IELTS9.0満点講師による英検ライティング添削

to不定詞とthat節で混乱してしまった中3

皆さんこんにちは!
今週はずっと雨続きの様です。
まだ5月ですが、このまま梅雨入りしてしまうじゃないかと思う気象素人の私です。

さて、毎日毎日英語を教える生活で、新規の方も少しずつ増えてきて、嬉しい限りです。
体験も増えてきています!

先日体験にきた中3生を見ていて、気になったことがありました。
彼はtoとthatが混乱していしまっていたのですが、なぜそうなったのかなど、分析してみました。

併せてどう教えるのが良いのかも書いていきます。

英語専門塾 ステューディアス

成田市囲護台・香取市佐原で個別レッスンやってます

子ども達に英語を使える未来を提供することが使命です。

頑張ること、頑張り切ることを伝えています。


今回初めて体験してくれた中3生は、to不定詞とthat節で大混乱していました。
基本的な理解がないまま、どう使い分けたら良いのかが分からなくなっていました。

to不定詞の基本

・~すること
 I like to play soccer.
・~するための
・~するために

接続詞thatの基本

that S Vで「~すること」
I think he likes to play soccer.

この体験に来てくれた中3生は、to不定詞の名詞的用法の「~すること」とthat節の「~すること」は覚えていましたが、同じ「こと」という日本語訳なので混乱してしまっていたわけです。

例えば、英作文で「私は彼が先生だったことを知っている」という文章があった場合に、「彼が先生だったこと」の「こと」をどう英語にすれば良いのか分からなくなってしまっていたわけです。

私も回答を見ていて、なんでここで「toが出てくるんだろう?」とか「なんでこの順番で単語を並べたんだろう?」と思いながら、どんな思考を取っているのか観察していきました。

そうやって観察しても謎は解けず、「なんでここでtoが来るんだっけ?」って聞いたところ、『「~こと」が付いているから!』と答えてくれて、謎が解けました。

「そういうことか!」と納得した直後、「あ~、惜しいな。もう一歩深い説明を聞いて理解しておけば混乱して悩まなくても済んだのに」と思ったわけです。

文の構造を見極める

この混乱を避けるためにはどうすべきだったのか?
今からどうすれば、この混乱を取り除いてあげられるのか?

私はいろいろと考えました。
体験中の彼には次のように説明しました。

説明内容

接続詞thatは文と文をつなげるので、that以降には主語と述語がある文が続くよ。
まずは日本文を見て、主語と述語の組み合わせを2つ探そう。

「私は彼が先生だったことを知っている」これって2つの文が隠れているんだけど、探せる?
文1:私は知っている
文2:彼が先生だった

じゃこれを英語にしてみよう!
文1:I know.
文2:He was a teacher.

ふたつの文章を接続詞thatで繋げて、英文を完成させよう!

I know that he was a teacher.

上記の説明でthat節については理解できてすっきりしたそうです。

それではこんな混乱を避けるために、どうすべきだったのでしょうか?
それは基本である接続詞の働きを説明して、文の構造を見極める力を普段から養っておくことだったと思います。

英文なり日本文を与えた時に、どこが主語かどれが述語かを見極めるようにトレーニングしておけば避けられた混乱です。

日本語を読む時にはイチイチどれが主語?とか考えずに読み進められますが、英語となるとどれが主語でどれが述語なのかを意識して読まなければ正確な読解はできません。
もちろん、英作文もできません。

いきなりはできない

とは言え、急に「主語」「述語」を見極めることはハードルが高いです。
塾によっては敢えて「主語」とか「述語」とかの言葉を避けて、説明しているところもあるかも知れません。

ですが、私の場合は、小学生のうちからこの「主語」「述語」を意識させています。(というか無意識に主語と述語を探すように意図的に持って行っています)

その理由はどうせどこかでつまずくからです。

今回の中3のように、受験生になってつまずくのか?(とはいえ、to不定詞とthat節は中2の範囲なので、中2でつまずいていたと思います)

高校生になって、大学受験の時につまずいてしまうのか?

いつかは分かりませんが、「なんとなく分からない」という状態はずっと続いていくのだと思います。

そのモヤモヤが心の中で「英語苦手」という意識になり、無意識に英語の学習時間が減ってしまうのかと思います。
まさに悪循環。

いろいろな先生のいろいろな教え方

いろいろな先生がいて、それぞれ教え方を持っています。今回も触れましたが「主語」とか「述語」とかの言葉を敢えて使わない先生もいます。

・分かりやすいを優先するために、簡単な問題だけを教える先生。
・発展的な内容も教える先生
分からない所を生徒に聞かれるとキレそうになる先生。

どちらかと言うと、私の場合は先を見越して発展的な内容も伝えるようにしています。

もちろん生徒の理解度、集中力、英語への意識によって変えています。
それが出来るのも個人指導だからです。

集団授業でもできる子はいますが、できない子もいます。
出来ない子はは塾に見捨てられてしまって、小まめな指導が行き届いていないことも多々あるようです。

塾選びは大変です。
選ぶ際には先生との相性も大事です。

私も2児の親として、子どもにマッチした塾を探すのはとてつもなく大変だろうと今から予想しています・・・。

まずはそろばん塾を探そうかな~と思っています。

成田市囲護台・香取市佐原でレッスンを行っています。
ご興味がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

今日は以上です!

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