IELTS9.0満点講師による英検ライティング添削

【内申点UPのポイント】相対評価?絶対評価?今の成績の付け方を理解しておこう

ここ数日千葉県高校入試について書いてきました。
その続きとして、5段階評価についてもまとめようと思います。

私世代(?)だと成績は相対評価でつけられていました。
相対評価なので、5がもらえる人数、4がもらえる人数・・・と人数に枠がありました。
だから、学年にずば抜けた天才がいると、彼らに5を総取りされて、毎回4っていう教科も多かったです。
そりゃ頑張ってテストで学年1位になれば、5がもらえるでしょうけど、上には上がいるので、なかなか1位も取れませんでした。

時代は変わって今は絶対評価で成績が付きます。
相対評価とは違い、5の割合は決まっておらず、目標以上の学力が得られれば、5がもらえるようになっています。
これなら頑張りようがありますね!

と言う訳で、今の成績について書いていきます。5段階の成績は高校入試でもいわゆる内申点として使われますので要チェックな記事です!
どうぞ最後までお読みください

それでは行きましょう!

英語専門塾 ステューディアス

成田市囲護台・香取市佐原で個別レッスンやってます

子ども達に英語を使える未来を提供することが使命です。

頑張ること、頑張り切ることを伝えています。


相対評価・絶対評価

昔と違い、今は絶対評価で成績が付けられています。
まずは絶対評価と相対評価について簡単に説明します。

相対評価とは?

親世代では相対評価で成績が決められました。
相対評価ですので、自分と他の子を比較して相対的に決まるものです。
他の子が超レベル高かったら、低い成績しかもらえません。
逆に周りの子よりもいつも良い点数を取っていたら、5がもらえました。

そして、5がもらえる割合も決まっていました↓

評定割合累積割合
57%7%
424%31%
338%69%
224%93%
17%100%

例えば、100人いたら5がもらえるのは7人。4がもらえるのは24人。そんな風に決められていました。

また、3をもらえれば、おおよそ真ん中に位置していて、できるわけじゃないけど、できないわけじゃないってイメージだったと思います。

ただし、昔の「3」と今の「3」もだいぶ違うので要注意です。詳細は後ほど書きます。

絶対評価

続いて絶対評価。
こちらは設定された目標への到達度から成績が割り出されていきます。
目標に到達していれば、誰でも5がもらえます。

評価項目は

  • 知識・技能
  • 思考力・判断力・表現力
  • 学習に取り組む態度

の3つになります。

学校の定期テストを見ると、解答用紙の各欄の隅に「知識・技能」とか「思考力・判断力」って書かれていたりしますね。
これは評価項目として載せている訳ですね~。

高校入試で内申点として使われる

続いて高校入試でよく聞く内申点についても触れておきます。

高校入試では以下の3点で合否が決まります。


① 受験当日の試験結果
② 調査書
③ 学校独自の検査

内申点はどこに書かれるかと言うと、②の調査書に書かれます。

内申点は各教科の5段階評価を足したものです。
しかも、1年生の時からの分も含まれます。

中学校では英国数社理の5教科と音楽・体育・美術・技術家庭の4教科を全て足します。

9教科すべてで5をもらえていれば、9×5で45点です。
これが中1、中2、中3の3年分ですので、45×3=135点が満点になります。


例えば佐原高校では、内申点に特別活動が加点(15点)が加点されて、調査書の配点は150点になっています。(令和5年入学の場合)
https://cms2.chiba-c.ed.jp/sawara-h/prospectus-1/examination/?action=common_download_main&upload_id=9576

入試の前に135点持っている子もいれば、100点持っている子、50点持っている子のように差が生まれています。

絶対評価の成績分布。何人くらいが5をもらってる?

すでに書いた通り、従来の相対評価では5は7%というように、もらえる生徒の割合がきまっていました。
ですが、絶対評価では目標を達成すれば良いので、割合はありません。

でも実際はどのくらいの人が5をもらっているのでしょうか?
知りたくないですか?

実はこれ、公表されています。
しかも中学校別に。


ただし3年生の成績だけです。
https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/shidou/press/2022/koukou/040701bunpu.html

例えば、香取市のとある中学校は以下のように公表されています。

分かりやすいように、英語(外国語)の部分を抜き出してみましょう。

評価割合累積割合
532.2%32.2%
418.6% 50.8%
336.1%86.9%
29.8% 96.7%
13.3%100%

どうですか?ちょっとびっくりしませんか?5の割合多くないですか?

これはあくまでもある中学校の例ですが、5が32.2%もあります。4の18.6%と合わせると、この時点で50%を超えます。

学年の半分の生徒は5か4をもらっていることになります。

むしろ3は全体の50%以下~約87%に位置する子になりますので、中盤から下位層になります。

昔私の世代の絶対評価では3と言えば、真ん中。凄くできるわけじゃないけど、できないわけでも無い。平均というイメージでした。
ですが今3をもらうことは、できない層に片足を突っ込んでいる状況とも言えそうです。

お子さんの成績表に3があったら、危険信号。何かしら状況を変えるためのアクションをお子さんと話し合う必要があると思います。

どうやったら5がもらえる?

絶対評価の評価基準までは分かりませんが、おおよそ見当は付きます。

  • 「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」はテストの結果から
  • 「学習意欲」は提出物をしっかりだしえいるか、グループ活動に積極的にやるか、先生に文句を言わずに意欲的に学習しているか


こんな感じでしょうか。


ちょっとね、「意欲的に学習しているか」とかは先生の主観によって決まりそうですよね。
残念ながら、不公平と感じることもあるかも知れません。
嫌な言い方ですが、「気に入っている子」「気に入らない子」の差によって、成績の付け方が変わることもありそうです。

でもこれも社会の縮図です。

働くようになって、上司に気に入られて出世する。

こんな話、そこら中にありふれています。

学校の先生も人間です。
時には無意識のうちに感じているものが成績を決める際に出てしまうかもしれません。
そんなもんです。

でも、「先生が何を考えているか?」社会に置き換えて会社であれば「上司がどうしたら喜ぶか?」を考えるようにすれば、将来役に立つのではないでしょうか?

求められていることを観察することも世知辛い社会を生き抜くためには必要じゃないかと思います。良い悪いは別にして。(←強調。そんな社会いやだけどね。)

ちょっと最後は個人的な意見になってしまいました。
親御さん世代で共感して下さる方がいたらと思っています。

成田市囲護台・香取市佐原でレッスンを行っています。
英語をしっかりと身に付けて、自分の武器にしたい方は遠慮なくいつでもご連絡ください。

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