皆さんこんにちは。
英検4級で出題される全6大問(リーディング3・リスニング3)の形式・配点・時間配分を、最新版の試験仕様に基づいてまとめました。
問題パターンを理解し、ムダのない学習計画を立てる際の参考としてご活用ください。
👉 勉強法やおすすめ教材を知りたい方は、英検4級 一発合格ガイドをご覧ください。
それでは行きましょう!
今日もよろしくお願いします!

成田市囲護台にある英語専門塾代表
頑張ること、頑張り切ることを伝えています。
試験概要
ここでは英検4級の試験全体像を一覧表にまとめます。
リーディング・リスニングの問題数、配点、試験時間を把握して学習ペースをつかみましょう。
セクション | 大問数 | 問題数 | 試験時間 | 配点 | 主な出題内容 |
---|---|---|---|---|---|
リーディング | 4 | 35 | 35分 | 500点 | 語彙空所補充/会話文空所補充/語順整序 |
リスニング | 3 | 30 | 約29分 | 500点 | 写真描写/会話応答/会話理解 |
合計 | 6 | 60 | 約64分 | 1000点 | ― |
- CSEスコア 622 点以上 / 1000 点(従来型)
- 正答率換算で 約 65〜70%
リーディングの大問を徹底解説
英検4級のリーディングでは、語彙力に加えて文意を素早く捉える読解力がポイントです。それぞれの大問で求められる力と攻略法を確認しましょう。
短い文の空所に合う単語を選ぶ問題です。意味の通る文を作るために、語彙力と文脈を読み取る力が求められます。
- 形式
文中の空所に入る語を4択から選ぶ - ポイント
中学英語の基本単語+熟語を幅広く出題。文脈に合った意味と品詞の判断が重要。 - コツ
前後を読み、意味が自然につながる単語を選ぶ。迷ったらまず主語・動詞を確認しましょう。
こんな問題が出題されます↓

日常会話の中で空いている部分に入る自然な言葉を選ぶ問題です。会話の流れを理解して選ぶ力が試されます。
- 形式
2〜3ターンの短い会話文の空所に入るセリフを4択から選ぶ - ポイント
日常表現の定型を知っているかがカギ。会話全体を見て意味が通ることが大事。 - コツ
会話の流れをつかみ、友だちとの会話を思い浮かべて自然なセリフを選びましょう。
実際の問題はこちら↓

並べ替えられた単語を正しい語順に並べ、指定された位置に入る語を選ぶ問題です。文の形を意識しながら、素早く正確に構文を判断する力が求められます。
- 形式
バラバラの語を並べ替えて正しい英文を考え、2番目と4番目の語を選ぶ選択形式 - ポイント
主語→動詞→目的語の基本語順を徹底。疑問文・否定文では語順のルールに注意。 - コツ
「だれが」「なにをする」を決め、疑問文や否定文では Do/Does に注意しましょう。
実際の問題はこちらです

掲示や案内文、Eメール、ストーリーなどを読んで設問に答える問題です。
英語の読み取り力と情報処理力が問われます。
- 形式
掲示、案内、Eメール、またはストーリー形式の英文を読み、設問に答える形式 - ポイント
話の流れや細かい情報(日時・場所・人物)に注意しながら読む読解力が問われます。 - コツ
先に設問を読んでから本文を読みましょう。本文はすべて読まなくても、答えに必要な部分だけ丁寧に読むことが大切です。
こんな問題がでます↓


リスニングの問題を徹底解説
リスニングは時間が長くなり、読まれる英文も少し長めになります。セクションごとの特徴をつかんで対策しましょう。
イラストと一緒に英文を聞いて、場面に合った内容を選ぶ問題です。物の位置や人の動き、会話の内容などが問われます。
- 形式
写真を見ながら読み上げられる文を聞き、最も合うものを選ぶ(4択) - ポイント
「on / under / next to」など、物の位置や動作を表す前置詞や動詞に注目。 - コツ
写真の細かい部分に注目しながら、聞こえた単語と一致するかを確認しましょう。文は2回読まれるので、落ち着いて聞くことが大切です。
リスニングの第1部はイラストがあり、放送される会話の最後の英文を選ぶ問題です。選ぶ英文は問題用紙には書かれていません。
あるのは下のようなイラストだけです↓

イラストを見て流れてくる英文を聞いていると、最後が質問になっているので、それを1, 2, 3 から選ぶ問題です。
流れてくる英文はこちらです↓
A: Let’s play in the park tomorrow.
B: OK.
A: What time shall we meet?
選択肢:2024年度 第3回英検過去問より
- Around ten.
- It’s seven dollars.
- For six days.
2人の短いやりとりを聞いて、自然な返答を選ぶ問題です。あいさつや感謝、申し出など日常表現に慣れておくことが大切です。
- 形式
① 会話文を聞く。
② 会話についての質問が流れてくる。
③ 問題用紙の選択肢から適するものを選ぶ - ポイント
会話の中で「だれが」「いつ」「どこで」「なぜ」「なにを」などの情報が問われます。 - コツ
質問を先に読み、聞くときに答えに必要な情報に集中しましょう。2回読みなので、1回目で全体をつかみ、2回目で細かく確認すると安心です。
放送される会話文は次のようなものです↓
💬 会話内容(音声の流れ):
A: Where were you yesterday?B: I went to the doctor. What did you do in English class?
A: We sang some songs.
B: That sounds fun.
🔊 Question: What did the girl do yesterday?
2024年度 第3回英検過去問より
すぐに質問文が流れます↓
❓ Question
2024年度 第3回英検過去問より
🔊 Question: What did the girl do yesterday?
この質問に適する英文を選びます↓(選択肢は問題用紙に記載されています)

少し長めの会話を聞き、内容に関する質問に答える問題です。話の中の「だれが」「何をした」「どこで」などの情報に注意して聞く必要があります。
- 形式
少し長めの会話を聞いて、その内容についての質問に答える(4択) - ポイント
会話の中で「だれが」「いつ」「どこで」「なぜ」などの情報が問われます。 - コツ
質問を先に読み、聞くときに答えに必要な情報に集中しましょう。2回読みなので、1回目で全体をつかみ、2回目で細かく確認すると安心です。
以下の様な英文が放送されます
💬 音声内容:
2024年度 第3回英検過去問より
Alice will play in a piano concert next Sunday.
Alice is happy because her mother bought her a new dress to wear on stage.
続いて質問がきます↓
❓ Question:
2024年度 第3回英検過去問より
🔊 What will Alice do next Sunday?
問題用紙には次のような選択肢が書かれています↓

よくある質問(FAQ)
英検4級の受験を考えている方や保護者の方からよくいただく質問をまとめました。
試験の形式だけでなく、当日の準備や学年の目安など、不安を解消する手助けになれば幸いです。
- 何年生くらいで合格できますか?
- 目安としては小学校高学年〜中学1年生の受験者が多いですが、しっかり準備すれば小学校中学年でも十分合格可能です。
- マークシートは難しい?
- 鉛筆でしっかり塗りつぶす練習をしておけば問題ありません。
- スピーキングテストはある?
- 希望者のみ受験可能です(録音式)。合否には影響しませんが、話す練習としておすすめです。
次のステップ|勉強計画はガイドでチェック
出題形式がわかったら、次は「どんな順番で、どのように勉強を進めるか」を考えることが大切です。 英検4級では、単語・熟語の暗記、文法の確認、長文読解やリスニングの練習など、幅広い学習が必要です。
とはいえ、正しい順番と方法で取り組めば、小学生や中学生でも無理なく合格を目指せます。 以下のガイドでは、
- 覚えるべき語彙の範囲と勉強法
- 文法・語順整序の対策
- リスニングの練習法
- 合格に向けたスケジュールの立て方
などを、わかりやすく解説しています。
📘 英検4級 一発合格ガイドはこちら
「試験の内容がわかったから、あとはやるだけ」という方は、ぜひ次に進んでみてください!
さいごに
英検4級は、小学生から中学生まで多くの生徒が挑戦する試験です。難易度としては決して高すぎず、しっかりと準備すれば十分に合格が狙える内容となっています。
しかし、選択肢の読み分けやリスニングの集中力、そしてマークシートの形式など、普段の学習とは少し違ったスキルも求められます。
だからこそ、「受験する」という経験そのものが、お子さんにとって大きな学びになります。
「英語ができるって、楽しい!」そんな気持ちを育てる第一歩として、英検4級への挑戦はとても価値のあるものです。
もし、「本格的に取り組んでみたい」「何から始めたらいいか迷っている」という方がいらっしゃれば、ぜひ当塾の体験レッスンをご活用ください。
しつこい勧誘などは一切ありません。お子さまの目標に合わせた学び方を一緒に考えていきましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!