IELTS9.0満点講師による英検ライティング添削

英語専門塾ステューディアスが発音・語彙・文法を指導の中心に置く理由

英語専門塾 ステューディアスでは、発音文法語彙の3つの習得を目指したレッスン構成にしています。
この3つを指導の柱に置いています。
なぜこの3つにこだわっているのか?
結論を言ってしまうと、この3つが英語ができるようになるために必須だからなのですが、それでは私の考えとか指導理念が伝わらないと思うので、この記事で詳しく書いていこうと思います。

発音・文法・語彙の3つはお互いに支えあっているような関係ですので、どれもきちんと基礎から身に付けていくことが、英語ができる人材への最短距離になります。
この記事では発音・文法・語彙のそれそれについて書いていきます。

英語専門塾 ステューディアス

成田市囲護台・香取市佐原で個別レッスンやってます

子ども達に英語を使える未来を提供することが使命です。

頑張ること、頑張り切ることを伝えています。

発音を学ぶ理由

まずは英語を学ぶ上で発音の重要性について書いていきます。

発音を学ぶ理由
  • 日本語と英語の音は違う
  • 発音力はリスニング力に直結する

日本語と英語の音は違う

英語の中には日本語にはない音が多くあります。
もちろん、日本語のような発音でもコミュニケーションに差支えない部分もあります。
しかし、th音などは教えてもらわないと発音できない音もあります。

口の中ですから、見せて教えるのもなかなか難しく、発音専門の先生がいるくらいです。(そして高い!)

私の指導ではまず口の形・舌の位置を説明して、頭の中でどうやって口や舌を動かせば良いのか理解していもらいます。
次に実際に発音してもらって、「ちょっと違うな?もう少し舌の位置を後ろにずらしてみて」とか「OKできてるよ!」と言う風に、フィードバックしながら発音を身に付けてもらいます。

日本語の口の形と英語の口の形は違いますし、動きも違うので、最初は口の周りの筋肉が疲れてきます。
そうやって口の周りの筋肉も鍛えながら、頭で理解した発音方法を無意識にできるように何度も何度も練習していきます。

ちなみに日本語の発音方法を知らないネイティブには、「なぜ日本人がこんな簡単な音さえだせないのか?」と不思議に思うことも多いのかも知れません。

その理由は日本人の発音習慣を知らないからだと思います。
例えば日本語の「ん」1つとっても発音は6個くらいあります。

こういう日本人ならではの特殊な発音背景を知らないまま、
口を見ろ!
よーく聞け!
リピートアフターミー
とネイティブの講師に言われても上達せずに、最後には講師に諦められたかのように「Good!」と言われてしまうことすらありますす。(体験済み・・・。)

話がそれました。元に戻りましょう。

こうやって母音子音を一通りやって、単語レベルで正しく発音できるようにしていきます。
単語レベルが発音できるようになったら、今度は少し単語数を増やしてフレーズレベルで読めるようにする。
それが出来たら、文章レベルで抑揚やリズムを意識して読めるように少しずつレベルアップしていきます。

正直道は長いです。
ネイティブのような発音を習得することは現実的には難しいですが、世界で通じる発音を学ぶことはできます。

言葉は音から始まりました。その音を記録するために文字が生まれました。
言葉の基本である音をマスターせずに英語をマスターすることはできないのです。
これが発音を柱の一つにしている理由です。

発音力はリスニング力に直結する

さて、話は少し変わり、リスニングについても考えてみましょう。
リスニングでよく聞く悩みは「すっごく早くて聞き取れない!」です。
英検でも入試でもリスニングは出てますので、なんとか克服して、強みに変えたいですよね。

実は「聞き取れない」原因は2つあります。それぞに分けて対処する必要があります。

聞き取れない原因
  • 音を聞き取れない
  • 音が聞き取れても意味が分からない

音が聞き取れない

繰り返しになりますが、英語と日本語は基本的にすべて違う音です。
(でも全部やると細かすぎるので、初学者には日本語の音で代用できる音はそのままにしていき、必要に応じて解説していきます。)

英語本来の音を知らないから、想像とは違う音が来てビックリして聞き取れないんです。
聞き取れない、何言ってるか分からない!
でも英文を見てみると、知ってる単語ばっかりじゃん。

こんな状況は、「自分が覚えている音」と「実際の音」がずれているために起こります。

だから間違って覚えてしまった音のズレを修正していきます。
言い換えると、最初から正しい音で覚えてしまえば、この修正の手間はなくなります

また、音の出し方を知って、出せるようになっておく、リスニング力も上がってきます。
出せる音は聞き分けられる」とも言われます。

自分が出した時の感覚、口の動きを覚えることで、相手の話し方のリズムを予想しながら聞けるわけで、音を聞く手がかり、情報量が増えるからです。

中には日本語英語で発音しているのに、リスニング力があって、会話に支障のない人もいますが、このケースはリスニング力をつけるために、膨大な時間(数万時間)かけて、リスニング力を上げていると考えています。

ですから、最初から発音を学ぶことは無駄な修正もする必要がありませんし、リスニング力も上がって、めちゃくちゃ良いことなんです

(ただ教える側の技量・知識量が試されるんですよね~。)

音が聞き取れても意味が分からない

さて、次は「音が聞き取れるのに、意味が分からない」について書いてみます。
例えば、聞こえた単語やフレーズは全て聞き取れるのに、結局何を言っているのか分からない状態です。

これは文法力・語彙力がまだ足りないために起こっています。
知らない単語の意味は出てきません。
音は消えてしまいますので、聞こえたままの順番で、相手の言っていることを理解できるようにならなければなりません。

そうするためには文法の力を借りて、語順から相応しい意味を把握していくことになります。

更に、英語は音が聞こえなかったり、そもそも発音していないことも多いです。
その聞こえない音をどうするのかと言うと、文法力を使って聞こえなかった音を補いながら、意味理解に繋げていきます。

以上ここまでで、発音を重視する理由について書いてきました。

自分の事を少し書くと、英語を学びなおした頃は「発音なんてどうでもいい。文法もやらなきゃならないし、覚えることがいっぱいあってそんあんいできない」と思って、発音を軽視していました。

そのツケを払うのに、時間もお金もたくさん使いました。

文法を学ぶ理由

続いては、文法を学ぶ理由です。

すでに少し触れましたが、英語を英語の語順のまま理解するためには文法がとても役に立ちます。

文法なんて関係ない、単語を並べれば通じるよ!

っていう人がいますが、たぶん通じていると思っているのは本人だけです。

そんな人は、I like dog.I ate a chicken. がどんな響きなのかも知らないと思います。

また、一部のネイティブですらめちゃくちゃな英語を話すような時代ですが、その真似をする必要はありません。

中学生が「ぼくね、英語、きらいなんでちゅ」みたいな日本語を使ったら耐えられませんよね(笑)

とかく文法は毛嫌いされます。
「the 勉強!」という感じで、文法を避けて通ろうとします。
英語を話せないのは文法主義のせいだ!

なんて声も聞こえています。
たしかに一部はそうかもしれません。
でも英語が話せないのは文法が悪いのではなく、文法を単なる知識としてではなく、使える知識にまで仕上げていないからです。

文法をきちんとやれば、定期テストでも点数が取れて、英検も合格して、しかも話せるようになるんです。
良いことだらけ。

でも文法をルールのままで終わりにしたら、今までと同じです。
文法を使いこなせるレベルにまで持っていくのが、自分の仕事です。

文法をマスターすることは、英語の語順のまま読み、聞こえなかった音を補い、正確な英文を作るために絶対に必要になってきます。

語彙を学ぶ理由


さすがに、知らない単語は覚えるしかありません。
地味な作業ですが、避けれは通れません。

英単語、熟語、表現、覚えることは多くてうんざりしますね。
少しでも記憶の助けになるように、覚え方とか語源を活用した説明などを織り交ぜてレッスンを進めていきます。

レッスン中の小テストを通して定着を促進していきます。

さいごに

この記事では私の指導の柱「発音・文法・語彙」について、なぜそこまで重視しているのかを書きました。

世の中にはたくさんの教材があります。
でも究極どんな教材でも、英語の学び方を知っていれば、役に立ちます。
ただ、その教材を使いこなすだけの指導力がものを言う訳です。

私が使っている教材も普通に本屋さんで手に入るものです。
そんな普通なテキストをいかに使うか、その価格の10倍、100倍以上の価値を引き出すのが私の仕事です。

目の前のテストや英検を短期目標として日々頑張りますが、最終目標は英語が使える人材になることです。

成田市囲護台・香取市佐原でレッスンを行っています。
ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

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