英検3級 一発合格ガイド|高校入試にも活きる!勉強法とステップ完全解説

こんにちは!
英検3級は、中学卒業程度の英語力が問われる試験です。リーディング・リスニングに加えて、ライティングと面接(スピーキング)も加わるため、英検5級・4級よりもぐっと実践的になります。

このページでは、英検3級に”一発合格”するための勉強法や教材、スケジュールの立て方、面接対策までしっかり解説しています。

保護者の方にも役立つ情報をわかりやすくまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください!

英語専門塾 ステューディアス

成田市囲護台にある英語専門塾代表

子ども達に英語を使える未来を提供することが使命です。

頑張ること、頑張り切ることを伝えています。

英検3級は、高校入試での活用も非常に多く、内申書の加点や出願条件に使われることがあります。
そのため、遅くとも中学3年の秋までに取得しておきたい級といえます。できれば中学2年生のうちに合格しておくと、より余裕を持って準備が進められます。

英検3級とは
  • 対象レベル
    中学卒業程度(中3レベル)
  • 試験形式
    筆記(リーディング+ライティング)+リスニング+二次面接(スピーキング)
  • 合格点
    おおよそ正答率60%前後(CSEスコア制)
  • 試験時間
    一次試験 65分/二次試験 約5分(面接)

リーディングとリスニングに加えて、簡単な英作文(ライティング)と英語での面接(スピーキング)が入るのが3級の特徴です。

合格点とCSEスコアの目安

英検3級では、一次試験と二次試験のそれぞれにCSEスコアの合格基準が定められています。

  • 一次試験(筆記・リスニング・ライティング):1103点/1650点満点
  • 二次試験(スピーキング):353点/550点満点

スコアは正答数だけでなく問題の難易度なども加味されて決まるため、「何問正解で合格」という単純なものではありません。 平均的に約60〜65%の得点を目安にすると安心です。

一次試験(筆記+リスニング+ライティング)で約60%以上、二次試験(スピーキング)で同様に60%以上の得点を目指しましょう。

英検3級一発合格するための3つの力

英検3級では、リーディング・リスニングに加えて、ライティングやスピーキングといったアウトプット型の問題も加わります。
「知っている」だけでは通用せず、「使える英語力」が求められるのがこの級の特徴です。
ここでは、一発合格を目指すために、特に重要となる3つの力をご紹介します。

英検3級一発合格に必要な3つの力
  1. 基本語彙と文法を使いこなす読解力
    → 中学英語(現在・過去・未来・不定詞・比較・関係代名詞など)を読み取る力
  2. 理由まで書けるライティング力
    → 自分の意見+理由を2つ書く簡単な英作文が求められます
  3. 聞かれて答えるスピーキング力
    → 音読・質問に答える・自分の意見を言う、の3ステップをこなす練習が必要です

出題範囲と覚えるべき単語・文法

英検3級の語彙レベルはおよそ1300〜1500語が目安です。
文法は中学3年までに習う内容が中心で、実際の会話や文章で「使える英語力」が求められます。
また、英検3級のライティング問題は2種類あります:

  • Eメール形式:相手からの2つの質問に返事を書く形式(例:How will you go to the summer festival?)
  • 意見作文形式:1つの質問に対して、自分の意見とその理由を2つ書く形式(例:What month do you like the best?)

これらを意識して語彙や構文を覚えることが、得点に直結します。

スキル主な内容
語彙力中1〜中3レベルの単語、会話表現、日常生活・学校・社会に関する語彙(1300〜1500語程度)
文法知識現在完了・比較・受動態・不定詞・接続詞・関係代名詞など
ライティングEメール形式(質問への返答)、意見作文形式(意見+理由2つ)で25〜35語を使って構成
スピーキングイラスト音読・質問応答・自分の意見を述べる3ステップ形式。カードを見ながら行う面接方式

英検3級に一発合格するための勉強法

英検3級は、出題範囲も広く、4技能がバランスよく問われる試験です。
一見するとハードルが高く感じるかもしれませんが、正しい手順で取り組めば、必ず実力はついてきます。
ここでは、英検3級合格に向けて「何から始めるべきか」「どう進めていくか」を分野別に解説していきます。

語彙力強化

英検3級の筆記試験では、語彙と文法の力が合格の土台になります。
読解問題や英作文、リスニング理解にも直結するため、最初の段階でしっかり身につけておくことがとても大切です。

語彙・文法の強化のポイント
  • 出題範囲の単語は毎日計画的に覚える(例:週60語×20週)
  • 文法は中学3年間の総復習を意識(比較、不定詞、完了形など)
  • 長文読解にも対応できるよう、例文音読を取り入れる

ライティング対策

英検3級の一次試験では、英作文が2問出題されます。
1つ目はEメール形式で、相手からの質問に英語で返事を書くものです。
2つ目は意見を述べる自由英作文で、自分の考えとその理由を2つ、英語で書きます。

どちらも25語〜35語で書くことが求められますが、型を覚えて練習を重ねることで、確実に対応できるようになります。

  • 【Eメール問題の例】 Anna: Where will you go during your spring vacation? And who will you go with? 回答例:I will go to Kyoto. I will go there with my family.
  • 【意見論述の例題】 Do you like to study English at school? 回答例:Yes, I do. First, I can learn many words. Second, my teacher is very kind.

どちらの問題も、「型を覚える」→「真似して書く」→「自分の言葉で書けるようにする」のステップで取り組みましょう。 書き慣れていないと難しく感じるかもしれませんが、パターンを覚えて練習を重ねれば、誰でもしっかり対応できるようになります。

ライティングのポイント
  • 「Do you …?」の形式にYes/No+理由2つを添えるパターン練習
  • 模範解答を真似る → 自分で書く → 添削する の3ステップ
  • 時制・主語動詞一致に注意しながら、正確に書ける練習をする

リスニング・スピーキング対策

リスニングやスピーキングは、感覚的な力に思われがちですが、ポイントを押さえて繰り返し練習することで、確実に伸びていきます。
特に面接(スピーキング)は対策の差が出やすいので、事前に形式や流れに慣れておくことが大切です。

リスニング・スピーキングのポイント
  • 過去問リスニング音声を活用し、毎日聞いて音読
  • 面接は練習あるのみ!カード音読→質問→意見の3ステップを繰り返す
  • 模擬面接は家族や先生とシミュレーションすると効果的

合格のための勉強ステップ(5ヶ月プラン)

「何を、いつ、どのくらい取り組めばいいのか?」
英検3級の対策を始めると、最初にこの疑問にぶつかる方も多いと思います。
ここでは、英検3級に一発合格するために必要な学習内容を、5ヶ月間で無理なく進められるように段階的にまとめました。
日々の積み重ねでしっかり力をつけていけるよう、ぜひ参考にしてください。

習慣化のコツ
  • 朝食前・夕食後など「学習ルーティン」を決める
  • ごほうびシールやカレンダーでやる気を見える化
  • 1日ごとのミッションに分けて「できた感」を味わう

5ヵ月のモデルプランはこちら

1ヵ月目
語彙・文法の基礎固め
  • 語彙
    単語に毎日触れる
    1週あたり50語×4週(計200語)
  • 文法
    be動詞・一般動詞・現在形・疑問文・命令文
  • リスニング
    短い英会話を聞いて内容をざっくり理解する
2ヵ月目
中1・中2文法の応用と語彙拡張
  • 語彙
    単語に毎日触れる
    週60語×4週(計240語)
  • 文法
    過去形・助動詞can・比較・現在進行形
  • リスニング
    過去問のリスニングを解く→聞きこむ→聞いて意味が分かったら次へ
  • ライティング
    Yes/No+1理由で短い英文を書く練習開始
3ヵ月目
長文読解と構文強化
  • 語彙
    単語に毎日触れる
    週60語×4週(計240語)
  • 文法
    不定詞・接続詞・受動態など応用文法
  • リスニング
    過去問のリスニングを解く→聞きこむ→聞いて意味が分かったら次へ
  • ライティング
    理由を2つ添えた英文にステップアップ
4ヵ月目
ライティング集中+総復習
  • 語彙
    単語に毎日触れる
    週75語×4週(計300語)累計:980語
  • 文法
    頻出構文・熟語の最終整理
  • リスニング
    過去問のリスニングを解く→聞きこむ→聞いて意味が分かったら次へ
  • ライティング
    週2〜3本書いて添削→書き直しの反復
5ヵ月目
過去問演習+最終仕上げ
  • 過去問・総合問題
    筆記・リスニング・ライティングを本番形式で練習
  • 単語・文法
    弱点の見直しと最終確認
  • リスニング
    過去問のリスニングを解く→聞きこむ→聞いて意味が分かったら次へ
  • ライティング
    週2〜3本書いて添削→書き直しの反復

5ヶ月かけてじっくり積み上げた力は、必ず本番で発揮されます!

よくある失敗パターンと対策

英検3級では、4技能のバランスが求められるため、思わぬ落とし穴にハマってしまうことも。 ここでは、実際に多く見られる失敗パターンとその対策を紹介します。 “なぜ失敗したか?”を明確にしておくことで、回避しやすくなりますよ。

失敗例原因対策のヒント
英作文が文字数足りない理由を1つしか書けていない理由の型を決めて2つ書く練習を積む
面接で黙ってしまう質問形式に慣れていない模擬練習で型を体にしみこませる
過去問ばかり解いて伸び悩む理解の浅いまま繰り返している間違えた理由を記録し、苦手を分析して克服する
英作文に時間がかかりすぎる書く型が身についていないよく出るパターンで練習してタイム感を掴む
面接で沈黙してしまう質問に対する即答力が足りない音読+質問応答の練習を声に出して繰り返す

おススメの教材

「教材が多すぎて、どれを使えばいいのか分からない……」という方も多いのではないでしょうか。
ここでは、英検3級対策として本当に役立つと感じた教材だけを厳選してご紹介します。
目的別にまとめていますので、必要な分野に応じて参考にしてみてください。

単語でる順パス単3級頻出語+例文で効率的に覚えられる
文法英検3級をひとつひとつわかりやすく。基礎〜応用までしっかりカバー
ライティング英検3級ライティング大特訓
総合問題7日間完成 英検3級 予想問題ドリル仕上期に活用して、知識を整理
過去問英検3級 過去問リスニングCD付きで本番対策に最適
面接対策英検3級 二次試験・面接 完全予想問題本番形式で練習できるCD付き

STUDIOUSでのサポート内容

STUDIOUSでは、英検の合格だけを目標にするのではなく、「日々の英語学習を通じて、確かな英語力を身につけること」を大切にしています。
英検3級は、4技能すべてが問われる試験です。だからこそ、バランスよく力を伸ばしながら、生徒一人ひとりの課題に合わせてサポートしていきます。

サポート内容
  • 単語・文法の習得を最初から丁寧に指導(暗記の仕方・復習法まで)
  • リスニングとリーディングは専用プリントと音声トレーニングで反復練習
  • 英作文は添削+書き直しまで対応し、自力で書ける力を育てます
  • 面接練習は「本番形式」で何度もシミュレーション


👉 無料体験のお申し込みはこちら

次の目標や復習に:他の級の一発合格ガイドもチェック!

英検3級に合格したら、次は高校レベルの準2級に挑戦するのがおすすめです。 また、4級・5級でつまずいた経験がある方は、復習を兼ねて下位級のガイドも確認しておくと安心です。

▶ [英検準2級 一発合格ガイド(近日公開予定)]
英検4級 一発合格ガイドはこちら
英検5級 一発合格ガイドはこちら

まとめ

上位高校を目指す場合、準2級レベルの英語力は当たり前になりつつあります。
英検3級は、高校入試にも直結する実力をつけられる重要なステップです。次の目標として準2級を視野に入れながら、日々の学習を丁寧に積み重ねていきましょう。

毎日の小さな努力が、合格とその先の英語力アップにつながります。

今日は以上です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。