか?、昨年に比べて難化したのか易化したのか?を確認していきます。
ちなみに昨年度の2024年度入試についてはこちらを参考にしてください↓
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成田市囲護台にある英語専門塾代表
頑張ること、頑張り切ることを伝えています。
まずはリスニングから確認してきます。
例年通り大問が4つの構成です。
そこまで難しくありません。
内容はイメージしやすいので、聞きながら状況を頭の中に思い描ければ、どんなやり取りが普通かで正答にたどり着けます。
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大問2も対話文を聞く問題です。
対話文に合致したイラストを選ぶ問題です。
イラストを観察した上で、キーワードを聞き取れたかがポイントです。
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聞き取りながら、イラストを観察するのは大変なので、先読みは練習してきた子は有利だったと思います。
大問3は流れる英文についての質問が最後に来ます。
質問が最後にされるので、2回目の放送の時にどこが答えかの目星がつけられます。
これが1回だけの放送だと難易度が上がりますが、2回放送されるので、特に難しいというわけではありません。
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大問4は流れてくる英文にあうように、空欄を選ぶ問題です。
こちらも先読みしておけば、2回流れるので、落ち着いて解けるのではないでしょうか?
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平均以上の生徒はほとんど解けていると思われます。
あとはどれだけ事前に練習して問題形式に慣れていたかにもよりますね。
ちなみに、塾生には言うことですが、リスニング問題も英文を読む力が要ります。
その理由は上記の問題を見てもらえればわかります。
リスニング問題でも問題用紙の英文を事前に理解するだけの読解力が必要なんです。
放送が流れる前に目を通しておくだけの速読力は絶対身につけましょう。
続いてリーディングパートです。
大問数は5問で、こちらも例年通りでした
大問5は基本的な文法をチェックする問題です。
答えが分かった子も多いと思いますが、スペルが正しくかけない子もいたと思います。
wearの過去分詞woreはかけた子はかなり勉強していたはずです。
並び替えも少し難しいですね。
such asの使い方、to不定詞、keep OCを理解していないと正しく並び替えられなかったと思います。
正答率は50%は切ってくると予想します。
大問6は英作文です。イラストを見て、状況に合う英文を10語程度で書くのですが、なかなか書けないです。
私も教えていて何度も言うのですが、思ったことをそのまま直訳で英語にしようとするから書けないのです。
例えば、
「ほとんどの人が海外旅行に行きます」
と書こうとしたときに、
「え?ほとんどって、英語でなんて言えばいいの?え?わかんない、どうしよう。せんせーーーー、ほとんどって英語でなんて言うんでしたっけ?」
となってしまいます。
その場で単語を教えるのは簡単です。
でも本番で私はそばにいません。
じゃ、どうするのか?
日本文で考えるのはOKとして、そのあと「分からない単語、どうしよう?」ではなく、状況をイメージしてその状況を表す別の知っている単語に置き換えるように練習してもらいます。
例えば、「ほとんどの人」は、状況を想像させて、「そうだ!たくさんの人にすればいいんだ!」と自力で解決していました。
私も生徒がどんな状況をイメージしているか探りながら導いていきました。
英作文は13点を占めているので、ここを全部落とすと他が全問正解でも87点です。
上位高を目指す場合は、英作文もしっかりやって減点を最小限に抑える必要があります
大問7は長文読解でした。(1)と(2)の2つがあります。
(1)は前年度用のプレゼンに関するものでした。
「設問から読む」など基本を守れば、①番の問題は解けたと思います。
③も簡単なopenという単語なので、書けた人も多いでしょう。
②、④は内容を理解しておけば、選択肢に迷うものはないと思います。
(2)は猫カフェに関するものです。
英文を読んでイメージしやすいと思うので、比較的簡単だったかもしれません。
ただし①を急いで解くと私みたいにひっかけ問題にひっかかるので要注意ですね(爆)
大問8も長文読解です。
大問7よりも硬い文章で、単語の難易度も高かったです。例えばencouraged、depressedなども出てました。
ちょっと難しく感じた子も多かったかもしれません。
もしも国語の力が弱いと、話の流れに沿った選択肢を選べない可能性もあります。
特に(3)の空所にテキスト英文を書く問題は正答率がとても低くなると予想します。
大問8は難しい、できる子はここで差をつけたと思います。
本文より
Life is like riding a bicyle.
大問9も長文問題でした。
対話文の空欄に適する選択肢を選ぶ問題です。
会話の内容も分かりやすく、特段難易度が高いということもないです。
ただ、最後の大問なので、時間がわずかであった場合、しっかりと読む時間もなく、理解できないまま選択肢を選び、間違ってしまっている受験生も多いかもしれません。
大胆に予想してみましょう。
昨年の平均点は大幅に上がり56.4点でした。
今年は下がって52点ほどになると予想します。
特に長文の大問8が難易度が高いので、「やべ~~わからな~~い」の状況のまま大問9に突入するとそのままの勢いで間違ってしまう大事故が起きてしまった子もいると思います。(いないと良いですが。)
今回長文を読んでみて、やはり深くしっかり読み込めるかが問われている印象です。
表面的に単語をかすったような読みでは、正解にたどり着かないでしょう。
言い方を変えれば、地道に頑張ってきた子には読める文章なので、英語得意な子は差が出せると思います。
私としては長文読解は一緒に読んで、できる人(一応英検1級持っているので)がどう読んでいるのか、その読み方、思考を盗み取ってもらえるようなレッスンを続けたいと思います。
今日は以上です。
クイックで書いたので、意味不明かもしれません。ご容赦を!(笑)