こんにちは!
英検準2級は、高校中級程度の英語力を問う試験であり、高校入試や推薦入試でも評価される実用的な資格です。
このページでは、そんな英検準2級に“一発合格”するために必要な勉強法・スケジュール・面接対策までを、ひとつひとつ丁寧に解説しています。
保護者の方にも参考になるよう、指導現場での経験もふまえてまとめています。
ぜひ最後までご覧ください!
それでは行きましょう!

成田市囲護台にある英語専門塾代表
頑張ること、頑張り切ることを伝えています。
英検準2級ってどんな試験?
英検準2級は、高校中級程度(高校2年レベル)の語彙・文法・読解・会話力が問われる実践的な試験です。
大学入試改革やグローバル化の影響で、学校推薦や総合型選抜、私立中高の内部進学などでも準2級を取得しておくと評価されやすくなっています。
- 対象レベル
高校中級程度(高校2年生レベル) - 試験形式
筆記(リーディング+ライティング ※Eメール問題含む)+リスニング+面接(スピーキング) - 合格点
おおよそ正答率60%前後(CSEスコア制。英検のスコア指標であるCSEスコアに基づいて行われます) - 試験時間
一次試験 約80分/二次試験 約6分(面接)
ライティングとスピーキングも難易度が3級とは段違いです。自分の意見を持ち、相手に伝える英語力が求められます。
合格点とCSEスコアの目安
英検3級では、一次試験と二次試験のそれぞれにCSEスコアの合格基準が定められています。
- 一次試験(リーディング・ライティング・リスニング):1322点/1950点満点
- 二次試験(スピーキング):406点/650点満点
いずれも、CSEスコアに基づいた評価で、単なる正答数だけではなく、問題の難易度なども考慮されてスコアが算出されます。
そのため、「○点取れば必ず合格」とは言えませんが、各技能ごとに約60〜65%の得点を目安にすると安心です。
次は、一発合格に必要な力を具体的に見ていきましょう。
英検準2級一発合格に必要な3つの力
準2級では、文章量・語彙レベル・設問の複雑さがぐっと上がり、「知識を使いこなす力」が求められます。
以下の3つの力を意識して勉強することで、合格に近づくことができます。
- 長文を読みこなす読解力
→ 高校英文法・語彙をベースにした説明文・エッセイ・意見文が多く出題されます。
→ 内容一致問題や語句空所補充で「要点をつかむ力」が必要です。 - 自分の意見を英語で表現するライティング力
→ Eメール形式:与えられた場面に対し、相手からの質問に答え、2つの質問をする形式です。
→ 自由英作文形式(意見+理由2つ/50〜60語) - 質問に的確に答えるスピーキング力
→ 二次試験(面接)では、カード音読→内容質問→意見表明と進みます。
→ 自分の考えを筋道立てて英語で伝える力と、想定外の質問にも臆せず対応する柔軟さが重要です
出題範囲と覚えるべき単語・文法
英検準2級では、必要な語彙数が約2500〜3000語に増え、英文もより実践的・論理的な構成になります。
文法面では、高校英文法の応用まで含まれるため、中学英語の基礎が固まっていることが前提になります。
スキル | 主な内容 |
---|---|
語彙力 | 約2200〜2500語。高校英語レベルの単語・熟語(社会問題、文化、日常生活など) |
文法知識 | 仮定法・受動態・分詞構文・関係副詞・現在完了進行形など |
ライティング | Eメール形式(質問への返答) 意見作文形式(意見+理由2つ)で50〜60語を使って構成 |
スピーキング | 音読+3問の質問(内容・自身の意見など)に答える形式 |
英検準2級に一発合格するための勉強法
ここからは、分野ごとに効率よく力を伸ばすための学習方法をご紹介します。
準2級では、長文やリスニング・作文すべての土台となる語彙・文法力が不可欠です。高校レベルの単語や熟語、文法構文を「理解するだけでなく使えるように」していきましょう。
- 単語帳は「出る順」や「例文つき」など、定着しやすいものを選ぶ
- 熟語や会話表現も同時に覚えると実用性が高まる
- 純粋な文法問題はリニューアル後の英検では出題されません。ですが、「読むための文法」「構文理解」の力を養成する必要があります
準2級のライティングでは、2024年度から2つの問題が出題されます:
- Eメール形式:与えられた場面に対して、相手の質問解答し、更に2つ質問をする問題
- 意見論述形式:社会的なテーマについて自分の意見とその理由を英語で述べる問題(50〜60語)
それぞれのパターンで構成力・語彙力・文法力が評価されるため、明確な型を覚えておくことが重要です。
- Eメールは「質問の意図を正確に読み取り、自然なやり取りを意識する」
- 意見作文は「結論 → 理由① → 理由②」のテンプレートを身につける
- 書いたら音読・添削・書き直しでブラッシュアップ
リスニング力は、音に慣れるだけでなく「英語を聞き取って理解する力」を育てることがカギです。英検準2級では、会話・アナウンス・ナレーションなどさまざまな形式の英文が出題されます。
- 過去問の活用:実際の出題形式に慣れるため、過去問の音声を繰り返し聞きましょう。問題文を見ずに聞いて意味を取る「聞き取り練習」が有効です。
- スクリプト精読+音読:聞き取れなかった部分はスクリプトで確認し、その文を繰り返し音読・暗唱することでリスニング力と発音も同時に強化されます。
- シャドーイング:音声に続いて発話する練習は、英語のリズム・イントネーション・語順の感覚を鍛えるのに効果的です。
- ディクテーション:音声を聞いて書き取ることで、細かい聞き取り能力を養えます。
「なんとなく聞く」のではなく、「意味を理解しながら聞く」「使える表現として覚える」意識を持つと、リスニング力が一段と伸びていきます
英検準2級のスピーキングでは、自分の考えを英語で表現する力が問われます。
即答力や意見の構成力がカギとなるため、実際の形式を意識した練習を通じて「話す自信」を身につけましょう。
- 面接では実際の形式を想定した模擬練習を繰り返します。答え方の構成(結論→理由)や、即答力を高めるトレーニングも行いましょう。
- 自分の意見に理由を添えて伝える練習を日常的に取り入れると、スピーキング力の土台が強化されます。
- アティチュード(積極的な態度)も評価に含まれるため、はっきりとした声で前向きに答える姿勢も大切です。答え方の構成(結論→理由)や、即答力を高めるトレーニングも行いましょう。
合格のための勉強ステップ(6ヶ月プラン)
準2級は出題範囲も広く、語彙・文法・スピーキング・ライティングと全技能が試されるため、短期間での詰め込みでは対応が難しい試験です。だからこそ、日々の学習を着実に積み上げ、6か月というスパンで段階的に力を育てていくことが一発合格への近道です。
6か月かけて計画的に学習することで、英検準2級の合格に必要な力を無理なく身につけることができます。以下はその一例です。
- 語彙
単語に毎日触れる
1週あたり80語×4週(計320語) - 文法
時制、助動詞、比較、受動態 - リスニング
過去問を解いてみる
- 語彙
単語に毎日触れる
1週あたり80語×4週(計320語、累計640語) - 文法
現在完了・不定詞・分詞・関係代名詞 - リスニング
過去問のリスニングを解く→聞きこむ→聞いて意味が分かったら次へ
- 語彙
単語に毎日触れる
1週あたり80語×4週(計320語、累計960語) - 文法
仮定法・分詞構文など応用文法を確認 - リスニング
過去問のリスニングを解く→聞きこむ→聞いて意味が分かったら次へ - 長文読解
説明文・意見文の読み方トレーニング
- 語彙
単語に毎日触れる
1週あたり80語×4週(計320語、累計1280語) - 過去問
筆記パートを週に1回実施 - リスニング
過去問のリスニングを解く→聞きこむ→聞いて意味が分かったら次へ
- 語彙
単語に毎日触れる
1週あたり80語×4週(計320語、累計1600語) - ライティング
テンプレートをもとに週2本練習+添削・書き直し - リスニング
過去問のリスニングを解く→聞きこむ→聞いて意味が分かったら次へ - 過去問・総合問題
筆記・リスニング・ライティングを本番形式で練習
- 語彙
総復習 - ライティング
週2本練習+添削・書き直し - リスニング
過去問のリスニングを解く→聞きこむ→聞いて意味が分かったら次へ - 過去問・総合問題
筆記・リスニング・ライティングを本番形式で練習 - 面接練習
模擬面接週2回ペースで実施
6か月の積み重ねで、自信をもって試験本番に臨める実力がしっかりついてきます。
よくある失敗パターンと対策
準2級を受験する生徒の中には、せっかく勉強を頑張っているのに「伸び悩み」や「スランプ」を感じてしまうケースも少なくありません。ここでは、よくある失敗パターンとその対策を紹介します。
失敗パターン | 原因 | 対策 |
---|---|---|
単語だけ覚えて文章が読めない | 文脈や語法を意識せず単語だけ暗記している | 例文で覚える・文中での使われ方を確認する |
ライティングが型通りに書けない | 構成のテンプレートが定着していない | 自分用テンプレを作り、実際に何度も書く |
リスニングが伸びない | 聞いて終わり、復習していない | スクリプト確認+音読+シャドーイングまで行う |
模試ばかり解いて実力がつかない | 間違いの分析・復習が不十分 | 解いた後に「なぜ間違えたか」を記録・反復 |
面接で沈黙してしまう | 想定問答の練習不足 | よくある質問を想定して即答練習&録音確認 |
おススメの教材
「どの教材を選べばいいか迷う…」という声に応えて、英検準2級対策におすすめの教材を目的別にご紹介します。
単語 | でる順パス単 準2級 | 頻出単語を効率よく覚えられる定番教材。出題傾向に即していて安心です。 |
ライティング | 英検準2級ライティング大特訓 | 意見論述・Eメール問題どちらもカバー。構成テンプレが充実しています。 |
総合問題 | 7日間完成 英検準2級 予想問題ドリル | 仕上期に活用して、知識を整理 |
過去問 | 英検準2級 過去問 | リスニングCD付きで本番対策に最適 |
面接対策 | 英検準2級 二次試験・面接 完全予想問題 | 本番形式で練習できるCD付き |
STUDIOUSでのサポート内容
STUDIOUSでは、準2級一発合格を目指す生徒のために、「日々の英語鍛錬」を重視した個別カリキュラムをご用意しています。
- 単語・文法の理解から丁寧に指導。基礎力に自信がない方でも安心。
- ライティングはテンプレ構成から表現指導、添削・書き直しまで対応。
- リスニング・面接練習は専用プリントと音声を使った演習形式で実施。
- 本番さながらの模擬面接や筆記試験も定期的に行い、実戦感覚を身につけます。
「英検をペースメーカーにして、しっかり英語力をつける」。その結果として、合格率は90%以上を継続しています。
他級ガイドへのリンク
準2級を目指す方の中には、復習や先取りが必要な方もいらっしゃいます。目的に応じて、他の級のガイドもご活用ください。
▶ 英検3級 一発合格ガイド
▶ 英検4級 一発合格ガイド
▶ 英検5級 一発合格ガイド
まとめ
英検準2級は、入試や推薦でも評価される実用的な資格です。また、高校入試で上位校を目指す場合、準2級レベルの英語力は今や必須になりつつあります。
スピーキング・ライティングを含めた4技能が問われるため、しっかりとした準備が必要ですが、計画的に取り組めば十分に一発合格を狙えます。
当塾では、英検準2級を中1や中2で取得する生徒も少なくありません。それは、日々の積み重ねで中学英文法の基礎をしっかり固めているからこそ、その上に準2級レベルの力を無理なく積み上げられるからです。
毎日の積み重ねと、正しい勉強法で、英語力も自信も手に入れていきましょう。
あなたの挑戦を、STUDIOUSは全力で応援しています!
今日は以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。