皆さん、こんにちは!
今日は4月なのに強い日差しが出ている朝で、少し気分が上がりました。
さて、今日書いてみるのは「意訳」についてです。
ちょっと批判が来そうで怖いですが、思い切って書いてみます。炎上したらこの記事はすぐに非公開にしますので悪しからず(笑)
意訳にももちろん良い所があります。この記事では英語学習に対する弊害です。(←必死な防衛線)
それでは行きましょう!
今日もよろしくお願いします!
成田市囲護台・香取市佐原で個別レッスンやってます
頑張ること、頑張り切ることを伝えています。
意訳が英語を分からなくしている?
英語が分からない理由には、単語を知らないとか、文法が分からないとか、いろいろとあると思います。
その中でも、意訳が特に英語の感覚を鈍らせてしまっているんじゃないかと思います。
意訳というのは、英語を綺麗な日本語に訳したもので、日本語として自然できれいな文です。
でも英語と日本語は全く別の言葉。
そんな英語を日本語に置き換えただけでは、綺麗に変換できるものではありません。
だから日本語に訳す時に、英文の意味を維持しつつ、表現を変えて日本語として自然で分かりやすくしています。
もちろん、意訳で英文の大まかな意味をとることもできるので、100%悪というものではありません。
でも、日本語と英語では語順も違うので、「なんでこの日本語がこんな英文になるの?」とか「なんで辞書のこの言葉が、ここではこの意味で使われるの?」とかいろいろと納得できない部分が生まれてきてしまいます。
こんな納得できないモヤモヤを言葉にして私に聞いてくれたら、「この日本語は実は少し変えてて、英語そのままの意味だとこうなるよ。それを綺麗な日本語にすると、ここに載っているような日本文になるね」って説明することもできます。
でも、中学生くらいだと、分からないモヤモヤを言葉に表せなくて、聞くこともできず、納得感がないまま、「とりあえず覚えとこう!」となってしまいます。
まぁそのまま覚えることも良いですが、応用が利かない知識になってしまうかもしれません。
一般的な問題集も難しく感じてしまう
私の塾では塾用の教材以外にも市販教材を使ったりします。
毎回のレッスンでは、その日のターゲットの文法事項を説明した後、問題集を使って説明した内容を理解するために、問題集に取り組んでもらいます。
英作文や空所補充、並び替え問題がメインです。
ただ、そんな問題も意訳され過ぎていて、どんな英文にすればいいのかが、とっかかりがつかめない子もいます。
例えばこの日本文↓を英語にする問題です。
「駅に着いたら、電話してください」
日本語は主語が無くても通じますが、英語はそうはいきません。
だから、自分で判断して英訳する時に「主語はIかな?だったら、述語動詞はこれで、おっと、2つの文だから接続詞を使ってくっつけて・・・。」と言う風に英文にしていきます。
最終的にはこのレベルが必要ですが、初めて習った文法事項で、ここまで隅々に気を配るのはなかなかハードルが高くて、お子さんによっては、強い抵抗感、難しいと感じて苦手意識を強める原因になりかねないと思っています。
意訳なので、自分で言葉を補いながら英文にするのはもう少し理解が進んでからやれば十分です。
(繰り返しますが、最終的には自分で主語を補ったりして英文を作る力は必要です。)
それと未だに英文和訳の問題があります。
英文和訳では自分がいかに英語を知っているかをアピールする場ですので、自然な日本語訳が求められます。
知識を無意識に使える知識にするために
当塾でも市販の問題集を使った演習を行います。
新しく習った項目を定着するために、
① 問題を解く。いて
② 私が採点する。なぜ間違ってしまったのか?ここを間違ったということはこの知識があやふやだから、そこももう一度触れておこう!
などと個人にあった解説していきます。
それが終わったら、意訳ではない直訳を使った日本文で、英語への変換トレーニングをしてもらいます。
英語そのものを理解できるように、意訳の弊害を理解し、英語の語順、英語の感覚を身に付けれるように、私が作ったオリジル教材です。
やり方は簡単です。
- 日本語を見て、すぐに英語を言ってもらいます。
- 書くことはしません。口頭で言ってもらいます。
口頭で言ってもらう理由は、書くよりも口頭で言う方がはるかに難しいからです。
書いていると、その分時間がかかるので、考える時間も生まれますが、口頭でいうとなると、脳をフル回転させて習った知識を使って英文を作り上げなければなりません。
負荷が高いですが、繰り返していくうちに、すぐに英語を言えるようになっていきます。
最初は私の解説で習った文法を思い出しながらやりますが、繰り返すうちに文法を考えなくても、正しい英文が作れるようになっていきます。(というか、なるまでやります。でもだいたい数分です。)
更に、何度も繰り返すうちに単語も覚え、発音も指摘するので、発音も改善していきます。
もちろん、単語も書けなければならないので、それは別の小テストでカバーしていきます。
塾でたくさん間違えて欲しい
このまんまなのですが、塾で問題を解く時は間違えたって良いんです。だって間違えて学ぶことの方が多いからです。
たくさん間違えて、解説されて、理解して、よ~し完璧に理解できた!と思って次の問題解いたら、また間違えて。
良いんです。
創造と破壊!
これです。
理解していたと思って、次に難しい問題をやってみると、また間違える。また解説してもらって、深く理解する。
こうやって少しずつ理解を深めていくスタイルです。
誰もいきなり深い理解に到達できません。
これを繰り返さずに、一歩も二歩も前に進めません。
だから間違えたって平気です。
恥ずかしがらずに、私に聞いて欲しいと思っています。
ひとりひとり理解力もつまづくところも違います。生徒によっては聞けない子もいます。だから個別でやっているんです。
ちっちゃい塾で英語を教えていますが、自分が生徒たちの将来を左右することだってあります。だからこちらも真剣です。
英語を武器に受験や社会で生き抜けるように指導をしています。
成田市囲護台・香取市佐原でレッスンを行っています。
ご興味がございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。
しつこい勧誘は一切しませんので、ご心配なく。