IELTS9.0満点講師による英検ライティング添削

英語長文も怖くない!英語を英語の語順で読めるようになるレッスンとは?

当塾では小学生高学年から中学生をメインの対象に、英検や定期テスト・受験に対応するのはもちろん、その先の人生において英語ができるようにレッスンを行っています。

レッスン中はレベルに応じていくつかを組み合わせて効果的に英語力をあげるようにしています。
今日はその中の1つになる「英語を英語の語順のままよむためのレッスン」について書いていきます。

英語専門塾 ステューディアス

成田市囲護台・香取市佐原で個別レッスンやってます

子ども達に英語を使える未来を提供することが使命です。

頑張ること、頑張り切ることを伝えています。

それでは今日もよろしくお願いします!

英語と日本語は語順が違う

英語と日本語ではいくつも違う部分がありますが、その1つが語順です。

英語は先に「誰が?どうする?」を伝える構造です。(だから聞く側も「誰が?どうするの?」と言う順番で話が続くことを意識しています)
対して日本語は「誰が○○、○○、○○する」というように、「誰が?」は英語と同じように先に来るのですが、その後に「どうする?」がすぐに来なくて、文の最後にきます。

日本語で「私はサッカーが好きです」を英語にすると、主語の私は同じ位置で、Iですね。次に日本文では文の終わりにあった「好きです」が英語では主語の後ろに来ます。
残りの「サッカーをすること」を付けてまとめると、”I like to play soccer.” という英語が出来上がる訳です。


こんな感じで、英語と日本語は語順が違ってきます。
この位の文章だとまだ良いんですけど、変にこなれた日本語(意訳)だと逆に英語がわかりにくくなることもあります。

意訳が理解を妨げてしまう

先ほど挙げた「私はサッカーをするのが好きです。I like to play soccer.」は理解しやすいんですが、少し英文が長くなると途端に難しく感じてしまうお子さんが多いです。

その1つの理由はきれいな日本語訳(意訳)を通すと、英文の構造が分かりにくくなっていまうからです。

開隆堂の中3向け教科書SunshineのProgram2の冒頭の英文を拝借します。


People have started to see how good sleep improves our work.

開隆堂 Sunshine 中3 P24

訳すと
「あなたは寝る前に長時間スマートフォンを使いますか?」
となります。

日本語訳

人々はどれだけよい睡眠が私たちの働きを改善させるか気づき始めています。

この日本語訳はとてもきれいで、分かりやすくて、まさに教科書的な日本語です。
でも、実際は英語と日本語は語順が違うので、語順を並び替えて、きれいな日本語にする必要があります。
もちろんテストで「和訳しなさい」という問題が出たときは、このような綺麗な日本語にする必要があります。

しかし、通常英文の意味を理解する場合、英文を語順を並び替えながら読み進めるという、脳に負荷がかかる訳し方で、時間もかかります。

そして多くの生徒が長文問題で脳が疲れて、集中力が切れて、時間切れになります・・・。

そうならないために、英語の語順で理解する方法を身に付けることになります

英語の語順で理解する

英語の語順で理解するとはどういうことなのか?
先ほどの例を使って説明していきますね。

ちょっと慣れが必要ですが、語順のまま日本語を使って英文を理解することができるようになります。
慣れてくれば、have started to seeをまとめて「分かり始めている」と大きな塊で理解できる子もいます。

こうやって読むようにトレーニングすれば、英検や入試での長文も怖がる必要はありません。
(ちなみに近年の入試では長文が長くなっている傾向にあります)
理想は英語の語順で英語のまま理解するのですが、そこを求める前に、英語の語順で日本語を最大限活用しながら理解するのが現実的でまずはマスターすべきだと思っています。

この方法は読むときだけではなく、リスニングや英作文にも効果があります!

リスニング力にも効果あり!

上記の通り、英語の語順のまま読むことのメリットはご理解いただけたと思います。

でも実は読む時だけではなくて、リスニングの時にも効果があります。
いや、むしろリスニングのために身に付けるべきものと言っても良いかもしれません。
その理由は、流れてきた英語は音なのですぐに消えてしまうからです。

流れてきた英語をその語順のまま音が消える前に理解するのがリスニングです。
文字だったら消えないので(少なくともテスト中は)時間さえかければ意味が分かるかも知れません。

でもリスニングは聞こえた順に意味を理解していかないと、どんどん消えて次の英語が流れてきます。
そういう点でもこの「英語の語順で理解」する力を手に入れておけば、リスニングにも効果が出てくるわけです。

英作文の力も養える

英文を英語の語順のまま「英語→日本語」理解できるようになったら、その逆、つまり「日本語→英語」への変換も出来るようになっていきます。
つまり英作文もできるようになります。もちろん英単語は覚えておく必要はあります。

英語の語順でつくられた日本文を使えば、英語の語順にも慣れてきます。
英語の語順に慣れていないと、本当に初歩的なミスを連発するをみます。
例えば、「昨日、本を買った」を”I book buy yesterday”のようにしてしまいます。(この英文いろいろ間違えています。。。)

そうならないように、英語の語順に変えた日本文を使って、十分に練習していくと、文法の初歩的な間違いもしなくなりますし、同時に英単語なども一緒に覚えていけるようになります。

注意点:きれいな日本語にこだわらないけど・・・

長文を理解するためには語順の通り読んでいくことが必須です。これは将来仕事で英語を使う際にも、膨大な英文を読む時に役立つ能力です。

ただし注意点があります。
それは和訳問題が出たときには、綺麗な日本語に訳す点です。
英語の語順の日本語訳ではなく、日本人が自然と感じる日本語訳にできるかどうかで、英語を理解しているかどうかをチェックされるので、この点に注意が必要です。

ですので、レッスン中はテキストの綺麗な日本語訳を使いつつ、英語語順の日本語訳も併用する形にしています。

教える側の注意点としては、日本語と英語は1:1で対応していないので、時々直訳にも無理が生じることがあります。
その点は十分に事前に説明した上で、取り組んでもらっています。

まとめ

この記事では英語専門塾ステューディアスがレッスンで行っている英語を英語の語順でよむためのレッスンを少し紹介しました。

この方法なら、倍速どころか隣の席に座っている子の倍以上のスピードで英文を読めるようになっていきます。
英検や定期テスト対策・受験対策をしながら、将来英語ができるようにきっちりと英語の基礎体力を付けていきます。

ちなみに英文が読める状態については、以下の記事でも触れているので、参考にしてください。


成田市囲護台・香取市佐原にお住まいで、我が子には英語を!とお考えのご家庭は是非お問い合わせください。

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