IELTS9.0満点講師による英検ライティング添削

英単語は文脈で覚えるべき理由:品詞編

皆さんこんにちは。
英語は語彙力が物を言いますが、そうは言っても覚えられないのが単語です。
中には覚えられる人もいるのでしょうが、私も語彙力を増やすのは苦労しています。
英検1級に受験する時に買った「でる順パス単」も最初の100語くらいで止まっています。
単語帳系で覚えるのは苦手なのです。

そんな私がおススメする暗記法は「文脈で覚える」方法です。
おススメする理由はいくつかありますが、今日は単語の品詞に関連したお話しです。

英語専門塾 ステューディアス

成田市囲護台・香取市佐原で個別レッスンやってます

子ども達に英語を使える未来を提供することが使命です。

頑張ること、頑張り切ることを伝えています。

英単語が羅列された単語帳で暗記するのは、効率の面では良いと思います。
でも単語だけを覚えていくと、単語が実際にどのように使われるかを理解するのには限界があります。
例えば、wellという単語をみてみましょう。

well

① I play the guitar well.(私はギターを上手に弾く)
② I’m well.(私は元気です)

同じつづりのwellですが、①の英文では「上手に」という意味で使われている一方、②の英文では「well」が「元気な」という意味で使われています。

同じ単語が異なる文脈では異なる意味を持つ


羅列型の単語帳では、①上手に ②健康な ③・・・のようにいくつも書いてあります。
初見の単語で全ての訳語を覚えていくことは負荷が高すぎて、途中で挫折してしまいます
それにどんなふうに使われるのかのイメージも湧きません。

なので、英文の中で単語を覚えるて欲しいのです。

人間の脳は情報を文脈と共に記憶する傾向があり、単語が使われる具体的な状況を覚えることで、その単語を思い出しやすくなると言われます。

ですので、文脈を使った学習をお勧めします。

英文の中で単語を覚えるメリット

先ほどは、wellという単語を例に挙げましたが、他にもいくつか例を紹介します。

まずはveryです。

very

① She is very cute. (彼女はとてもかわいい)
② This is the very book I wanted to buy.(これは私が買いたかったまさにその本です)

veryという単語は「とても」という意味で覚えている方も多いですが、②のように、「まさに」という意味で使われることもあります。

②の英文で「very」は強調を示しています。




次にhardも見ておきましょう。

hard

① Tom tried hard to negotiate.(トムは交渉するために一生懸命努力した。)

② She found a hard egg in the nest.(彼女は巣の中で固い卵を見つけた。)

③ Tom hardly negotiated, feeling unsure.(トムは自信がなく、ほとんど交渉しなかった。)

①は「一生懸命に」という意味の副詞で使われています。
②は「固い」という意味で形容詞として使われており、
③は「ほとんど~ない」という副詞で使われています
通常-lyを付けると副詞になりますが、hardの場合は「ほとんど~しない」という否定の意味を含むようになります。



続いてlivesです。

live

① He lives in Tokyo.(彼は東京に住んでいます)

② Our lives are happier than before.(私たちの生活は以前より幸せです)

③ I’m going to a live concert.(ライブコンサートに行くつもりです)

①ではliveという動詞で使われていて、「住んでいる」を表します。
②は名詞lifeの複数形でlivesになっています。
③は「生の」「実況の」を意味する形容詞として使われています。

単語だけを覚えようとすると、苦痛でしかありませんが、文脈があれば覚えやすいと思います。

同じ単語なのに意味が違うことはとても多いですが、その見極めが品詞であり、そこに文法力が合わさることで文が読めるようになったり、英文を作れるようになっていきます。

※英語をトコトン突き詰めたい方以外は、品詞まで覚える必要はありません。

単語も英文法も同時にマスターできる時短学習法

時間は有限です。
英語だっていかに効率的に身に付けるかがポイントです。

で、私がおススメするのが、短文を使って英単語も文法もまとめて学ぶ方法です。
私が外資に勤めながら英語を身に付けようとした時もこの方法を使いました。
今は廃版になっていますが、当時「くもんの中学英文法」を使いました。



どうやったか?

とても簡単です。

この参考書は写真の通り、各ページの上に英文があって、その英文の解説が下に書かれています。

まずは、英文と解説を読んで、英文の意味が取れるようにします。
一気に最後のページまで進めます。

次に、各ページの上にある英文を10回ずつ読んで、最後まで行きます。
同様に2週目に進みます。
同様に3週目に進みます。

3周すると、各例文30回読んでいることになるので、そこに含まれる英文のいくつかは覚えてしまいます。
同時に単語の使われ方も、文法事項も覚えてしまいます。

単語帳、文法書と別々にやるのではなく、まとめてやってしまう

これが時短学習です。

中学レベルが終わったら、次はDuoでも良いですし、私の好きなAll in oneシリーズでも良いです。
同じように、英文を音読して、単語も語法も文法も身に付けてしまいましょう!

羅列型単語帳でも例文がついているものもあるので、その例文を何度も読んで覚えるのもアリです。

今でも私はこの学習法を取り入れています。
できる人は個人でできる学習法です。

ですが、一緒にやってくれて分からない所を質問できた方が、もっと効率は上がります。
一緒に頑張りたい!という方は、お気軽にお問い合わせください。

今日は以上です!

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!

英語専門塾 ステューディアス

対象小学5年生~高校生
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講師元外資系研究員、英検1級、TOEIC960

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