皆さん、こんにちは!
2025年(令和7年)2月18/19日に行なわれた千葉県公立高校入試の平均点が発表されました。
私は昨年度よりも下がって52点と予想しましたが、52点どころではなかったようです(爆)
それでは今日も最後までお付き合いください。

成田市囲護台にある英語専門塾代表
頑張ること、頑張り切ることを伝えています。
英語の平均点と得点分布
早速ですが、平均点の一覧です↓
英語は47.1点でした!
昨年度よりも9.3点も下がっています。
年度 | 国語 | 社会 | 数学 | 理科 | 英語 | 5教科合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
令和7年 | 56.6 | 51.7 | 52.0 | 55.4 | 47.1 | 262.8 |
令和6年 | 50.4 | 57.5 | 51.9 | 59.1 | 56.4 | 275.3 |
令和5年 | 47.9 | 54.5 | 47.0 | 60.7 | 47.6 | 257.7 |
英語の得点分布はこちらです↓

得点分布は広範囲で、左にピークがある偏った分布です。
ピークは20~30点台、10点以下も存在する一方、高得点(80点以上)も存在しています。
グラフから読み取ると、30点以下に30%くらいは占めています。
100点満点で30点取れないというのは基礎力不足が原因です。
クラスの30%がほぼ学校の授業についていけてないとも言えます。
確かに親世代と違って単語数は倍増して2200語程度覚えなければなりませんし、英語の難易度は親御さんの中学生時代とは全く異なります。
そんな変化により、英語ができる人とできない人の2極化が進行すると思っていました。
確かに2極化の傾向ですが、思っていた以上に出来ない層が増えてきていると感じました。
これだけ学力差があると学校の集団授業はかなり運営に苦慮されているのではないでしょうか。
ちなみに、どの位英語がいびつな分布をしているかというと、以下の5教科合計得点の分布を見ていただければわかると思います

平均点(ピンクの縦棒)を中心とした分布です。
英語のように低得点にピークがずれていることもありません。
本番に向けてやるべきこと
現中3は入試までのこり9か月ほどです。
残りの時間英語については以下を取り組みましょう。
- 文法の再確認
- 単語の暗記
- 音読
中1の教科書から、すべてのキーセンテンスを抜き出して、意味を理解できるかチェックしましょう。
キーセンテンスは基本文ですので、自分がどこが欠けているのかを洗い出して、不足部分を埋めましょう。
意味が理解出来たら、今度は日本語から英語を作り出せるかチェックしましょう。
それが英作文の基礎になっていきます。
単語と熟語は教科書の太文字のものを優先的に書けるようにしましょう。
wearの過去形woreも入試で書かされています。(全部マーク式ではなく、記述問題もあります)
リスニング問題の対策は音読が有効です。
自分も音読で英語力を大きく伸ばしてきました。
ただ正しく音読しないと無駄になるので要注意です
こちらに解説しているので、参考にしてください↓

塾に行っていない場合は不安になるかも知れません。
ひとつのアドバイスとしては学校のペースに合わせていると最後時間が無くなるので、11月までにはすべて終わらせるようにしましょう。(特に数学。毎年、受験が近づくに従ってやばいと感じるご家庭が多く、数学の受講が増えます)
さいごに
やらなきゃならないのは分かってる。でもどうもやる気が起きない。
そんな気持ちで毎日をただ過ごしてしまう生徒もいるのではないでしょうか。
そんな時は、3分でもいいので、机に向かうなり、問題集を開くなりしてください。
一気に何時間もやらないといけないって思うから、一歩目が大変になるんです。
今日3分やったら、明日も3分。
そうやって一歩目を踏み出してください。
明後日は5分できるかも知れません。
やる気というのは、やる前からはないものです。
やり始めると少しずつ壁がなくなり、もう少しやってみようかなって思えるものです。
親御さんからの声掛けとしては
「今日何やった?」と聞くよりも「毎日続けてえらいね」と努力を認める言葉が、実は一番やる気を引き出します。
3分すらできない場合・・・。
残酷な言い方をしてしまうと、それでもどこかの高校にはきっと入れると思います。
でも行きたくもない高校に3年間も通いたいですか?
別に上位高を狙えって言うつもりはありませんが、本人の行きたい高校、ワクワクする高校生活を過ごしてほしいと思うのです。
入試は否定的に取られる時代もありましたが、一方で大きな壁に立ち向かう子供たちは受験を通して、大きくなります。
たとえ失敗したとしても、その失敗が今後に生きてくるでしょう。まだ親御さんがそばに居てフォローできる間は失敗も経験として受け入れて、次につなげてほしいと思います。
今日は以上です。
ということで、英語頑張りましょう!
