皆さんこんにちは!
昨年入塾して英検2級に合格した中学生たちに英字新聞を使ったレッスンを始めています。
ここまでとんとん拍子で3級→準2級→2級と駆け上がってきましたが、準1級は腰を据えて取り組むことにしています。
準1級に合格するためにも、本物の力を付けた上で余裕の合格を勝ち取って欲しく、そのために取り入れたのがが英字新聞の読解です。
今日はこの英字新聞を使ったレッスンについて、書いてみたいと思います。
成田市囲護台にある英語専門塾代表
頑張ること、頑張り切ることを伝えています。
英字新聞を使ったレッスンをしていて、感じたメリットをいつくか挙げてみます。
- 社会問題が英語でどう表現されるか学べる
- 生きた英語を通じて学習意欲を高める
- 大学入試対策にも役立つ
世間を騒がしているあの事件が英語でどう表現されているのかを知ることができます。
例えば「闇バイト」って英語でなんと表現されたと思いますか?
「Shady part-time job」
shadyは「疑わしい」とか「胡散臭い」という意味です。
まさしく「胡散臭いバイト」ですね。
これは一例ですが、「へ~、この日本語って英語でこんな言葉で使われているんだ~」という発見があり、読んでいて楽しいです。
個人的にはこれが英字新聞をレッスンに使っている一番の理由です。
「学校英語は無駄!」
「受験英語は使えない!」
そんな意見がありますが、そんなこと無いって証明できるからです。
英字新聞の英文だろうが、参考書の英文だろうが、読み方は変わりません。
構造を把握し、語順の通りに読み進める。
英字新聞だからって特別なこともありません。参考書や学校で習ったことがそのまま適用できます。
学校で習った数学の方程式を普段の生活で使うことはまれですが、英語に限っては学んだことがそのまま使える科目です。
そういった視点からも、「やっていることが無駄ではない。将来に続いている」って感じてもらえることで、更に学習意欲を高めてもらうことを狙っています。
英字新聞特有な部分もあります。
例えばタイトルです
be動詞が省略されるなど英字新聞特有の書かれ方があるので、これは別途説明しています
今大学受験生も数名指導している中で、大学別の過去問演習をしています。
その過去問でも英字新聞がそのまま引用されていることをよく目にします。
なので、英字新聞に日ごろから慣れて読解力を養っておくことは、そのまま受験対策にもなります。
オンラインでも読める英字新聞はいろいろあります。
一部ですが以下に日本の出来事を英語で読めるサイトを紹介します。
- THE JAPAN NEWS
https://japannews.yomiuri.co.jp/
英検2級から挑戦してほしい - The Japan Times
https://www.japantimes.co.jp/
英検2級から挑戦してほしい - The Mainichi
https://mainichi.jp/english/
この中では一番易しい。記事によっては日本語の関連記事のリンクあり - NIKKEI ASIA
https://asia.nikkei.com/
レベル高め - Japan Today
https://japantoday.com/
レベル高め
The Mainichiが読みやすいと思います。
他にはThe Japan TimesやJapan NEWSも比較的読みやすいので、挑戦したい人はサイトをのぞいてみてください。
あとは、オンライン英会話のDMMが作っているディリーニュースもお勧めです。
https://eikaiwa.dmm.com/app/daily-news
記事を読んだ後にQ&Aがあり、記事について自分の意見をまとめる良い訓練になります。
ただし、自分の意見を英語にしたら、必ず英語ができる人に添削をお願いしましょう。
添削なしでは何が間違いなのか気づけずに、上達が遅れてしまいます。
Daily Newsで思い出しましたが、NHKの語学講座の「ニュースで学ぶ現代英語」もお勧めです。
https://www.nhk.jp/p/rs/77RQWQX1L6/
こちらは準1級合格以降に使うのが良いかと思います
さて、どのくらいのレベルになったら英字新聞を使ったレッスンをすべきなのでしょうか?
私としては目安が2級以上かと思います。
準2級ではまだまだ文法も完ぺきではないでしょうし、そこまで複雑な構文に慣れていないので、英字新聞を読もうとしても、負荷が高すぎて続けられないと思います。
2級に合格していれば、基本的な文法は一通りやっているので、あとは英字新聞の文章を見ながら、知識の復習と整理をすることができ、指導者の下読めば効果を最大化できるはずです。
英検2級に合格したら英字新聞に挑戦!
少し自分の体験も書いてみます。
数年前ですが、毎日英字新聞の第一段落だけ毎日読み続けたことがあります。
上で示した英字新聞のサイトを毎日変えて読んでいました。
当時は半年に1度くらいTOEICを受験していたのですが、この毎日一段落を続けたところ、920点くらいをさまよっていたスコアから950点に上がりました。
特にTOEICの受験のために特別何かしたかというと、一日一段落以外はしていません。
なので、この伸びは英字新聞を毎日少しだけ読んだ結果だと思います。
たった30点?
って思うかもしれませんが、900点台で点数を上げることは、500点台で30点あげるのとはかなり違います!
さて、当塾でどうやって英字新聞を使ったレッスンをしているかというと、基本は「読解トレーニング」の素材として使てっています。
普段やっている読解トレーニングと同じ要領です。
- 構造をつかむ
主語、述語を見抜く - 和訳する
英語の語順で日本語としては少し不自然でOK - 添削を受ける
英文の通りに意味を把握できているかを一緒にチェック
手を動かして考えて、和訳してもらうと、こちらとしては「どう考えているのか?」「どう読み違えたのか?」がはっきりわかります。
なので少し時間はかかりますが、文字として書いてもらっているわけです。
どうやって考えたのか、頭の中は見ることができないので、和訳からどう考えたのかを見抜いて、弱点をつぶしていきます
オンラインではiPadを共有してこんな風に関連知識も一緒に再確認しています
英字新聞を使うと、教科書や参考書で習ったことが実際に「生きた英語」でも通用することが実感できます。
一部では「日本の英語教育は失敗だ」といった意見もありますが、学んだ知識を活用して英字新聞が読めることが何よりの証拠です。
ニュースで聞いていたりして背景知識がありますし、英文の難易度も確認してレッスンに利用しているので、難しすぎてツライなんてこともありません。
今のレベルより少しだけ高い素材に挑戦し、試行錯誤を繰り返すことで、より深い理解と実力が身につきます。
英検2級に合格したら、ぜひ英字新聞に挑戦してみましょう!
こんなレッスンもやってますよ的な記事になりましたが、塾生の英語力をどうやったらもっと上げられるかばかり考えています。
もしもご興味がございましたら、お気軽に体験レッスンをお申し込みください。
今日は以上です!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。