文部科学省は『令和4年度「英語教育実施状況調査」の結果』を公表しました。
この調査では、小中校の生徒の英語力さらには県別の英語力も載っています。
更に更に学校の先生の英検取得状況まで載っています（ここには触れません）
今回の調査結果の要点だけ勝手にまとめていきます。
リンク先のPDFには詳細が書かれているので、興味が湧いた方は確認してみて下さい。
それでは行きましょう！
成田市囲護台にある英語専門塾代表
頑張ること、頑張り切ることを伝えています。
調査結果1：中学生、高校生の英語力
中学生と高校生の英語力調査結果から見ていきましょう。
文科省では中学生、高校生に英語の到達目標を設定しています
中学生：CEFR A1レベル以上（英検3級以上）の割合を50％以上にする
高校生：CEFR A2レベル以上（英検準2級以上）の割合を50％以上にする
中学生の英語力目標はCEFR A1（英検3級）相当が50％以上にすることです。
今回の結果で、その割合が49.2％と目標に肉薄していることが判明しました。
ここ数年は2％位毎年上昇しているので、来年は目標の50％に達するんではないでしょうか？
過去のデータを見てみると、今から12年前の平成23年は25.5%ですから、おおよそ今の半分程度です。
ちなみに私は中3の時に英検3級を取りました。
二次面接が怖くて逃げようと思っていたのを今でも覚えています（爆）
高校生の英語力はCEFR A2（英検準2級）レベルの生徒を50％にすることです。
今回の結果は、48.7％と目標まであとわずかのところまできました。
こちらも過去を振り返ってみると、今から12年前の平成23年が30.4%でした。
そこから下のグラフ（左）の通り、後退することなく毎年着実に目標達成している点、素晴らしい限りです。
更にCEFR B1レベル（英検2級）も21.2％もいます。
英検を持っていると大学入試で優遇されることもあるので、英検に挑戦する1つの動機になっているのかも知れません。
県別の英語力
ここからは県別の英語力を中高それぞれで抜粋していきます。
お住まいの英語力が全国何番目か確認してみましょう！
中学校では英検3級相当の学力を有している生徒の割合で高い順に並べています。
| ランキング | 県名 | 英検3級相当の割合 |
|---|---|---|
| 1 | 福井県 | 86.40% |
| 2 | 東京都 | 59.50% |
| 3 | 群馬県 | 59.10% |
| 4 | 千葉県 | 59.10% |
| 5 | 岐阜県 | 54.80% |
| 6 | 茨城県 | 52.40% |
| 7 | 石川県 | 52.30% |
| 8 | 徳島県 | 52.10% |
| 9 | 和歌山県 | 51.10% |
| 10 | 山口県 | 50.70% |
| 11 | 埼玉県 | 50.10% |
| 12 | 滋賀県 | 49.80% |
| 13 | ⾧崎県 | 49.20% |
| 14 | 大阪府 | 49.10% |
| 15 | 福岡県 | 48.50% |
| 16 | 岡山県 | 48.10% |
| 17 | 三重県 | 47.70% |
| 18 | 愛媛県 | 47.60% |
| 19 | 鹿児島県 | 47.40% |
| 20 | 神奈川県 | 47.00% |
| 21 | ⾧野県 | 46.20% |
| 22 | 兵庫県 | 46.20% |
| 23 | 富山県 | 46.10% |
| 24 | 熊本県 | 45.30% |
| 25 | 奈良県 | 45.20% |
| 26 | 広島県 | 45.00% |
| 27 | 宮崎県 | 45.00% |
| 28 | 京都府 | 44.70% |
| 29 | 秋田県 | 44.40% |
| 30 | 北海道 | 44.30% |
| 31 | 大分県 | 44.30% |
| 32 | 新潟県 | 43.90% |
| 33 | 岩手県 | 42.60% |
| 34 | 栃木県 | 42.50% |
| 35 | 山形県 | 42.30% |
| 36 | 青森県 | 41.60% |
| 37 | 山梨県 | 41.10% |
| 38 | 福島県 | 38.80% |
| 39 | 沖縄県 | 38.60% |
| 40 | 宮城県 | 37.90% |
| 41 | 静岡県 | 37.90% |
| 42 | 高知県 | 37.90% |
| 43 | 佐賀県 | 37.40% |
| 44 | 香川県 | 36.00% |
| 45 | 愛知県 | 35.20% |
| 46 | 鳥取県 | 34.60% |
| 47 | 島根県 | 34.10% |
続いて高校生です。
高校生は英検準2級相当（CEFR A2）の割合で表にしています
| ランキング | 県名 | 英検準2級相当の割合 |
|---|---|---|
| 1 | 福井県 | 60.80% |
| 2 | 富山県 | 60.50% |
| 3 | 石川県 | 57.70% |
| 4 | 東京都 | 55.90% |
| 5 | 秋田県 | 55.80% |
| 6 | 神奈川県 | 55.80% |
| 7 | 兵庫県 | 54.00% |
| 8 | 静岡県 | 53.60% |
| 9 | 奈良県 | 52.60% |
| 10 | 岡山県 | 51.20% |
| 11 | 大阪府 | 50.80% |
| 12 | 鳥取県 | 50.80% |
| 13 | 京都府 | 50.60% |
| 14 | 福岡県 | 50.60% |
| 15 | ?野県 | 50.30% |
| 16 | 青森県 | 50.20% |
| 17 | 岩手県 | 50.00% |
| 18 | 徳島県 | 50.00% |
| 19 | 愛媛県 | 49.00% |
| 20 | 広島県 | 48.90% |
| 21 | 山形県 | 48.50% |
| 22 | 山梨県 | 48.50% |
| 23 | 佐賀県 | 48.50% |
| 24 | 北海道 | 48.40% |
| 25 | 群馬県 | 48.40% |
| 26 | 滋賀県 | 48.30% |
| 27 | 山口県 | 48.30% |
| 28 | 栃木県 | 48.20% |
| 29 | 宮崎県 | 47.80% |
| 30 | 和歌山県 | 47.10% |
| 31 | 新潟県 | 46.90% |
| 32 | 千葉県 | 46.50% |
| 33 | 茨城県 | 46.20% |
| 34 | 大分県 | 45.90% |
| 35 | 岐阜県 | 45.50% |
| 36 | 三重県 | 45.50% |
| 37 | 長崎県 | 44.80% |
| 38 | 島根県 | 43.20% |
| 39 | 沖縄県 | 43.20% |
| 40 | 埼玉県 | 42.60% |
| 41 | 愛知県 | 42.60% |
| 42 | 熊本県 | 42.10% |
| 43 | 高知県 | 40.60% |
| 44 | 香川県 | 40.20% |
| 45 | 鹿児島県 | 38.90% |
| 46 | 福島県 | 38.30% |
| 47 | 宮城県 | 37.80% |
さいごに
中学高校ともに福井県が1位でした。恐るべし福井！
福井の英語教育には何があるのか、気になってしまいますね。
対して最下位の県は福井県の半分以下の割合しか目標を達成していませんでした。
地域差がとても大きいですね。
人は環境に影響される生き物です。
周りが当たり前にやっていることは、自然と当たり前にやるようになります。
例えば、毎日２時間必ず家庭学習する生徒の多いクラスでは、それが当たり前になって、自分もやるようになります。
逆もまたしかり・・・。
いつも一緒にいる仲間が勉強するなら、仲間に引っ張られるように勉強するようになります。
どんな環境を用意してあげるか、それも大人の仕事かも知れません。
塾にも雰囲気があります。
やる気のない子が多い雰囲気
テスト前、受験前のピンと張りつめた雰囲気
目標に向かって頑張れる雰囲気を醸成するように、今日もレッスンを頑張ってきます！
成田市囲護台・香取市佐原でレッスンを行っています。
ご興味がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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