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英検5級を徹底解説!どんな問題がでる?合格ラインをまとめました

今度は英検に挑戦だ!
って気合いっぱいの生徒さん、ご家庭向けに、英検5級について書いていきます。

  • 英検5級のレベルは?
  • 英検5級にはどんな問題がでるの?
  • どうすれば合格する?

これらを分かりやすく書いていきます。
それでは行きましょう!よろしくお願いいたします。

英語専門塾 ステューディアス

成田市囲護台・香取市佐原で個別レッスンやってます

子ども達に英語を使える未来を提供することが使命です。

頑張ること、頑張り切ることを伝えています。

英検のサイトには5級のレベルをこう説明しています。

中学初級程度

英語を習い始めた方の最初の目標。
家族のこと、趣味やスポーツなど身近な話題が出題されます。
英語の基礎固めに最適です。

https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/about/

中学初級程度とは中1程度と考えて良いと思います。
指導要領の変更で多少ずれている部分もありますが、中1の内容をしっかり学習すれば、余裕で受かる試験です。

とは言え、侮ってはいけません。

この基本となる中1英語を理解できないから、続く中2、中3と英文の構造が複雑になるに従い、「なんでこうなるんだよ!」という怒りや失望が生まれて、英語が嫌いになってしまいます。

例えば、「be動詞と一般動詞の違い」は基本でありながら、英語が苦手になる理由ともなりえます。

最初からきちんと教われば分かるのに、きちんと教えてもらっていない。
だから分からなくなって、英語をやる気が無くなってしまう。

そんな生徒を多く見てきました。
私が教えられる生徒さんの数には限りがありますが、任せていただいた時にはきっちりと出来るようになってもらい、少しでも英語が得意な人材を輩出したいと思っています。

話しがそれました。引き続き英検5級について書いていきます。

英検5級ではどんな問題がでる?

英検5級は大きく「リーディング(筆記試験)」と「リスニング」に分かれます。
大問が6題あるのですが、リーディングとリスニングでそれぞれ3題ずつになります。

試験時間は
リーディング:25分
リスニング:22分

となっています。

リーディング 大問1

まずは、空所を埋める問題です。短文の中に空欄があって、そこに適する単語を4つの中から選ぶ選択問題です。
問題数は15問あります。

単語の問題と文法の問題がでます。

こんな問題です↓

2022年 第3回英検過去問より

ひっかけ問題はなく、明らかに違う選択肢が用意されているので、知っていれば解ける問題です。

とは言え、

単語を知らないと短文が読めない。
・単語が分かったとしても文法が分からないと英文の意味が分からない

という状態になってしまいますので、後半で伝える対策をきちんと行いましょう。

リーディング 大問2

続いて大問2です。
大問2は会話文の中に空欄があり、そこに適切な英文を選ぶ問題です。
全部で5題あり、選択肢は4つです。

こんな問題です↓

2022年 第3回英検過去問より

こちらもそれ以外は選べないように分かりやすい選択肢です。
「バイバイ、マイク」って言われて、「おはようございます!」は意味が通じませんから。

とは言え、本人たちは難しく感じるものです。
英文が読めないと太刀打ちできないので、語彙力・文法力の定着が必要で、それが出来れば、簡単な問題です。

単語を覚えて、文法が定着していれば、大問1も大問2も得点源になるとも言えます。

リーディング 大問3

大問3は並び替えです。
日本文に合うように、英単語を並び替えて、1番目と3番目にくる組み合わせを選びます。

日本文→英文にする力が試されます。

こんな問題です↓

2022年 第3回英検過去問より


少し解説します。私はこんな感じで英文を理解させていきます。

  1. 日本語のままで英語の語順にしてみよう!
    私は寝ます、8時間、毎晩
  2. 日本語を英語に置き換えてみよう!
    私は → I
    寝ます → sleep
    8時間 → for eight hours
    毎晩 → every night

日本文→英文にするには、文法が必要です。
この大問3は文法力を試されていると言えます。

文法をきっちりやっていると、こんな問題も余裕になります。
逆に単語は知っててその並びから「なんとなく読めている」レベルだと苦手意識を感じてしまうと思います。

リスニング 第一部

リスニング問題の最初の第一部は、イラストに関する会話文を聞いて、続く英文として相応しいものを選ぶ問題です。
問題数は10台で、英文は2回ずつ放送されます。

こんな問題です↓

2022年 第3回英検過去問より

放送される英文はこんな内容です。

Is this your bag?
選択肢
1.Sure I can.
2.On the chair.
3.Yes, it is.

2022年 第3回英検過去問より

Is this your bag?(これはあなたのカバンですか?)に続く文として適切なのは、3の Yes, it is. ですね。

速度もゆっくりで、ひっかけもなく解ける問題です。

リスニング 第二部

問題数は5題で、英文は2回ずつ放送されます。
こちらも会話文なのですが、今度は会話文についての質問が来ますので、その答えを選択肢から選ぶ問題です。

こんな問題です。
まずは流れてくる会話文です。

会話;
Are you drinking milk, Dad?
No, I’m having some tea.

質問;
What is the girl’s father drinking?

選択肢;
1.Some tea.
2.Some juice
3.Some milk
4.Some coffee.

2022年 第3回英検過去問より

上記は親子の会話で「ミルク飲んでるの?パパ」に対して「いいえ、お茶飲んでます」と返事しています。

質問は「女の子のお父さんは何を飲んでいますか?」なので、選択肢の中から「Some tea.」の1を選びます。
傾向としては2人目に言った単語が答えになる場合が多いです。

(とはいえ、そんなテクニックは全然分からない時にだけ使いましょう。)

リスニング 第三部

リスニングの最後に当たる第三部では、短文を聞いて、問題用紙のイラストと一致する短文を選ぶ問題です。
全部で10題あります。
問題用紙にはこんなイラストが載っています↓

2022年 第3回英検過去問より

流れてくる英文は次のようなものです

1.Junko is sitting in a plan.
2.Junko is sitting in a car.
3.Junko is sitting in a bus.

2022年 第3回英検過去問より

イラストは女性が飛行機の座席に座っている様子が分かるので、1の Junko is sitting in a plane.が答えになります。



英検5級のリスニングは全て2回読まれるので、1回目に聞き取れなくても、2回目はどこを聞き取ればいいか分かっている状況なので、落ち着いて集中しましょう。

文法事項

英検5級の文法事項を書いていきます。
分け方にもよりますが、大きく7つの項目があります。

No.文法事項
1be動詞の文(肯定文・疑問文・否定文)
2一般動詞の文(肯定文・疑問文・否定文)
3現在進行形
4代名詞
5命令文
6疑問詞
How many, How old, How long, What time なども含む
7助動詞 can

見ての通り英語の基礎の基礎に当たる部分です。
とは言え、日本語とは違う英語に戸惑って「意味わからない」となってしまう部分でもあります。

英語が苦手になってしまう最初の関門とも言える文法事項です。そのため当塾では分からなくなってしまうところを先回りして解説するようにしています。
冠詞・三単現などは基本でありながら、苦手意識を生みやすい項目なので、私も生徒の表情などから理解度を伺いながら教えています。

正確な解説で理解した後は繰り返し演習して、定着させていきましょう。

語彙レベル(単語数)

英検5級に合格するためには600単語程度は知っている必要があります。

600語・・・!!!!

どこかで見た数字と思った方、鋭い!
実は小学校卒業段階で600~700語習得を目標としているのが現行の指導要領です。

現実、小学校のうちに600語覚えている子は本当にわずかだと思います。
幸い、英検5級は英作文がなく選択問題だけなので、単語の意味が分かればOKです。
でもこの600語は基本単語ですので、ゆくゆくは書けるようにもなっておく必要があります。

地道な努力が必要なんですけど、漢字も同じように毎日練習して書けるようになったと思うので、英語だからって嫌いにならずに取り組んで欲しいと思います。

リスニングレベル

ゆっくりとしたスピードで話されていて、それが2回繰り返されるので、英語の音に慣れていれば対応できるレベルです。
音に慣れておくこと、疑問文に慣れて、何を聞かれているかを確実に聞き取ることが得点には必須です。

特に疑問詞(what や howなど)を聞き逃さないように集中しましょう。

とは言え、やるべきことをきちんとやっていれば、得点に結びつくはずです。(少なくとも当塾の進め方ですと、本番のリスニングは非常にゆっくりに感じるようです)

合格ライン

この合格ラインというのがイマイチ分かりにくいと思うんです。
その理由は英検独自のCSEという尺度を使っているからです。

CSEはどうやって計算されているか公開されていませんが、各回ごとの難易度、平均点などによって決まるようです。
おそらく、みんなが間違えるような問題に正解すると大きくCSEスコアを伸ばせたりしているんだと思います。

英検5級の場合、リーディングとリスニングの2技能で合格判定されます。
リーディングでCSEは425点、リスニングでも425点配点されていて、合計850点です。
このうち419点を超えると合格です

じゃ、419点とるには何問あってればいいの?
って話になりますが、これは前述のとおり、英検毎回統計的に算出しているのではっきりは分かりません。

ですが、従来通り6割以上の正答数を確保できていれば、合格しているようです。

CSEはみんなが間違えるような問題を正解すると同じ1問でも高いスコアが与えられると思います。
ですから、正答数を増やせば増やすほど、配点が大きな物での正答数もあがりますので、完成度を上げて、8割・9割を目指すのが1つのポイントです。

逆に誰でも正解できる問題を落とすのは、ダメージがでかい(点数が伸びない)と思います。
(英検の中の人ではないので、あくまでも推測です。究極英語力があれば、受かる訳ですから)

さいごに

この記事では英検5級について書いていきました。
試験自体はしっかり準備すれば合格できる試験です。小学生でも挑戦する子も多いです。

ちょっと心配なのは、マークシートである点と、普段とは少し違う試験のため、力も出し切れない子もいるかも知れないことです。

とは言え、受験を想定した試験慣れの一つと考えて、場慣れの意味でも受験する価値があると思います。

目標に向かって頑張る力
そんな力を養っていきたいと思っています。

今日は以上です。

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